忍者ブログ
 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
[894] [893] [892] [891] [890] [889] [888] [887] [886] [885] [884]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 お盆前にまとまった休みが取れた。とはいえ、ありがたいことに書き物仕事が舞い込んできたので、それに取り掛かることにする。これは困難な内容だ、時間かかりそう、と思ったら、コツをつかんでするすると終了。よし、これで映画に行けるぞ‼ と『劇場版ウルトラマンタイガニュージェネクライマックス』へ。






ウルトラマンタイガの実質上の最終回であり、『ウルトラマンギンガ』から始まるニュージェネレーションシリーズの総決算とでもいうべき内容。宿敵トレギアによって父ウルトラマンタロウが悪の手先に! そして邪神魔獣グリムドと再生怪獣軍団! 劇場版らしい華やかさはいつものこと。画面いっぱいにウルトラマンと怪獣が乱戦する絵はいつ見ても楽しい。歴代ウルトラマンがしれっとタイガの居る地球(このシリーズ、毎回別世界の地球の話になってるからややこしい。ウルトラマンの数だけ地球があるんですな)に居るので、自己紹介の手間が省けてスムーズに話が進む。そしてテレビシリーズでも顕著だった、緻密に作りこまれたミニチュアの街並みが、劇場の大画面でも映える。ウルトラマンと人間、善と悪、いろいろ問題を投げかけるけど、一番の見どころは悪の手先になって、体をぐにゃりと曲げて佇むウルトラマンタロウの不気味さではないか、と思うのです。いつも姿勢を正しているヒーローがそれを崩したときの違和感が、尋常ならざるものを感じさせ、得体のしれない恐怖になるのではないか? と思うのです。


 公開予定日から5か月を経て、ようやく陽の目を見たグリムドは怪獣というよりも宇宙の妖怪といった雰囲気。同じくおもちゃだけが先に出て『これ誰?』となったウルトラマンレイガは、ニュージェネレーションズが合体した、令和のスーパーウルトラマンタロウ。頭部の形状がグレーとマジンガーっぽくあります。
 ヒーロー大乱戦の楽しい映画を見た翌日、あさイチで京都へ。先月から始まった週替わりデジタル上映『仁義なき戦い』シリーズの最終回、『仁義なき戦い完結編』



 混沌としていた広島抗争も、頂上作戦と、政治結社への転身で何とか収まったかに見えたものの……。こちらもニュージェネレーションの台頭で戦後闇市世代のヤクザが駆逐されていくお話でした。古いタイプは身を引き、あるいは殺されて新世代へ。しかしそれもまた新たな抗争の火種になっていくのですな。三代目松方弘樹、二代目北大路欣也、二代目伊吹吾郎登場。他の二人が前回と違うキャラづくりをしている中、伊吹吾郎だけはいつもの三枚刈りスタイル、どしんと構えた安定感が留守役を任された組長代理という役柄にマッチ、というか伊吹さんはいつの時代、どんな役でも三枚刈りなのです。血で血を洗う夏フェス、スタンプがもらえる実録ラジオ体操も今回でフィナーレ。

 そして、バスに乗って寺町へ。京都のバスは230円均一なのがうれしい。今は営業していない三月書房で行われている小古本まつりへ。そこから河原町をぶらぶらし、中古レコード、古本屋を回って、再びみなみ会館へ。


 『新喜劇王』である。チャウ・シンチーである。バカ設定とバカCGで話題になった
『少林サッカー』で有名な、喜劇一筋の監督さんである。今回は売れない女優さんと高慢な大スターのドタバタを描く。とにかくチャウシンチーのギャグはべたというか、泥臭い。しかし、それを突き詰めてるところが嫌いになれないのである。吉本新喜劇の定番の泥臭さというか。相手に突っ込みを入れる隙を見せない。くどいぐらいのギャグを見せつけた後、最後にはちょっといい話へ。テーマ自体が『あきらめない』というべたなものなのだが、夢をあきらめたときにチャンスがやってくるという逆説的な描かれ方。たぶん監督も下積み長かったんじゃないかと思わせる、メイキングでエキストラに接する監督の姿を見て、そう思った。美しきキレイにまとまったもの、それを許さない、頑張っている人たちへのエールのようにも感じられた。といい感じに書いてますが、根っこはいい年した大人がお化け見ておしっこ漏らす喜劇映画ですよ。
 そして、短い夏休みが終わり、お盆へ。

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析