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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 子供の春休みも終わり、いよいよ進級、進学の季節。悔やまれるのは五月山動物園でウォンバットが拝めなかったこと!
 


 
 ぎゅうぎゅうに働いて、珍しく人並みの休日が味わえる週末。花見に行くか、しかし一人だし、天気が悪い。じゃあ映画だ。と、いつものように京都みなみ会館へ。



 先日のドラゴンオールナイトからどうもドラゴンづいてるみなみ会館、今回は『残酷ドラゴン・血斗竜門の宿』であります。ドラゴンと言っても、カンフーではなくチャンバラ、香港映画と言えば猫も杓子もドラゴンだった時代があった! 公開当時そのままのタイトルでデジタルリマスター公開した配給元に拍手。処刑した役人の遺児をも狙う悪漢と、一癖も二癖もありそうな武芸者が、荒野の宿で鉢合わせ。ウェスタン+日本の時代劇の要素で送る武侠片。展開がもたもたしている部分もあるけど、武芸者たちが腕を見せ合う場面や、立ち回りに日本の時代劇、特に『座頭市』の影響が強く表れている。ろうそく切って刀身にひょいと乗せるなんて、そのまんまだった。ラスボス一人に複数で挑むスタイルは卑怯かもしれないけど、入れ代わり立ち代わり、技を繰り出し、敵を追い詰めていく殺陣はジャッキーチェンの映画でもよく見られたので、のちのカンフー映画に影響を与えたのかもしれない。この映画が大当たりして、香港映画は武侠片だらけ、チャンバラから素手によるカンフーに移り、ジミーウォング、ブルースリーが登場することになる。そういう意味では歴史的な作品。




 せっかく来たんだから、そのあと上映の『狂い咲きサンダーロード』も見ておかないと。こ発見されたネガをデジタル化した恐ろしく美しい16ミリ作品。ほとばしる暴力、とにかく動いていないと気が済まない、小さくまとまってられない、安定を良しとしない、そんなはみ出し者がはみ出して、はみ出して、最後に大爆発する。もう、何に怒っているのかさえもわからない、とにかくやってやろうじぇねえの! の精神で突き進む。スタッフもキャストも何かにとりつかれたように狂い、暴れているのが画面からも伝わる。リアルタイムでは見ていないけど、その異様さは大学生が見ておくべき映画ベスト10に必ず入っていた、と思う。桜もしょぼしょぼ、外は雨、そんなじめじめした雰囲気をぶち壊すパワーがあった。




 上映前、どこかで見た顔があった。中学以来の友人夫婦だ。高校時代は一緒に8ミリ回した間だ。お互い年取ったけど、心のどこかであの時のことを思い出していたのかも。いや、思い出してないかも。しかし、まさかここで出くわすとは思わなかった。京都みなみ会館に通いだしてもう3年、いろんな出会いがあったなあ。




 そして来週……やってやろうじゃねえの!


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 3・31、お手伝いさせていただいた『シン・ゴジラGENERATION』と、かなりお手伝いさせていただいた『シン・ゴジラWALKER完全形態』が無事発売となりました。映画そのものについて深く切り込んだ前者に、映画そのものを楽しむ後者、どちらも鑑賞のお供に最適の書籍ではないかと思います。特に後者では編集さんとあっちいったりこっち行ったり、あることないこと書いたり、牧教授じゃありませんが『好きにした』記事をやらせていただきました。そして出来上がったものを読むと、京都とか寝屋川に通ってる人に向けて作られたピンポイントな書籍じゃないの? という仕上がりですが、たぶん気のせい。シン・ゴジラを見た人、これから見る人に向けて作られた内容充実の一冊となっております。個人的には、本当に言われないとわからない、ピンポイントなネタをそっと書き込んである仕掛けになっておりますが、内緒。





 
 そんな怪獣本に携われた喜びに包まれつつ、先日、長男と『レゴバットマン・ザ・ムービー』を見てきました。先月は怪獣映画ばかりでしたが、今月はヒーロー映画。東映のライダー映画も上映中なので、春休みは日米ヒーローが激突する形になりました。


 
 自己中で自分だけがちやほやされたいバットマンと、そんなバットマンに『最強の敵』だと認めてもらいたいジョーカーとの愛憎入り混じった戦いを描いております。人気者でありたいけど、群れることをしないバットマンの秘密とは? ジャスティスリーグからも相手にされず、家族を作らないバットマン。巨大な基地に執事のアルフレッドと二人暮らし。戦い終えて帰ってきても、迎えはコンピューターの音声のみ。夕食を一人ぽつんと食べ、恋愛映画を爆笑しながら見るバットマン。レンジの加熱時間を間違えたり、ビデオ入力の切り替えがどれだったか忘れたりと、孤独なヒーローというより、一人暮らしの悲哀がよく描けています。レゴだけど。
 



 そんなバットマンに振り向いてもらおうと、ヴィラン軍団を率いて街を襲うジョーカー。ペンギン、キャットウーマン等のメジャーどころから『お前誰?』なメンツまで、劇中のジョーカーの言葉を借りれば『わからない人はググってね!』と言われるぐらい実にマニアック。バルタン星人、レッドキング等ウルトラ人気怪獣軍団の中に、サイゴとかペテロ、リッガーが混じっているような。それもわかりにくい例えですな。わからない人はググってね! しかし、そんなヴィランを見限ったジョーカーは次なる作戦に出る。あのゾッド将軍が閉じ込められた宇宙の監獄へわざと送り込まれ、そこで歴代悪役を率いて再襲撃。
 その間バットマンは空気読めないロビンや、警察との協力体制の中でもどかしくなっている。群れたがらない彼には仲間など不要なのだ、なぜなら……。このバットマンの理由に、何が何でも関わりを持ちたいジョーカーとの関係が最近のバットマン映画以上にバットマン映画だった。しかも子供向けだから、すごくわかりやすく作られている。もうこれでいいじゃん、ジャスティスリーグもレゴでやっちゃえよ! ノーランが長い時間かけてやってきたことをさらってやってのけて、その上でレゴガチャガチャ戦う! 面白すぎる! 先週のキングコングといい、いいのかこんなに面白いもの見せて? さらにレゴで今までのバットマン映画を再現、今までのは全部つながったことになってるというレゴだからできる設定。過去作品、特にテレビ版のオマージュがたっぷり込められているのもマニアック。
 



 レゴを使った正統派ヒーロー映画でありつつ今回も怪獣映画でした、というまさかの展開。並盛り頼んだら大盛が来たような満腹感(以下、内容に触れるので白字で)。




 宇宙の監獄に飛ばされたジョーカーは今までのヴィランではなく、過去の映像作品に出てきた悪役たちを復活させ、ゴッサムを襲う。ヴォルデモート、サウロン、エージェントスミス、グレムリンに西の悪い魔女、ジョーズ、恐竜。そしてキングコング! 今週もキングコング! ゴッサムの街で暴れるキングコングという気の狂ったような展開! さらにもう一匹、緑色の怪獣が。お前誰? あ、腕が四本ある、こいつは『タイタンの戦い』に出てきたクラーケンじゃないか! 実にマニアック! そのルックスと口から熱線を吐く演出はひょっとしてゴジラを呼びたかったんじゃないの? と思われる。しかしその代打がクラーケンとはマニアックにもほどがある。あのダイナメーション怪獣がこんな形で復活するとは。しかもバットマンの映画に。これはウルトラマンの新作に他社のちょいマイナーなキャラであるパイラ人やガッパが出るようなもの、というまたよくわからない例えをしてしまいますが、それぐらいのインパクトです。



 王道のヒーロー映画でありつつレゴ、そしてまさかの怪獣登場と、新年度もまた怪獣ネタが続きそうであります。『シン・ゴジラWALKER完全形態』もよろしくお願いします。
 

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 やることはまだあるけど、大きな山場を越え、一息ついた昨日の朝。昨日のことを書いてるから、もはや日記ではない。



 今月は新作映画を見てないな、あれもこれもスルーしてしまった。今からはどうだ? 『マグニフィセントセブン』がもうすぐ上映終了、しかも朝一しかやっていない。これは大変だ、と早起きして映画館へ。




 『マグニフィセントセブン』は『荒野の七人』のリメイク。とはいえ、タイトルだけ借りた全く新しいものになっている。オリジナルの山賊から今回は悪徳地主へ。7人のメンバーも黒人リーダーを筆頭にメキシカン、インディアン、アジア系と人種を超えたチーム編成。これでキャラ分けもばっちりであり、誰がだれかわかりやすい。あとメンバーにデブキャラを入れてるのもナイスポイント。



 全く新しいとはいえ、オリジナルやそのまたオリジナル『七人の侍』へのリスペクトも忘れてないところがいい。ストーリーはぐっと絞り込み、前半は7人のメンバー集め、後半は敵の迎撃というシンプルな構成。ドラマ部分が物足りないかもしれないが、敵の人数が多すぎて、余計なことをしている暇がない。悪いやつはとことん悪く、エエモンはとことんかっこいい、往年の西部劇の雰囲気を見事に復活させている。とはいえ、現在の西部劇の根底には、亜流といわれていたマカロニウェスタンの血が静かに流れている。派手な銃撃戦、流血という見てくれの部分だけでなく、主人公の行動が復讐だったりするのは、その影響が大きいのでは、と勘繰ってしまう。アメリカ西部劇とマカロニのハイブリッドの成功作品が生まれたのでは、と思う。エンディングのあの曲にニヤニヤしてしまう傑作。



 派手なドンパチ、馬上ガンファイト、ええもんサイドが死んでいく映画を見るのも久しぶり、西部劇も久しぶり。いや去年は『ヘイトフルエイト』があったか。

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 昨日は京都みなみ会館(またかよ! まただよ!)で『ドラゴン危機一発すぎィッナイト』へ。この世知辛いご時世『ドラゴン』である。『カンフー』でも『マーシャルアーツ』でもなく『ドラゴン』。かつてジャッキーチェン登場以前は香港からくるアクション映画はすべて『空手』『ドラゴン』だったことがある。それはちょうどイタリア映画が一時期『マカロニ』と呼ばれていたのに似ている。ちょっと違うか。
 そういえば、怪獣、特撮抜きのみなみ会館オールナイトは学生時代の『西部劇特集』以来ではないだろうか。
 
 怪獣の時と違って開演は深夜0時30分と、遅いスタートなので、余裕をもって京都へ。ロビーにはお客さんがちらほら。人であふれかえる怪獣オールナイトは異常だったのか?



 今回は3月から香港映画が続々京都にやってくるので、その前哨戦としての意味合いもある。上映作品は『ドラゴン危機一発97』『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』『片腕ドラゴン』の3本。タイトルに『ドラゴン』のつく作品ばかりである。




 上映前に、待機中の香港アクション予告編大会と、イップマンからの劇場マナーCM 。イップマンに言われちゃ、みんな従うしかない。
『ドラゴン危機一発97』は、ドニーイエンの日本初お披露目映画。とにかく監督を兼任するドニーさんの『俺を見ろ!』アピールがすさまじい。しかし、その超絶な技の数々に言われなくても見入ってしまう。回想形式のミステリアスな展開、記憶をなくした男ドニーさんの正体は何だったのか? とにかく動く、よく動く、素手でも強いのに、鉈をふるって敵を叩き切る! まるで何とかに刃物、である。オリジナルとは何の関係もないが、ドニーさんのアクションにどこかブルースリーのオマージュが入っているのがうれしい。









『女ドラゴン』はみうらじゅん、安西肇両氏によるコメンタリー上映。本国でも大いにこけたこの映画は、この二人を起用するととかしないと見れるものではなかったのか? 夫を殺された一芸に秀でた未亡人が軍を率いて敵軍に迫る。夫の敵だ! でも鎧株価ぶったらだれがだれかわからなくなるのがこの映画の致命的なところ。それとせっかく一芸に秀でた未亡人軍団なのに、その特技をうまくいかせていない気もした。人馬転がす巨大な糸車状兵器、紙気球爆弾、人間吊り橋など、アイデア満載だけど、それがうまくいってないように見えたのはコメンタリーのせいか。この映画で寝てしまおう、と思ったけど、コメンタリーが面白すぎたので、起きてしまった。あんな気の抜けたコメンタリーやりたい。あと、誰が女ドラゴンだったのか。未亡人軍団の奇抜な鎧がドクトルGみたいだった。
 そして今回の個人的目玉『片腕ドラゴン』である。カンフー映画でおなじみ、道場間の諍いごとに巻き込まれた主人公が、ライバル道場の雇った琉球空手家によって片腕を失う! とそこまでが割と長いので『誰が片腕になるんだ?』と不安になりそうである。主演のジミーウォングがその名のごとく地味なフェイスなので、一瞬主役不在の映画に見えてしまう、そのギリギリのラインをかろうじてアクションで主張しているからだ。片腕のジミーさんは、残った左腕を強靭なものに変え、復讐をする。特訓ではなく腕を改造して強くなる。地味フェイスのおかげで、後半から見ると、まるでジミーさんが道場破りの極悪人に見えてしまう。




 全編を流れる『黒いジャガーのテーマ』が猛烈にかっこいいけど、それって無断使用では? とか香港映画では言わない約束。あっけない幕切れで、仲間と師匠の敵を打って映画は終わる。
 


 いつもの怪獣オールナイトと違い、遅い時間に粛々と始まり、朝早くに粛々と終わった。でも、心の中ではむくむくとドラゴンが頭をもたげていた。多分、みんな同じ気分だった。と、思う。旧作から新作まで取り合わせた香港映画の超絶技巧、『帰ってきたドラゴンナイト』に期待したい。
 ロビーで売ってたドラゴン焼きそば。固焼きドラゴンである。

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 昨年、軽い気持ちで見に行ったらとんでもない目にあわされた映画『この世界の片隅に』は、はじめは小規模公開だったのが口コミで評判が広がり、上映館が増え、今でも絶賛ロングラン中という奇跡的な作品。それがおなじみ京都みなみ会館でも上映中。昭和の雰囲気漂うみなみ会館にぴったりの内容である、アメコミ映画もリメイク荒野の七人もみたいけど、ここはまずみなみ会館だ、ということで、先日京都へ。


 火曜日はカップル割引の日ということで、一人で来館するお客さんを捕まえ、割引に成功。せこいか? いや、ルールの中で遊んだだけだ、と言い訳しよう。


 ロビーは小さな資料館の様相で、関連書籍、イメージボードが飾られている。入場者は高齢者の方が多い。そういえば、平日の昼間から映画に来れるのはふらふらした俺のような人間を除いては、この層が多いだろうし、映画の内容が内容なだけのことはある。そんな中、ひっそりと貼られた『狂い咲きサンダーロード』。



 二度目だというのに、ポツリ、ポツリと『悲しくてやりきれない』が流れ、青い空にすっと『のん』の文字が浮かんだだけで、心をぎゅううううとつかまれ、物語の中に入っていく。この世界には人の営みがあれば、戦争もあり、オバケもいるんだなあ、という映画なのです。そしてよくわからないけど、じんわりする。なんだこの感情の高ぶりは。
 映画の後、野暮用があったので、元の状態に戻すのに難儀した次第。子供らと、また見たい。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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