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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 先週、ウルトラマンガイアとゴジラ誕生祭に来たばかり、だけどまた京都みなみ会館へ。怪獣以外でも魅力ある映画をバンバンやってくれる、そんな京都みなみ会館、外観も内装も昔のままで居心地がいいのです。
 今回は1986年のソ連SF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』である。そういえば『大怪獣モノ』『地球に落ちてきた男』と、超大怪獣DX以外で見る映画も変なSF映画ばかりなのです。
 ロシアがまだ鉄のカーテンで仕切られていた、ソ連時代。1986年のソ連といえば、ロッキーやランボーの敵役ばかりだった。そんな時、現地ではこんなに呑気で奇妙なSF映画を作っていたのか。
 
 ソ連の平凡な中年と若者が、ひょんなこと(本当にひょんなこと)で砂漠の星キンザザへ。そこで大冒険とか、大活躍、とかあればそれなりに物語は成立しそうなものですが、そんなことしない。強欲でへんてこな地元民と、地元のへんな風習に戸惑いながらも、なんとなく地球への帰還を目指す。『クー』という独特のあいさつに始まり、どの風習も間抜けである。近くはないが『21エモン』と、水木しげるのオチのないダウナーな漫画が合わさったようなテイスト。
 砂漠の風景にポツンと浮かぶ釣り鐘状の宇宙船。ミニチュアと実物をつかいわけており、粗が見えず、生々しい。廃材を集めたようなセット、ぼろのような地元民の衣装もなんだかリアル。でもやることは間抜けである。間抜けだけどほのぼのした味わい。だから、ラストでなんだかジーンとくる。
 80年代、ハリウッドがSFXを駆使したど派手な映像(これも今となってはアナログなのですが)を連発していた一方、ソ連ではこんなのんびりしたSFが作られていたですな、そののち、ソ連は崩壊し、今のロシアへ。クーさえできれば世の中、もっと仲良くなれるのかもしれない。
 みなみ会館では劇中の独特のあいさつ『クー』をすれば割引してもらえるので、いざやってみたら、今日は男性割引の日だったので、意味はなかったクー。
 ロビーではトートバッグ、缶バッジとグッズも豊富だった。でも買ったのはゴジラのクリアファイルでした。  
 
  
 世知辛い世の中、みんなもこれを見て呑気な気分でクーすればいいのに、と思いました。
 

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 前回に引き続き午前十時の映画祭のこと。


 遅れてきたマカロニファンの心を躍らせた『続夕陽のガンマン』に続いては『七人の侍』というニクイラインナップ。さて、いつ行こうか、と思案しつつ、昨日ちょうど時間が空いたので見に行った。こういうのは終日やってほしいものである。あるいは、上映館数を増やすとか。単館リバイバルではなく、全国的に公開されるのはひょっとしたら1991年のニュープリント上映以来かもしれない。しかも今回は4kデジタルリマスター!
 京都みなみ会館で教わったあの4k技術で恐ろしいぐらいに美しい、ひょっとしたら公開時よりも美しい状態で見れるのです。


 
 侍雇って野武士と戦うという単純明快なお話をじっくり描いた3時間半の大作。しかし、これが何度見ても飽きないから不思議。侍をはじめ、百姓も、その他の人々もみんな血の通ったキャラになっている。いじわるそうな、ものすごい顔した馬借も実は百姓の代弁者となって侍の心を動かす。このさりげなさがいい。野武士を排除されるべきものとして描く以上、その他のキャラは実に人間味にあふれている。これが黒澤監督のヒューマニズムなのか。
 

 
 改めて、個性的な七人を見事に描き切ってるなあ。リーダーがいて、若者がいて、おっちょこちょい、愉快な奴、クールな奴、参謀ポジション、日本の集団物の基礎になっているのは間違いない、と思う。そしてみんな仲がいい、。同じ死地に赴くわけだから、連帯感が自然と生まれるものなのだ。だからこそ、あっけない死にざまがとても切ない。


 いまだに邦画のベスト1なんじゃないかと思えるほどに文句なく面白いお話なので、今回はその美しくなった画面を堪能することにした。
 


 すごい、汗の粒がくっきり、着物の繊維も、雨、泥の表現も、木造家屋の木目がくっきりはっきり見える。セリフも聞き取れるぞ! 大ロングでとらえた村の俯瞰図、そこには村人が忙しく動き回っているのが見える。これはもう、朝一の上映とかけち臭いこと言わないで、もっともっと上映回数を増やしてもいいんじゃないかな、と思う。



 平日なのに八割の入り。しかし、これ見てちょっと寄り道して帰宅すると、あっという間に一日過ぎてしまうなあ。



 そして明日はいよいよゴジラ誕生祭2016、それにウルトラマンガイア上映会!



 

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 昨日の京都みなみ会館、ウルトラ、特撮上映から帰宅し、くたくたになっていた。おそらく、いまだ慣れないトークショの司会というのがかなり疲れるのだと思う。成功しようがしまいが、緊張するものなんです。
 そして、日曜日。仕事がない、久しぶりに日曜日を遊ぼう、と決めた。いつも遊んでるような気がするけど、遊ぼう。厳密にいえば、仕事がないわけでもないが、この機会を逃す手はない。と、いうことで難波へ『午前十時の映画祭』で上映『続夕陽のガンマン・地獄の決斗』である。前回『荒野の用心棒』の時は見逃してしまった。しかし、今回は見逃したくない。なにせセルジオ・レオーネの映画をスクリーンで見れるのだ。
 父が持っていた『夕陽のガンマン』のシングルレコードがきっかけでマカロニウェスタンにハマってしまった学生時代。いまよりソフトの数もなかったあの頃、スクリーンでマカロニを見れるなんて夢のまた夢だった。それが4Kという高画質で蘇る! 
 南北戦争の頃、隠された黄金を巡る3人の男の友情、裏切り、出し抜きあい、そして決闘。今回嬉しいのはソフト版では抜けていた『地獄の決斗』のサブタイトルがついていることだ。高画質で蘇る西武、に見立てたスペインの空に、そそり立つ山々、砂漠。女っ気ほぼ0の男の世界、汗も髭もばっちり見える。クリント・イーストウッドの『ドル三部作』の最終作。科目だけ土壌に熱いキャラはそのまま、今回ラストでついにポンチョに着替えることから、この作品から、『夕陽のガンマン』『荒野の用心棒』へと時代が逆行するのでは、と思われる。
 リーバンクリーフの冷酷な悪役、イーライ・ウォラックのどこか抜けた卑劣感もいい。イーライが何かするたびに場内爆笑。場内は八割の入り、ほとんどがマカロニ直撃世代の年配の方と思われる。
 
 
 前作、前々作で成功を収めたレオーネが挑む南北戦争の世界はとにかく本格的。砲撃で朽ちた町、橋を挟んでの南北両軍の激突、本当にこれがマカロニかと思えるほど、セットもエキストラの数も豪華。圧巻は『地図だとただの染み』扱いの橋の爆破ではないか。
おそらく一発撮り、俳優もスタッフも大変だったのでは。
 モリコーネの劇伴も絶好調で、アエアエアーのコーラスが心地よく、どこか笑いを誘う。今回の上映バージョンはブルーレイと同じく完全版? と思われ、ところどころイーライ、イーストウッドの声が老けている。これは、完全版を製作するにあたって、英語温泉がないために、最近になって両名に吹き替えてもらったためと思われる。ビデオソフト版から、見るたびに長くなってくる不思議な映画。でも飽きさせない。ラストの決斗はわかっているけどテンションが上がるのだ。


 金に目がくらんだ人間のドラマ、という点では昨日の『妖怪百物語』『士魂魔道大竜巻』にも通じる。昨日は時代劇で、今日は西部劇。この調子で最高傑作『夕陽のガンマン』もやってほしい、と思うのです。

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 最近は日曜勤務が多くて……というのは前にも書いた気がするので、省略。
 仕事開けての月曜日、土曜日も行ったはずなのに、再び京都へ。
今日はマンデイで男性割引の日、今日しかないと思い『グッバイサマー』『大怪獣モノ』を見に来たのでした。
 『グッバイサマー』は、フランスに住むちょっと個性的な少年二人が手作りのハウスカー(車だと車検通らないので、小屋に車輪を付けた)で旅に出る物語。少年二人がとにかくナチュラル。車を作ったことないけど、随所に『あー、こんなことやった、あったあった』と思わせる『スタンドバイミー状態』にさせてくれる映画。ハウスカーの旅なんてとても楽しそう、いい年こいた今でもやってみたい。でも楽しいばかりじゃない、数々のトラブルに切ない思い。それでも少年は困難に打ち勝ち、少しだけ成長する。身長はぐんと伸びた気がするけど。クライマックスで夢のようなミラクルが起きるけど、違和感はない。これぐらいあってもいい。でも、最後の最後に待ち受ける厳しい現実。それでも少年は成長する。
 
 私事だけど、先日、長男が人生初の電車で日帰り旅行をやって無事に帰ってきた。なんだかそのことが頭をよぎって少しうるっとしてしまった。
 そして『大怪獣モノ』は川崎実監督が『シン・ゴジラ』に真っ向から挑んだ怪獣巨編。その立場は全く正反対なれど、数えきれない小ネタと、孤高の科学者が事件の引き際になるところはどこか似ている。大怪獣に対抗して、人間を巨大化してぶつける、巨大化したらプロレスター飯伏幸太になる。怪獣プロレスと揶揄された日本の怪獣映画を文字通り映像化した作品。
 
 佐藤勝リスペクトな曲に乗って展開する巨人対怪獣。セットもミニチュアも同じ場所だけど、川崎フィルターをかけてみればいつものこと。
 
 お決まりのパターだけど、それを覆す展開、アッと驚くラスト、安いかもしれないけど、怪獣愛とギャグに包まれた作品でした。
 9月も終わるのに、まだ暑い京都。夏の終わりにふさわしい2本でした。と綺麗にまとめたふうに終わる。

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 連休だというのに、連勤。鋼の連勤術師だ。

 しかし、いたずらに時間をつぶすぐらいなら、映画に行こう。



 と、アメコミ映画が割と好きな小6の次男と『スーサイド・スクワッド』を見に行く。 バットマン、スーパーマン等々、DCコミックの悪役たちが特殊チームを組んで悪に挑む! 目には目を、悪には悪を!


 公開前から、かなりイカレセクシーなハーレイクインと、かなりチャラくなったジョーカーのビジュアルがインパクトあり、期待して見に行った。



 ちなみに時間の都合で3D。料金が高いとかいう以前の問題で、どうにも見づらいのです。うすらぼんやりとしている印象。



 物語は『バットマンVSスーパーマン』から続いている。スーパーマン亡き後、次に現れるスーパーマンがもしワルモノだったら? だったら悪人には悪人をぶつける! という発想の下で集められたハーレイクイン、デッドショット、キラークロック、ディアブロ、ブーメランの巨悪犯罪者にカタナ、ハーレイクインを奪取せんと暗躍するジョーカー。。一筋縄ではいかない連中を集め、さて何をするのか?



 ここで構成に無理が出た。集めたメンバーのうち、魔女のエンチャントレスが逃げ出して暴れだした。そこでスーサイドスクワッド出動、となる。メンバーが集められた時点では敵はいなかったのだ。なんだか変だ。だったら最初からエンチャンを敵に設定しておけばよかったのでは?


 そしてエンチャントレス討伐に向かうメンバー。敵は魔女だから手ごわい、慎重に歩を進める。途中で、極悪人たちが過去話をしはじめ……。


 『思ってたのと違う!』


 宣伝を見る限り、かなりポップでぶっ飛んでいていかれた連中が暴れる映画だと思ったけど、みんな結構行儀いいやつじゃん。殺人を許されたバカボンのパパが暴れるようなイメージを抱いていたこっちも悪い。ハーレイクインももっとキレててもいい。極悪人のはずなんだけど、おとなしい。



 DCコミックのヒーロー映画が、ひたすら暗く、まじめにやってるから、こっちはもっと明るくやってほしかったんだけど、どうも同じトーンで作ったみたい。



 死神博士とバルタン星人、ハカイダーが飲み屋でしんみり家族の話とかするの、誰が見たい? さっさと暴れてくれよ! 



 うーん、なんとももどかしい。ひょっとしたら面白かったのかもしれないけど、どうにも乗れなった。



 この映画で一番狂って見えたのはハーレイでもジョーカーでもなく『悪党許すまじ! 特にお前とお前は!』のバットマンでした。そしてこの映画からジャスティスリーグにつながるんだけど、ワンダーウーマン姉さんがまたうまいことやってくれるのだろうか。

 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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