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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 あの『ダイ・ハード2』のレニーハーリン監督が、あのジャッキーチェンと組む。少し前なら『もうちょっとましな嘘つけよ』と言われそうな組み合わせがここにきて実現するとは。世の中何が起こるかわかりませんね。90年代は『作ったら壊せ!』でブイブイ言わせていたハーリン監督と、ハリウッドの大スターになったジャッキーチェン、果たしてその相性は。いや、そんなことよりも今年はこれで2本もジャッキー映画が公開されているという驚くべき事実。いや、今までだってあったかもしれない。6月の『レイルロード・タイガー』に12月の『カンフーヨガ』と、3月に一本ジャッキーの映画が見られるという幸せな時代。それにしても今年は何本劇場で香港アクショ映画を見てきたことか。

 
 そんな映画『スキップ・トレース』は、平日でもそこそこの人の入り。さすがジャッキー映画。
 
 お話は香港の刑事ジャッキー(しかし今まで何度、映画の中で半生をかけて大物犯罪者を追ってきた?)が、とある事件の重要参考人である詐欺師をロシアから連れ帰ってくるというバディものであり、ロードムービー。ロシアから香港までの珍道中に加え、ロシア、香港からの追手とのアクションも、もちろんふんだんに盛り込まれています。


 この手のロードムービー、バディものは飛行機乗ったらダメなんです。だって飛行機乗ったら、キャラやストーリーを掘り下げる前にすぐ着いちゃうから。もちろん、この映画でもそのセオリーにのっとり、空路を断たれたジャッキーはロシアからモンゴル経由で香港まで自動車をはじめ、馬、船、あるいは徒歩で陸路を進みます。終盤あっさり香港に戻るのは、まあ近かったんでしょうね。中国の地理には全く疎いので。そして予想外の長旅の間に相棒との友情らしきものも芽生えるのです。その相棒に扮するのは、とにかく顔が濃いジョニー・ノックスヴィル。ジャッキーに負けじと、ノースタントでアクションに挑んでますがほとんどが痛い目に遭うばかり。しかし、体張ってます。さすがジャッカス、そして顔が濃い。



 仲たがいしつつの香港への道中、モンゴルや中国の自然や珍しい風習が見れるのもこの映画の特色。中国の良さを映画でアピールする、それをフィンランドの監督に撮らせるとは。でもそれがいい意味での観光映画としても機能していたのではないか。さすがに観光地は爆破しませんでしたが。



 スピーディーで『面倒くさい所は端折れ! ついでに壊せ!』なハーリン監督の演出とジャッキーのアクションは実に相性がよく、お互いのいい所を譲りつつも、見せるところはしっかり見せている感じがしました。冒頭からジャッキーがカンフーで戦いながら家屋が大破壊、大爆発です。二人の持ち味がうまく絡み合ったのではないかと思います。



 複数の相手に立ち回るジャッキー、でかい男に振り回されるジャッキー、強いお姉さんと戦うジャッキーと、『いつかどこかで見たジャッキー』がちらほら見れるのもファンには嬉しいサービスなのか、はたまた偶然なのか。宣伝でも大々的にうたわれていたマトリョーシカを使った殺陣も、『WHO AM I?』でオランダで木靴を履いて戦ったシーンを思わせる。ジャッキーはその土地の名産を使うのが好きなんだなあ。ちなみに強くて美しいロシアのお姉さんはWWEのレスラー、イヴ・トーレス。そりゃ強いわけだ。



 
 旅の楽しさとアクションが存分に楽しめる一本でしたが、個人的にはモンゴルの村で突如始まるミュージカルシーンが非常に心地よいものでした。言葉は通じなくても歌と音楽で人は通じ合える、そんな気がしましたが、みんな英語で歌ってた。




 忘れた頃にジャッキー映画はやってくる。今年はまだあと一本待機中。体に無理がきかなくなってるかもしれませんが、それでもアクションをこなし続けるジャッキーチェンを、できるだけ応援したいな、と広く浅いファンは思うのでした。



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 前回、ハデハデな映画ということで『トランスフォーマー』を見に行ったわけですが、夏の本命映画はまだ残っていた。ふんだんに予算と技術を盛り込んだ、夏の2大アメコミ映画だ。正直、アメコミ映画には食傷気味なんですが、毎回『味付け変えたぞ、さあ食え』とばかりに趣向を凝らした新作がやってくるので、ついつい見に行ってしまう。さて、どっちにしようか……子供らに『スパイダーマンとワンダーウーマン、どっち見たいか?』と聞いたら『どっちも』と言われたので、先日、両方見に行くことにした。言われなくても、一人で両方見に行ったのですが、アメコミ映画みたいに派手なのは子供らと見に行くのが楽しいのです。その分、うんとお金はかかりますが。



 まずは『スパイダーマン・ホームカミング』。サムライミ版、アメイジング版に続き3度目のリブート。『またかよ!』と思う人も多いはず。自分もその『またかよ!』と思った一人なのですが、今回のリブート版では、あのアベンジャーズの世界観と融合することで新鮮味を増加、『またかよ! でもアベンジャーズに出るなら面白いかも』と思わせてしまうのです。スパイダーマン自体は昨年の『キャプテンアメリカ・シビルウォー』に登場済みなので、大まかな紹介は終わっています。この辺は世界観の統一されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ならでは。またまたクモに噛まれることもなく、ベンおじさんが強盗に殺されることもなく、その辺はさらっと流してスムーズにお話が進んでいくのです。今回の映画は第一話なんだけど、いつものヒーロー映画にありがちな
『①ヒーローになる前②ヒーローになる③活躍する④なやむ⑤活躍する』
の①と②をすっ飛ばしているので、非常に見やすい。すでにスパイダーマンとしてヒーロー活動を続けていたピーター・パーカー君は、憧れのアベンジャーズに入りたくって奮闘する、そんな内容。そこで調子乗ってしまうのも10代の少年ならでは。さらには学園ドラマの要素も大いに盛り込んで、今までのシリーズとは一線を画したものになっている。憧れの彼女と仲良くなるためには? 街の裏でうごめく悪党をどうする? いつになったらアベンジャーズに入れる? 悩み多き10代です。街の悪党退治とたまに起こる大事件、それに並行して進む日常。見ていて藤子不二雄先生の『パーマン』を思い出しました。



 
 今回のスパイダーマンスーツはトニースタークの作った、AI搭載のハイテクスーツ。アイアンマンみたいにいちいちナビがあれこれ教えてくれる仕様。でもそれってアイアンマンと一緒じゃない。なんだか手作り感がほしいよな(アイアンマンも手作りスーツですが。トニー社長はちゃんと機能を理解して着こなしている)、自分の知恵で危機を乗り越えてほしいよな。と思ったら、最後の最後に、ピーター・パーカーが本当にパーカーで頑張る展開にニヤニヤ。そうだよ、パワーアップすればいいってもんじゃないんだよ。



 
 今回の敵、バルチャー一味はアベンジャーズが散々やらかした後の異星人の超テクノロジーを使って悪事を働く。本当なら街の解体屋さんだったのに、職を失い、こうなった。アベンジャーズの後始末のために働き、それができないなら、彼らのおこぼれで悪事を働く。ここにも『アベンジャーズ被害者の会』がいた。本当はいい人なんだよ、たぶん。バルチャーを演じるマイケルキートンも元バットマンだったんだよ。だからこそ、金持ちで派手に暴れるアイアンマンとその仲間が許せない。というのは違うか。



 
 世界観が一緒なので、アベンジャーズやキャプテンアメリカに関する小ネタもちらほら。スパイダーマン映画だけど、キャプテンアメリカ、アベンジャーズの続編としても作らないといけないのは大変だ。それよりも、ピーターとトニー社長の繋ぎ役が社長の側近ハッピーだったり、ラストのあれであっと驚いたりで、『アイアンマン3』の後日譚的な要素もある。アべンジャーズではなく『アイアンマン3(マイベストアメコミ映画)』ね。


 
 スパイダーマンは次回のアベンジャーズ映画にも出るそうなので、楽しみなのですが、その時はぐんと若返ったメイおばさんもぜひ。


 そして翌日『ワンダーウーマン』へ。吹き替えの劇場が近所にないので、ちょっと難儀した。子供らには早く字幕にもなじんでもらいたいものです。



 こちらも昨年の『バットマンVSスーパーマン』にちらっと登場して、ヒーロー対決よりも話題を集めた人。今回はその前日譚、いかに彼女が世界を守るに至ったかを描いています。
 
 女だらけのアマゾン族の王女として生まれ(ゼウスが粘土で作ったので、たぶん不老不死)たダイアナが、ある日、島にたどり着いた連合軍のスパイとともに、人間界へ。時は第一次大戦終結の頃。ドイツ軍の毒ガス兵器を巡って、人間を守るためにダイアナが立ち上がる、というのが大まかなあらすじ。
 これもいわゆる『ヒーロー第一話』なんだけど、ダイアナはすでに戦士としての訓練を受けているので『すでに出来上がっている』状態。あとは彼女がいかに人間を守るのか、そしてその秘めたる能力をいかに使うのか、に焦点があてられる。
 
 大都会ロンドンで、見るもの触れるものがすべて新鮮なダイアナが無邪気で初々しい。無邪気で純真無垢だからこそ、悪に対してはまっすぐに怒りを、正義を行使する。しかし、いざ戦場に立つと、恐るべきその身体能力を駆使して戦う! アニメ版デビルマンのエンディングじゃないけど『人の世に愛がある、人の世に夢がある、この美しいものを守りたいだけ』、ダイアナは戦う。ワイヤーもCGも使ってるし、アクションシーンではその動きをことさら強調するようにスローになったりするけど、ダイアナ役、ガル・ガドットの走ってる姿が美しい。もともとお美しい人ですが、走る姿がさらにビューティ。銃弾の飛び交う中をよけることもなく走って走って、そしてドーン! だからこそアマゾネスの島での訓練シーンはそういった演出をほとんど使っておらず、生々しさと力強さが伝わってくる。その後のドイツ軍VSアマゾネスといシーンで、アメコミよりも昔はやったアマゾネス映画を思い出す。お姉さんが集団で男相手にドーン! 



 
 ダイアナに協力する独立愚連隊みたいなポンコツ兵士たちもどれもキャラが立っていていい。PTSDの射撃の名手、インディアン、スパイに語学に堪能な潜入名人。百戦錬磨の猛者、というよりも今までこそこそと戦場から逃げ回っていたようなはみ出し者たち。そこに人間界からのはみ出し者のダイアナが加わってうまくバランスが取れている。歌はうまいが銃が撃てない射撃の名手に『あなたがいないと誰が歌うの?』と相手の長所を認め、否定をしないダイアナ。戦場のほんのひと時の安らぎに、見ているこっちもほっとする。
 


 このままポンコツ兵士と一緒のドイツ軍の野望を打ち砕くお話でもよかったんですが、お話は壮大な方向へ。そうだった、この人、神話世界のひとだった。でも、それがあるから今のダイアナが出来上がったわけで、そしてジャスティス・リーグにもつながるのか。
 殺陣使ってるなら投げればいいのに、と思いましたが、それは別のヒーローになってしまう。予告で散々流れていたけど『本編では流れないでしょ』と思っていた、かっこいいワンダーウーマンのテーマも劇中ではしっかり流れておりました。音楽は大事なのです。



 アメコミ映画はやたらと『原作では……』『ヒーローとしての苦悩が……』とか語られがちですが、それはそれとして、ピーター君がスカッと一皮むけて、きれいなお姉さんが戦車持ち上げてドーン! で面白かった! でいいじゃないですか、コミックってもともとそういうものでしょ。いかにポップコーンがおいしく感じるか、ですよ。


 そしてまた、ぞくぞくやってくるアメコミ映画に『またかよ!』と思いつつ期待をしてしまうのです。

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 旅行もウルトラ大全集も終わってしまい、夏が終わったなあと思う今日この頃。ついでに言えば『けものフレンズ』の再放送も終わってしまった。



 そういや、今年の夏は派手な映画がどかどか公開されたのに、一本も見てなかったよ。結局『パワーレンジャー』も見逃してしまった。このままじゃいけない気がした。というか、久々に派手でバカバカしたハリウッド映画を見ておきたい。という事で上映終了が近いものから順に見ようと思い『トランスフォーマー・最後の騎士王』へ。



 あのアニメをどうやって実写映画にするんだ? という疑問を軽く超えて『おお、すげえ!』と思った第一作から数えてもう5作目。毎回毎回地球の危機と明らかにされるトランスフォーマーの秘密と大爆発で、もうどれがどの話だったか覚えていない。その上に新作を見るから、さらにややこしくなってしまう。巨大ロボット実写映画を見れるだけでもありがたいと思うんですがね。


 
 今回は歴史の陰にTFあり、という事でアーサー王伝説を絡めた内容に、毎度おなじみ地球の危機とTFと共闘、あるいは反目する人類の姿を描く二時間半オーバーの大作。いきなりアーサー王の物語から始まり、前作の続きで、お尋ね者になった主人公に、人間に隠れて暮らすオートボットたち、そして地球を滅ぼしかねないキーアイテムの登場、サイバトロン星の激突、オプティマスプライムの闇落ちとか、しゃぶしゃぶにすき焼きぶっこんで『同じ鍋料理だろ!』と開き直るかごとき盛り込みっぷり。



 3分に一回爆発が起きるので、見ていくそばから忘れてしまうという恐ろしい映画。そういや久々にオプティマスとメガトロンが戦ってたなあ。


 もうトランスフォーマーが出ていれば何やってもいい、みたいな感じで冒頭のアーサー王とかクライマックスとか、ベイ監督は合戦、戦争映画やりたかったんじゃないの?と思ってしまう。


 日本のヒーローものを見ているものからすれば、闇落ちしてからのオプティマスの再登場が長いのと、正気に戻るまでが短かったな、とかメガトロンが人間を脅して解放させた凶悪なディセプティコンたちの扱いが雑だった、この映画にはそういうこと言うのも野暮なんですね。


 前作から引き続き登場のダイノボットや、腕のあるメカキングギドラとか、怪獣ロボが出ると嬉しくなります。というか、そこしか覚えてないかも。


 この映画最大のよかったところはあれだけCGバカバカやって、火薬ドッカンドッカンやって2時間半越えだからさぞかしエンドクレジットが長いんだろうな、と思ったら、あっさり終わったところ。空気の読める男だ、ベイ監督。
 

 という事で、次回はDCとマーベルのヒーロー映画を見たいな、と思うのでした。
 

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 祇園祭、大文字の送り火に並びすっかり京都の夏の風物詩となりつつある、京都みなみ会館・京都怪奇映画祭ナイト。今回で4(死)回目となります。



 毎回、古今の怪奇映画を上映するこのイベント、今回は『学校の怪談』『東海道四谷怪談』『魔界転生』の3本+α。個人的にはフェイバリット時代劇『魔界転生』が入ってるのが嬉しい限り。いつものうろ覚え新聞も魔界転生率を多めに書いてしまった。




 
 ゲストには『学校の怪談』の平山秀幸監督。怪奇、ホラーの監督というよりも『エベレスト』『愛を乞う人』等々、一般映画の方で知られる大ベテラン監督である。そんな監督にトークの司会が務まるか? いつものように緊張していたが、実際にお会いすると平山監督は実に気さくで、打ち合わせも実にスムーズ。いや打ち合わせというか『東海道四谷怪談』がいかに怖いか、で盛り上がる。監督『こんなのあるんだ!』とうろ覚え新聞を手に取られましたが、すみません。ほんとしょうもない事ばかりかいてすみません。



 トークでは色々と楽しいお話、撮影秘話を聞けた……はず。司会はいつものようにアップアップだったのです。何とかトークも終わり、サイン会へ。公開当時少年少女だったファンが目を輝かせながら列に並んでいる。あの時、平成ゴジラ、モスラシリーズに並んで『学校の怪談』は子供たちにとってちょっとしたイベントだったんだな。


  
 そして監督と一緒に『学校の怪談』上映。エンドタイトルで巻き起こる大拍手。そして全員参加の記念撮影。この時、一つ目小僧の恰好をしていたのですが、他に誰もホラーな仮装をしていなかったので、こっそりと。今回も失敗した。



 
 休憩をはさんで今回のオマケ『白獅子仮面』上映。去年に続きまたかよ! そうだよ!京都が作ったあの不思議な変身ヒーローをまたやるんだよ! 平山監督をホテルに送り届け、戻ってみると、白獅子仮面が半裸の一つ目小僧軍団と戦っていた。チャンバラには慣れた京都のスタッフも変身ヒーローの殺陣というものに苦心している、そんな感じがした。しかし、そこがまた魅力でもある。そしてそのまま『東海道四谷怪談』へ。同じ江戸時代の物語でもこんなに違う。

 
 冒頭の伊右衛門が婚約者の父を斬り捨てる長いワンカットで、心つかまれる。そして真夏の江戸を舞台に展開される人間の業と怨みの世界。やはり、怖い。今まで見た数少ない怪奇映画の中でも最も怖い。気を許すと、そこにいる恐怖。そして迎える美しい結末。これを短期間で作り上げることができたのは中川信夫監督の手腕もさることながら、時代劇、プログラムピクチャーを大量生産していた時代だからこそなりえたのだろうな、とぼんやり思った。

 
 そして最後に『魔界転生』。80年代、時代劇の制作本数が少なくなっていた時代、だからこそ生まれた傑作。時代劇の東映と、映画界に新風をまきこ起こしていた角川映画ががっちり手を組んだ伝奇時代劇。千葉真一の柳生十兵衛に沢田研二の天草四郎というキャスティングでこの映画は成功した、と言っても過言ではない。幕府転覆を目論む魔界衆対隻眼の剣豪、という胸躍る内容。十兵衛対宮本武蔵、柳生但馬という夢の対決。柳生但馬を演じる若山富三郎の炎の中でも衰えることのないキレッキレの殺陣。すべてが素晴らしい、とかなんとか新聞にも書いたのですが、実際見直すと中盤がちょっとダレ気味。真田広之の青年忍者、いらないんじゃない? あれがなければもっとスピーディーに話が進んだのでは? と思わなくもない。とはいえ、クライマックスの江戸城大炎上の大チャンバラは圧巻なのであります。よくあんな無茶苦茶をしたもんだ。


 映画が終わると外はすっかり青空が。オールナイト明けの体を引きずり帰宅すると、仮眠もそこそこに娘とプールへ。曇天ではあったけど、体のあちこちがひりひりしていた。おそるべしはオバケや怨みよりも紫外線だった、というオチ。それでいいのか?
 

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 昨日『ローガン』を見たのは会員割引の日だったからなんですが、行ってみると今週いっぱいまで会員割引ウィークとのこと。なんでそういうことをもっと大々的に言ってくれない! じゃあ、今日も格安で映画見るよ、今日も休みだからな、まるで無職の人みたいだよ!


  
 と、いう事で『レイルロード・タイガー』を。ジャッキー映画なのに、2週間で上映終了という理不尽。先日はサモ・ハンの元気な姿を見れたから、今度はジャッキー・チェンであります。




 日中戦争真っただ中の中国、日本軍の物資を奪う、ジャッキー率いるゲリラ部隊。フィジカルなアクションは控えめだけど、戦車、列車アクションは盛りだくさん。横暴な日本軍に一矢報いるために、流通の要である橋を爆破するジャッキーたち。



 広大な中国大陸を走る機関車、ゲリラ、八路軍、とくればば『独立愚連隊』をはじめとする東宝の戦争アクションを思い出します。今回の映画はそれの裏焼き版ともいうべき作品。日本が悪者なのは仕方ないけど、将校を演じる池内博之のコミカルな演技もあって、それほど憎々しげには思えない。とはいえ、日本軍はボコボコ殺されますけど。
 助けた八路軍への義のため、自分の過去のため、日本軍に立ち向かうジャッキーと仲間たち、それに賛同し、陰ながら応援する民衆たち。機関車をはじめ、バイク、戦車ととにかく乗り物アクションが満載。ジャッキーの新作はどうにも足が遠のいていましたが、いまでもまだまだ動ける、それに待機作が目白押し。いつの間にか日本はアジアンアクション後進国になってしまった。そ上伊庭、先日の宍戸開さんとの打ち合わせでも『少林寺木人拳』の話で盛り上がった。昔のジャッキーはすごいけど、今もそのすごさは変わらない、と改めて思い知らされる。




 日本軍に、刺青の女将校というのは映画ならではの大ウソなので目くじら立てて怒ることでもない。ひょっとしたら『緋牡丹博徒』あたりのイメージなのかもしれない。とにかく、強く美しいからいいのだ。
 


 橋の大爆破にゲリラ戦法、『夕陽のギャングたち』のような、西部劇のようなテイストも嬉しい限り。とにかく、秋のジャッキー新作にも足を運びたい。いなくくなってからでは遅いのだ、とテレビでカンフー映画を見まくった世代としては思うのです。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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