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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 今年も色々あったなあ、と振り返るけど、何やったか覚えていない。まあ、忘年会というぐらいだから忘れてしまってもいいのだ。多分新年を迎えた頃に、昨年の記憶がどっと甦るかもしれない。



 今年は何といっても京都みなみ会館閉館のニュースが個人的は一番デカかった。でも、怪獣と映画の成分は何とか補充できた、そんな一年。


 そんな年の瀬、怪獣忘年会ともいうべき『超大阪怪獣談話室』へ。ゲストであり、総合司会でありました。
 





 本来ならば毎年この時期はみなみ会館で京都怪獣映画祭NIGHTなのですが、みなみ会館休館中のため、というのは今年何度も書いてきたから承知のことだと思います。みなみ会館を、そして怪獣イベントの灯を絶やさないように、大阪ロフトプラスワンウエストで行われたイベントも三回目。今回はオールナイトでのゲストトークという正直『大丈夫なのか?』と思える内容。しかもゲストはずっと壇上に座りっぱなし! とはいえ体調がすぐれなかったり、他の用事がある時はタイミング見て楽屋に戻りましょう、とゲスト間で話し合いました。





 内容は原口智生氏によるミニチュア修復秘話&中村哲キャスト代表の秘蔵? スライド。電脳小僧氏による未映像化シナリオの世界に吉田由利香館長による新生みなみ会館のお話、円山剛士氏による怪獣ロケ地巡りに、こちらは世界怪獣珍ポスターといういつもの出し物。さらには時折挟み込まれる謎の怪獣物真似師山田知多野氏による怪獣物真似という怒涛の五本立て+α。
 早めに入場すると、前のプログラム『ヤリマン甲子園』終盤。男女のエロいトークがそこかしこで聞こえていた。エロの次は怪獣なのだ。






 最初は『大丈夫か?』と思っていたイベントも、ほぼほぼ満員の会場であっという間に、スルスルと終わってしまった、という印象。







 ミニチュア修復の困難さに運命の巡り会わせ、未映像シナリオを求める執念、稜線から割り出す、まるで警察の捜査並みのロケ地探索の道、条例と戦う新たな夢の発信場所……まるで学会の発表会のようだ。『好き』を突き進める、好き薦めれば何かが見えてくる。怪獣や映画が好きでもいいのだ、いつかなんとか夢はかなったりする。断言はしないが、思い続けることは大事なのだな、と思った怪獣納めでした。




 盛況のうちに閉会し、外へ出るとまだ冬の朝は暗かった。



 帰宅し、仮眠をとって寝屋川の怪獣談話室へ。ここに来ないと、気が済まない。
これで本当の怪獣納め。来年も怪獣や素敵な映画に巡り合えれば幸い、なんとかして生きていこう。

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 先週の誕生祭、後日祭の熱狂冷めやらず、昨日オープンしたなんばのストアに駆けつけ、バランクリアファイル買ったりぬりえしたりして、否が応でも盛り上がる新作ゴジラへの期待と不安。それがアニメだろうがアメリカ産だろうが同じこと。
 なので、いつものように初日の初回に『GODZILLA 星を喰う者』を見てきた。





(以下、内容に触れると思います)





正直、不安しかなかった。一作目はバカデカイゴジラアースの登場でおっ! となり、二作目はポスター詐欺のメカゴジラに違う意味でおっ! となった。それなりに毎回サプライズのあるアニゴジ。アニメっぽい観念的な台詞の羅列に何度か睡魔に襲われかけた。





 一作目はまだしも二作目の肩透かし感がすさまじかった。メカゴジラの件よりも、前作と同じ攻撃だったのが許せなかったが、それはまあ、確実なゴジラを倒すプランがそれだけ、という理由があったからなのだが、それでも釈然としなかった。ぶっちゃけ、二作目のガッカリ感が大きかった。先日会った、先にプレミアで見てきた東京のゴジラファンの微妙な表情も気になった。今回もキングギドラは観念的なものとして扱われるのか?





 先日お会いしたゴジラストアの店長が力強く『キングギドラ出ますよ!』と力強く言ってくれたので少し安心したけど、でも……と、ハードルを下げまくったのが吉と出たのか。







 面白い! 相変わらず観念的な台詞の羅列に今度は宗教ネタもぶちこむけど、冒頭からゴジラ出てるし、まずは満足。そして宇宙から飛来するギドラ! 長い! ゴジラと戦ってる! もう満足だ、どれだけハードル下げてたんだ? しかもオリジナルの鳴き声が出る、イメージだけどモスラも出る、ゴジラ絶対殺すマンのハルオの物語として完結している! と書けば、どれだけ前作にガッカリしてたのか? という話になりますが、ここにきて、あぁ、アニゴジは三部作でひとつの物語なのだな、と気付かされるのです。

 小難しい台詞の中にさらっと『怪獣とは?』『ゴジラとは?』という本質を突いてるのも『グタグタいってるけど、分かってるじゃない』とニヤニヤしてしまう。





 変人揃いのキャラクターの中で、唯一ほっとする存在、マーティン博士のある台詞がこの映画をググン、と怪獣映画に近づけてくれるのです。SF、宗教、人間的ドラマ、それにラブ。いろんな要素がそれこそギドラの首の如くカラマリあってたけど、やはりゴジラが出ているからにはこれは怪獣映画なのだ。


 ゴジラを傍観する者、マーティン博士はやはり『怪獣王ゴジラ』でレイモンドバーが演じたスティーブマーチンが元ネタなんだろうな、たぶん。







 入場者プレゼントはドゴラとゴジラのカード、食玩ミニソフビも買い、時間があれば二回目もいきたい、と思うぐらいに満足してました。もうこの設定ならあれでベストだろ、批判してた人は何がアカンかったのかな? 満足しきっているのも、これもまた大宇宙インチキ宗教家メトフィエスの策にはまっているのかも。



 誕生65年、色んなゴジラがいて楽しめればエエのです。いくらでも動かせれるのに歴代で最も鈍重に動かしているのも妙味です。

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 長いです。先週のことをまとめて書きます。
 まずは先週の木曜日のこと。映画ファーストデーだったので、前から見たかった『遊星からの物体X』を見に難波へ。しかし、上映は夕方より。時間がある、ファーストデーだ、もう一本見よう。何がいい? バーフバリ? 見たいけど、まだチャンスがある。ここはその日が最終日の『スカイライン・奪還』にしよう。物体Xと合わせて宇宙人祭り!
 前作は見てないけど、直接繋がりがあるわけでもない、らしい。ロサンゼルスに巨大宇宙船来襲、人間をどんどん誘拐していく、生き残った者たちはどうする、いかに反撃に転じる? と、よくある話といえばそれまで。この映画の斬新なところは、後半で舞台がタイの森林地帯に移ること! 


 主人公のロス刑事やヒロインの地下鉄運転手たちを乗せたまま巨大宇宙船はなぜかタイへ。なぜか? そこにシラットがあるから! 『ザ・レイド』で一躍脚光を浴びた新格闘術、シラット。多分制作者の中に『ザ・レイド』を見た者がいたに違いない。『今度の映画、シラット入れようぜ!』とばかりに、脚本の後半部分を大きく書き直した、に違いない。巨大UFO、怪獣、ロボ、宇宙人、それにシラット! まるでアメリカンSFアクション映画の教科書のような、いや、大学ノートに書きなぐったようなアイテムがてんこ盛り、クライマックスはシラット対宇宙人!


 一部CG処理されてるけど、宇宙人は着ぐるみ、『ザ・プレデター』に続き、着ぐるみ宇宙人を見るとどこかほっとするのはウルトラシリーズで育ったから? 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のような二部構成、良くも悪くもこうなったのは全部シラットのせいだと思う。『だって、あれもこれもやりたかったんだもん』と悪びれるふうでもない制作者の顔が、うっすらとスクリーン越しに見える、そんな映画でした。早く感想を書かないと忘れてしまいそうだ。
 続いて『遊星からの物体Xデジタルリマスター版』。中学生時代、高熱でうなされていた時にゴールデン洋画劇場で放送されていた、悪夢のような映画。ハリウッド映画のクリーチャーや宇宙人がどこかぬめぬめしているのは『エイリアン』とこの映画のおかげ、と言っても過言ではない作品。1982年公開だから、もう36年前の映画。つい最近だと思っていた80年代の映画ももはや古典の域に入ってきている。



 先日の『ゼイリブ』に続いてのジョン・カーペンター映画。しかし、『2001年宇宙の旅』とか、リバイバル映画ばかり見てますな。デジタルリマスターのおかげか、南極の雪景色はどこまでも白く、合成の粗も見える。しかし、どろどろぐちゃぐちゃの物体Xは色あせることがない気色悪さだ。不定形で、宿主の体を乗っ取るために誰が物体Xなのか分からない。人間に紛れ込んだ異形、というのは『ゼイリブ』にも通じる。閉鎖された南極基地での人間不信になりそうなサスペンス、カウボーイハットにショットガン片手の主人公カートラッセルは、カーペンターが好きな西部劇のオマージュか。そういえば、これのオリジナル版の制作者はカーペンターの『要塞警察』の元ネタ『リオ・ブラボー』の監督ハワード・ホークスだった。カーペンターがこれを作る理由は十分にあったのだ。犬の顔が裂け、腹が割れ、首から蜘蛛の足が生える等々、手を変え品を変え、観客を驚かせてくれる物体X七変化。あれは捕食中の姿なので、完全に乗っ取ったら、宿主の姿に戻るらしい。



 何度も見ているので、出番は分かっているものの『来るぞ、来るぞ』と思わず身構えてしまい、血液検査や腹がバリーンと割れるシーンでドキッとなる。ラストに登場する、全てのものを取り込んだ、通称ブレアモンスターの怪獣っぽいスタイルに救われる。あの牙の生えた巨大な頭部は一体何なのか? 新作をけなすようなことはしたくないが、『スカイライン』よりも断然こっちである。



 宇宙人映画二本を見た翌朝、寝屋川のキャスト社へ。ハイエースに荷物とスタッフのっていざ東京。11月2日の夜は毎年恒例のゴジラ誕生祭。今年は京都みなみ会館がお休みなので同時開催はままならず、東京へ。今回は運転手等のお手伝い。





 今回の上映作品は『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラVSスペースゴジラ』『ゴジラVSデストロイア』の、ゲストの中尾彬さんにちなんだ三本。池袋ヒューマックスシネマはデカい、広い! 生で見るゲストの中尾彬さんはスマートだった! 『スペースゴジラ』出演の斎藤陽介さんのトークには、橋爪淳さんが飛び入りゲストに! しかし、映画をじっくりと見るよりも、ロビーでうろうろしたり、仮眠を取ったり。しかし……東京まで来てフィルム上映のゴジラ映画を何も見ないわけにはいかない! と、最後の『VSデストロイア』の終盤だけを大画面で。大怪獣がドシンドシンと画面いっぱいに暴れる様はやはり気持ちよいものです。




 夜が明けるとそそくさと大阪へ。休憩を挟みながら、15時ちょうどに寝屋川キャスト社に到着。ばたばたとした2日間は終わった。いや、本番はこれからだった!




 翌4日、京都みなみ会館がお休みの代わりに大阪ロフトプラスワンウエストで『ゴジラ誕生祭2018後日祭〈ジアザー〉』が開催。



『モスラ3』『ゴジラ2000』『ゴジラ×メガギラス』の特殊技術、そして来年オープンの須賀川円谷英二ミュージアムで上映される短編の演出を担当された鈴木健二監督をゲストに迎えてのトークライブ。この日ばかりはロフトがみなみ会館になる、とのことなので吉田由利香館長、それに東京よりいつもお世話になってる中村哲氏、円山剛士氏も登壇、いつもながらのアウアウな司会進行をやらせていただきました。



 後半には84ゴジラのショッキラスのデザインを手掛けた仁科秀昭さんが飛び入りゲストに。怪獣愛、ゴジラ愛、ショッキラス愛に溢れた濃厚な時間でありました。東京土産? のちびゴジラ帽子をかぶりっぱなしであります。
 家に帰って、荷物を片付け『やっと終わった』という心地よい疲労感。これもなんだか久しぶりな感じがします。来年の誕生祭は新生みなみ会館でぜひ!


 そして怪獣誕生月間は終わらない、今月18日はゴジラコミカライズの坂井孝行先生をお招きしてのババジラジオ日曜日開催、それに来月も年末オールナイトに代わるイベントがロフトプラスワンウエストで……。
 

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あれは、自分一人で楽しむのはもったいない。 ということで、先日は子供らと特撮のDNA展2回目へ。


 今回は湾岸線を使って海沿いをすいすい。

中島PAで広大な海が見えるトイレで用を足す。

 途中、長い渋滞につかまるが、どうも明石海峡大橋に向かう列とかち合ってしまったらしい。そこを抜けると目的地はすぐそこ。ブックオフに立ち寄り、予定から大幅に遅れて明石市立文化博物館へ。 

 まずは昼食、と魚の棚商店街で明石焼き。

商店街にいた、謎の生物。やはりタコなのだろうか。

 駅前をぶらついてやっと会場へ。本物がいる展示はなはり何度見てもいい。たぶんおそらく、同じようなものを前回も撮影したに違いない。でも、撮る。子供らも満足したようだが、一番満たされたのは父だと思う。




 せっかく明石まで足を伸ばしたのだから、と次は須磨水族園へ。今度は生きて動く連中を見に行く。

 ここにも怪獣チックな魚がうようよ。ラッコやペンギンといったかわいい動物も、もちろんいた。カピバラはネズミというには大きくて、イノシシというには小さい。が、ネズミの仲間らしい。

 帰りに再びブックオフ。怪獣と動物とブックオフの好きな親子の1日はこれにて終了。

 タコラのビジュアルブックとソフビ怪獣に絡ませられるサイズのタコフィギュア購入。明石だけにタコ尽くしでありました。

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百聞は一見に如かず、あるいはザ・ブルーハーツじゃないけど、『写真には映らない、美しさがあるから』ということで、先日宣伝イベントにさんかさせていただいた『特撮のDNA』展へ、明石まで行って来ました。

 途中、高速道路でナビにだまされた、というか肝心な所で道を教えてもらえなかったので、とんでもない遠回りをしたけど、愚痴になるからいわない。




 高速降りて、すぐに博物館に到着。冷房の効いた館内、入り口のメカゴジラでさっそく心を掴まれてしまう。 


 ほどよい広さの会場に『特撮のDNA』たちがぎっしり。

 一階は主にヒーロー、メカの展示。二階ではゴジラ、モスラ、怪獣たちがお出迎え。全然飽きない、見応え十分な展示物。



 物販も充実していて、キャスト社からは、タコの街、明石らしいクレクレタコラが。  

 駅の商店街には怪獣映画風の幟が。タコの街、明石は今夏怪獣の街に。楽しかったから、もう一回行ってみたい

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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