忍者ブログ
 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
[1] [2] [3] [4] [5] [6]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 
 今回の超大怪獣2020は『大怪獣バラン』『獣人雪男』の山の怪獣譚2本立て。と、前振りもなく本文から入ってみるパターン。今回は超大怪獣の前に年末のオールナイトで上映を博した『狭霧の國』ロードショーがあり、佐藤大介監督に造形の村瀬継蔵さんのサイン会&舞台挨拶もあり。早めに京都について、いつものようにブックオフとつるかめ書房を物色。グランセイザー絵本と『華麗なる対決』パンフを購入。『華麗なる~』はまだ見ぬフレンチウエスタン。ヒロイン同士がひたすらどつきあうらしい。




 サイン会は『狭霧の國』上映前に開催。サイン会用に作られた村瀬さんポスター、サングラスに隠し味があるのだ。

 
 『狭霧の國』上映後の舞台挨拶。今回は上映中の映画ということもあり、トーク内容はどんどん拡散していくという、いつものとは逆のパターン。佐藤監督がなぜ制作へ至ったか、人形特撮『サンダーバード』の国イギリスへ渡った佐藤監督が人形怪獣映画を作るのも何かの縁か。怪獣映画の中のリアルさ、を思い求めて人形劇にした、という話も興味深い。監督は怪獣ネブラの頭部をもって登壇。土砂や流木が堆積された表面、日本の怪獣はなぜか表面がつるつるして奇麗という疑問に対してのアンサーらしい。キンゴジの尻尾、とげゲルゲの背面、そして実現できなかったものの、チタノザウルスの頚部構造を兼ね備えたネブラは村瀬造形の集大成といった怪獣。バランの表皮を落花生の殻、トゲトゲをビニールホースで表現、村瀬さんのお話に出てくる『オヤジさん』が円谷英二監督のことで、ああ今歴史の生き証人とお話してるんだと思うとなんだかぞくぞくしてきました。

 ビニールホースのトゲトゲはのちに『小さき勇者たちガメラ』のジーダスでも再使用、と佐藤監督。ちなみにウルトラマンAのベロクロンのヒダヒダもビニールホースとのこと。バキシムはでかすぎて攻防の壁を壊して搬出したとか。本編でも空を割って登場したけど、リアルでも壁を壊してた!
 
 そして『大怪獣バラン』『獣人雪男』上映へ。バランは後半からこっそりのぞく。東京進出を夢見るのは地方の芸人も、怪獣も同じこと。海底に眠るバランに機雷攻撃を浴びせる自衛隊。バランはそれでも倒れず羽田空港へのクライマックスへ。徹底した人間VS怪獣の攻防戦。バランはただ静かに暮らしていたかったのに、人間が、文明がそれを妨げた。鬼面の竜というべき荒ぶる神も、人類の英知には勝てなかった……と思うんだけど、あのラストでは完全に死んだとも言い切れない。流用フィルムが多いのは、もともとアメリカのテレビシリーズとして注文されていたからかな。
 『獣人雪男』も同じことで、バランよりも密接に地元民と平和に共生していたはずなのに、そこを文明人が余計なことをしたから……。日本にもまだ秘境があったといわれる時代、サンカや山の民の伝承にヒマラヤの雪男というタイムリーな話題をくっつけ、香山滋の太鼓へのロマンを振りかけた作品。怪物(神)の怒りの矛先はいつも手近にある集落で、文明人は『ひどい目に遭った』と都会に戻れるからいい気なものですよ。ゴジラ、アンギラスに続く東宝第三の怪獣、このまま埋もれさせるには惜しい作品です。
 舞台挨拶も上映も無事終わり、本当だったら翌日の仕事に備えて帰宅するところなんですが、きゅきょ決まったセルジオ・コルブッチオールナイトのため、そのままみなみ会館に居残ることに。『続荒野の用心棒』公開に合わせて東京では一日限定でコルブッチ作品の特集上映が組まれた。それを聞いて『いいなあ、こっちでもやってくれないかな』と思っていたらまさかのオールナイト。上映前の館長のお話によれば、東京から『やらへん?』との打診があったとのこと。



 本来なら全部『T-34レジェンドオブウォー』だらけという気の狂ったオールナイトがあったところに、マカロニを裏にぶち込む、誠に狂ったプログラムが組まれることになった。




これも新生みなみ会館が3スクリーンになったからこそできる技、マカロニの魅力を理解してくれたみなみ会館と館長にも感謝。これで毎週マカロニを劇場で見るという幸せな状況が続くのでした。





 今回上映するのは『豹/ジャガー』『殺しが静かにやってくる』に『続荒野の用心棒』の3本。所々気を失いながらも見る。



 『豹/ジャガー』はメキシコ革命を舞台に武器商人と革命家の呉越同舟を描く活劇。メキシコ革命だし、飛行機や自動車が登場しているころだから純粋なウエスタンではない、でも派手だからいいのだ。金で結んだ関係がいつしか友情に変わっていく、そんなマカロニ浪花節。回想形式で物語が進んでいき、ラストへとつながっていく構成。しかし、マカロニでは派手さ重視のためか、善悪の判別がしにくい混沌とした情勢だったからか、メキシコ革命が舞台になることが多い。メキシコ革命で男二人の友情物語といえば後に『夕陽のギャングたち』でもレオーネが取り上げるネタでもあるけど、コルブッチのほうが早かった。歴史には疎いので要調査だけど、メキシコ革命っていつまで続いていたたのか? サントラはご陽気なバカロフとドスのきいたモリコーネの両方が楽しめる。



『殺しが静かにやってくる』は勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪がまかり通るマカロニ世界においてもかなりの異色作。だって主人公が殺されるから。でも、これが微妙なところで、最後に生き残るのが賞金稼ぎだからこれはこれでマカロニのセオリーに乗っ取っていると思う。主人公こそが賞金稼ぎ殺しの悪漢だったのか、いつもは虫けらのように殺される賞金首にもそれぞれ事情があるんだよ、というところを掘り下げると異様な作品が生まれた、という感じで何度見てももやもやしてしまう。雪景色とモリコーネの楽曲が美しく、主人公サイレンスの持つモーゼルがかっこいい作品。
 
 最後に『続荒野の用心棒』。西部劇というアメリカ独自の文化をイタリアで咀嚼したら、ルックスとガンファイトしか残らなかった。あとはそれをいかに調理するかがマカロニ職人の腕の見せ所。『荒野の用心棒』に似せつつも、棺桶を引きずる主人公にあの主題歌をかぶせた時点でこの作品は完全なるオリジナルといえる。文字通りの泥臭さと奇抜さ、マカロニの下地を作ったのはこの作品かもしれない。まったく無関係な振りしてるけど、棺桶が重要なアイテムになるのは本家黒澤の『用心棒』を意識したからなのか。前半のジャクソン編&機関銃で魅力を出し切っている感があり、後半のウーゴ編はまるで別の作品のようでもあるし、若干もたついてる感じもある。ジャンゴ、棺桶にこだわりすぎ。それでも、クライマックスの墓場の決闘は燃えるし、ジャンゴもようやく本懐を遂げることができたのでありました。


 ジャンゴのごとくふらふらと外に出ると、まだ暗い京都の町。朝風呂入って、さっぱりしてからガイドヘルパーの仕事へ、長い長い一日だったけど、怪獣とマカロニ、好きなものだらけで満足でありました。
 そして落ち着く暇なく来週はウルトラマンダイナ! 

拍手[1回]

PR

 
 恒例、京都みなみ会館の超大R、今年からは超大怪獣大特撮大全集2020としてスタート。先日のオールナイトやったばかりだと思ったら、もう本年最初の超大2020。新年一発目は『ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃(GMK)』一本立てに豪華ゲストトーク&サイン会。昨年のゴジラ誕生祭東京会場に続き、GMK縛りでお送りする濃密なイベント。

 大河ドラマのように時系列が連続した平成VSシリーズとは違い、ミレニアムシリーズは昭和29年のゴジラ出現を起点に、それぞれが枝分かれしたパラレルな設定・世界観が大きな特徴のバラエティに富んだシリーズ。その中でもGMKは、歴代最凶ともいわれるゴジラの容赦ない暴れっぷりにギドラ、モスラを護国聖獣という設定に、さらにはバラゴンの復活が話題となった異色作でもあり、それゆえに人気の高い1作。

 今回は円山剛士さんとダブル司会で、力と技の風車を回すのでした。
 まず初日は特撮演出の神谷誠監督をゲストに迎えての撮影秘話。『これでいいの?』とおっしゃってましたが、とても面白いお話がたくさん聞けました。サイン会の最中も面白トークは続き、そして上映へ。
 
 その夜の鳥からあげマウンテンは本当にマウンテンでした。
 翌日の昼食、シュクメルリ鍋はホワイトソースに鶏肉、サツマイモ、そこにチーズをまぶしたトロトロ鍋。しかし、そこに味噌汁はどうかと思った。


 2日目はゴジラ、キングギドラ、バラゴンを演じた吉田瑞穂さん、大橋明さん、太田理愛さんがゲスト。今度はスーツの中から見た撮影の様子を面白おかしく聞かせていただきました。そして時々神谷監督も飛び入り参加というサプライズも。
 ギドラ役の大橋さんは『ガメラ3』のイリス役でもあるので、京都とは因縁浅からぬ関係。そして大橋さん、吉田さんは『仮面ライダーTHE FIRST』のスパイダーとコブラでもあるので、東宝怪獣、東映怪人を前にちょっとテンションが上がったり、緊張したり、でした。


 ゲストのお三方はフォトセッションでもサービス満点。各怪獣のポーズから、バラゴンVSゴジラの再現まで! しかし、スーツなしだとDV男に見えなくもないかも。
 大盛況のトークからサイン会、そして上映へ。
 
 劇中の『この国は怪獣だらけか!』の台詞通り、怪獣だらけの週末でした。そして3月にはこれがなければGMKはなかったかもしれない? 平成ガメラのオールナイトも。その前に2月のバラン、獣人雪男があるし、さらに何かありそう……。
 とりあえず、来月は新旧ジャンゴも楽しみなのです。

 帰りは温玉ラーメン。祭りの後の寂しさを感じながら、とろとろと団地へと戻るのでした。

拍手[0回]

 年末の忙しい時期に、怪獣映画に浸る……京都みなみ会館恒例の京都怪獣映画祭NIGHTも今回で8回目。もちろん、新装してから初の開催。去年はみなみ会館がお休み中だったので、ロフトプラスワンウエストでオールナイトイベントが開催されました。え、あれからもう一年経つの? 前回の日中ファンタジー二本立てから一息つく暇もなく(いや、本当は結構お休みした)、慌ててうろ覚え新聞を書いて、本番ぎりぎりに入稿。




 今回は『宇宙怪獣ガメラ』『ウルトラマン怪獣大決戦』『劇場版超星艦隊セイザーX戦え!星の戦士たち』のヒーローと怪獣がぞろぞろ出る映画に短編怪獣時代劇『狭霧の國』にシークレット作品の計5本。




 
 まずは『宇宙怪獣ガメラ』、その前にゲストの平和星人キララ役のマッハ文朱さん登壇。司会の木原浩勝氏、中村哲氏を相手に軽快なトークでガメラのこと、これまでの映画出演歴のことなど。タレント、そして元プロレスラー。客を煽り、沸かせるのが本当に上手でありました。そしてまさかの歌声&変身ポーズも! 完全に場内がマッハさんの色に染まっておりました。マッハ色ってなんだ? 



 
 サイン会を挟み、映画上映開始。ガメラと歴代怪獣の戦い、当時20歳とは思えないぐらり、凛々しいマッハさんの活躍をやや赤くなったフィルムで堪能。しかし、まとめて見るとガメラの戦法は刺したり引きずり込んだりとえげつないし、怪獣も海にバイラス、ジグラ、大阪にバルゴン、ジャイガー、名古屋にギャオスと、宇宙海賊の采配の悪さっぷりが目立ちました。
 




 
 続いて『ウルトラマン怪獣大決戦』。上映前にガイガン山崎氏と見どころトーク。そうか、アメコミ的な解釈で、ウルトラマンの物語も新たな年齢層に再構築する必要があったのか。ウルトラ映画はこの後ゾフィー、タロウの主演作が作られるのも、人気のある順番というのも納得。これもまた再編集映画ですが、冒頭とバルタン星人戦の新撮影パートだけを見る。豚鼻バルタンの対決は思ったほど違和感なくスムーズ、ミニチュアもよく作り込まれていたりと、新発見が見られました。 



 そして『狭霧の國』着ぐるみ怪獣と人形劇、そして舞台は明治時代という異色作品。霧深い湖から現れる怪獣ネブラはかなりの迫力。ボーイミーツガール、そして村社会のいらしさを織り込みつつも、メインは怪獣の暴れっぷり。どこか哀しく、ブラッドベリの小説『霧笛』を思わせた。



 そして超星神警察円山剛士氏と上映前トークの後セイザーX上映。なるほど、海底軍艦2といってもいいぐらい轟天号が大活躍。普通、この辺で主役に場を譲るでしょ、でも譲らない。ヒーローも怪獣も勢ぞろいだけど、みなみ会館のゲストトークの司会、聞き役も勢ぞろいだったんですな。




 最後の最後のシークレット上映は旧みなみ会館を描いたドキュメンタリー『記憶』。見ているうちに旧みなみにいる錯覚に陥り、上映後、一瞬『ここどこ?』となった。



 そして来年のラインアップ発表。外に出るとすでに夜が明けていた。来年もまた怪獣な一年が始まる。京都みなみ会館が怪獣好きの拠り所で本当に良かったと思うのです。




 と、駆け足で先日のことを。その後、奈良まで子供迎えに行って、家でグダグダして全然眠れなかったのもいい思い出です。

拍手[0回]

 11月3日は文化の日でもあるし、漫画の日でもある。そしてチャールズ・ブロンソンの誕生日。しかし何といってもゴジラの誕生日であります。今年でゴジラは65歳。


 昨年はみなみ会館一時休館で開催できなかったゴジラ誕生祭が、新生みなみ会館とともに復活。そして今回、司会役を仰せつかることになったのです。これは緊張する、いや毎回通常のトークイベントでも緊張しております、毎回がデビュー戦でありタイトルマッチのつもりです。どっちよ。
 今回のゲストは『ゴジラ2000ミレニアム』からGMK以外のミレニアムゴジラのスーツアクターを務めた喜多川2tom(喜多川務)さん、そして史上最年少ヒロイン・篠田イオ役の鈴木麻由さんのお二人。ミスターゴジラに大人顔負けの元子役さん! 

 しかも今回は喜多川さんと早めに合流というミッションも。時間もあって打ち合わせもしやすい半面、もし何かあればそこでイベント終了だ、という不安も。しかし、そんな不安も杞憂に終わった。実際にお会いした喜多川さんはとても気さくな方で、お話も大いに弾み、無事にみなみ会館へ。いや、これはたぶん自分が単なる一ファンになってはしゃぎまくっていただけかも、と後で反省。ゴジラ以前にJAC、東映作品で数々のキャラを演じてきた喜多川さんなので、どの話もとても面白かったのです。


 そして、公開から20年、すっかり大人の女性になられた鈴木さんはとてもチャーミング、にこやかに打ち合わせもつつがなく終了。
 


 控室でスタンバイしている間に、入場が始まり、そして開演へ。まずは鈴木さんのトークから。相変わらず、こちらはアウアウなトークでしたが、鈴木さんはそれでも当時に思い出などをお話していただきました。
 



 そして北川さんも交えたフォトセッション。ぐっとゴジラの構えをとる喜多川さん、すごい、本物だ!



 そしてサインお渡し会の後、喜多川さんトークへ。時間が足りないくらいに面白い話が続出、これはもうミレニアムシリーズ上映のたびに喜多川さんにお越しいただかないと。そして、トークが終わると、再登場の鈴木さんの『揚がったよー』のわかる人にはわかる掛け声で、ロビーではキャスト社物販&コロッケの販売。
 そして上映。今回は『ゴジラ2000ミレニアム』『オール怪獣大進撃』『三大怪獣地球最大の決戦』のそれぞれがアニバーサリーな3本。ゲストさんは無事にホテルへ。ここでひとまず役割は終わった……ぐったりしてロビーで一休み。



 ロビーにはこの日のために鈴木さんが描かれたかわいいゴジラお誕生日イラストと、もはやプロ並みの喜多川さんのイラストが展示。


 
 ぐったりしていても何なので、最後の『地球最大の決戦』だけは見ようと劇場へ。90分強の作品にこれでもかと面白いものを詰め込んだ、奇跡の一本。しかし、途中で寝てしまった。
 
 つつがなく上映終了、と思いきや。最後に来年ゴジラ誕生祭の特報、そしてナレーションは小林清志さん! 『戦いは、まだ終わっていない!』本物だ! VSシリーズの予告編といえばこの人! 最後の最後にサプライズゲスト! なるほど声だけなら東西両会場のゲストとして行ける! 今回の上映作品に足りなかったVSシリーズ成分がここで補充された気分。

 バタバタとしながらもゴジラ誕生祭は無事終了。しかし、まだ終わっていなかった。帰宅してから次男とその友人、長女を連れて西宮へ。『GODZILLA GENERATION3咆哮』へ。



生頼範義、開田裕治、西川伸司各氏の大迫力イラストに、ほんの少し撮影ミニチュア展示に子供達も『スゲースゲー』。バーニングゴジラ立像もカッコよく、みんなでちびゴジラスタンプラリーに挑戦して、シールをゲットできました。ほぼ不眠で過ごしたゴジラの誕生日、その夜は気を失うように寝てしまいました。
 
 
 

拍手[0回]

 毎度恒例、京都みなみ会館の超大怪獣大特撮大全集R(超大R)。
今回は『小高恵美映画祭』ということで、『ゴジラVSビオランテ』『竹取物語』上映に、三枝未希役として平成ゴジラシリーズ連続出演の小高さんを迎えての超大R史上初の同一ゲスト2デイズ。両日ともにサイン会トークショー付き。

 あの小高さんですよ! 中2のとき、『竹取物語』で中2の小高さんを見て以来、毎年平成ゴジラシリーズでそのお姿を拝見していた女優さんですよ! 今回は1日目の『デビューから竹取物語』までのトーク司会をキャスト社中村社長と担当。2日目の平成ゴジラトークは狂える天才特撮ライターの丸山剛士氏と、司会二人交代制というのも初めてのこと。

 会場にはすでにファンの姿がちらほら。いつもの方もいれば、今回が初めて、という顔もある。小高さんが来るということで、新規のお客さんも多数来られている模様。


 当日は打ち合わせ→サイン会→トーク、そして上映という流れ。こちらはテンションがおかしくなる中、いつものようにあたふたとバタバタと何とか聞き手を務める。平成ゴジラならまだしも、竹取物語について語られることは少ないのでは? とにかく初めて聞く話が多く、ついついお話に聞き入ってしまうことも。京都にはロケで来られたこともあるとのこと。しかし、小高さんはあの時と全く変わっていない、さすがだなぁ。
 そして『竹取物語』上映。みんなの知ってる古典文学をストリートに映像化しつつも、海竜や月からくるUFO等々、現代風アレンジも加味した超大作であり、東宝久々の歴史ファンタジー大作でもある。しかし、先月の『妖星ゴラス』のマグマといい、今回の海竜といい、ワンポイント的に怪獣を出すのは東宝の伝統ですな。



 初日はつつがなく終了。2日目は裏方に徹し、イベントのお手伝いを。そういえば、いつも壇上に立つことが多いので、客席からトークを見ることって久しぶりのような気がしました。平成ゴジラへの熱い思いが小高さんの口から語られていく、これ、ひょっとしてすごいことでは? そう、ばたばたしながら進めていていたので『自分は伝説の人と会っているのだ』とじわじわと実感がわいてくる。
 2日目も無事終了。90年お正月映画ナンバー1宣言をうたった『ゴジラVSビオランテ』は、シリーズ人気投票でもナンバー1の作品となった。川北、大森両監督の『新しいゴジラを作りたい!』という思いが結実した奇跡の一本。これがあるから後のゴジラ、そして平成特撮映画の流れがあるといっても過言ではない、と思う。


 そんな2日目の朝、ぶらりと立ち寄った古本屋で買ったのが『平成特撮の夜明け』という偶然。
 
 夢のような2日間はあっという間に過ぎた。だが、戦いはまだ終わっていない! 来月には『ゴジラ誕生祭』が控えているのだ。まだまだ緊張は続く。 


拍手[1回]



忍者ブログ [PR]
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析