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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 あけましておめでとうございます。一応肩書が作家なので、今年こそは自分の企画を実現させたいと思っています。このままだと介護職になってしまいます。



 元日、とはいってもテレビは長いだけで面白くないし、ちょうどサービスでいということもあるので、『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー(相変わらず長い)』を見に行く。冬のライダー映画を見るのは何年振りか。ライダー映画から足が遠ざかっていたのは、最近のライダーにのめりこめていなかったのと、おっさんを喜ばすネタが仕込まれてないから。春の『仮面ライダー1号』はオールドファン歓喜?の内容でしたからね。じゃあ、なぜ行ったのか? そりゃキレキレのアクションと、きちんと設定を押さえた演出で定評のある、坂本浩一監督作品だったからですよ。


 お話は現行ライダーのエグゼイドと一つ前のライダー、ゴーストがドクターパックマン率いる怪人軍団に挑む、というまあ、いつもの感じなんですが。あのパックマンが敵キャラになるのは『ピクセル』の影響でしょう。とにかく悪役が強くないと映画は面白くない。今回は主役を含めライダーたちがズタボロになっても戦います。今回はサブも含めライダーが10人登場、それも主役&サブの共闘の前半、主役と先輩ライダーとの共闘という後半と、ダレさせない作りになっています。最近のライダーは必殺技も変身もエフェクトと音が派手になってきているので、賑やかすぎて一瞬でも見落とすと何がどうなったのかわからないぐらいです。だからなのか、今回は変身前の肉弾戦がやたらと多い。香港アクションをほうふつさせる肉弾戦の数々、もうこのまま変身しなくてもいいやと思えるぐらいです。



 ただでさえキャラが多いのですが、きちんと先輩ライダーのドラマも盛り込まれてきちんとキャラが立っており、ただの客演には終わらせず、それぞれのファンにも嬉しい作りになってます。もちろん、坂本監督お得意の主題歌に乗って全フォーム披露もあります。




 実にお正月らしい、賑やかなおせち料理のような映画でありました。あと、見終わった後、太ももしか記憶に残ってないのも坂本作品の特徴ですね。東映は早く坂本監督に七人ライダー対デルザー軍団を撮らせてあげてください。
 
 

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 前回『この世界の片隅に』を見て。大いに心動かされ、淡々と生きよう、ああ戦争はやだやだ、本当に嫌だよと思ていたのに、今度は宇宙戦争映画ですよ。駄目だなあ。ようやく冬休みに入った次男と一緒に『ローグワン・スターウォーズストーリー』へ。3D日本語吹き替えです。3Dメガネは暗くって見にくいのが何とかならんかな。



 お話はエピソード3から4の間、あのデススターの設計図をだれがいかに持ち去ったのかを描く外伝的作品。外伝とはいえ、あのキャラとかあのメカとかが出ていて十分『スターウォーズ』足りえる内容になっています。



 個人的に驚いたのはデジタル技術の進歩によって復活したあのキャラ。生き返ったのかと思いました。



 ならず者、はぐれ者が集まっての秘密作戦は戦争アクション映画のテイストだし、ドニーイエン扮する盲目の僧侶はどう見えても座頭市だし、ギャレス監督は『ゴジラ』で控えめだったオタク要素が全開になった感じ。本当はこっちのほうが好きなんだろう。


 
 『バリヤーが破れない』と『設計図』はシリーズ通しての重要なキーポイント。これをばっちり押さえておけばスターウォーズに見えるから不思議なものです、スターウォーズには疎いけど、小ネタが多すぎて終始にやにやしっぱなしでした。



 鹿個々の映画が素晴らしいのは、見終わったら、すぐに続きを買うか借りるかして見られるということ。壮大な後出しじゃんけんはこの辺が有利なのです。まだ公開して一週間なので、詳しく書けませんが、とにかく、あの当時の雰囲気がよみがえる作品になっていることは確かだと思います。



 晴天の下、海辺での大戦闘というのはシリーズ初?


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 もうすぐ今年も終わり、振り返れば、映画館で見たものといえば、怪獣か宇宙人か超人が出てくる映画しか見ていない。スターウォーズは子供と約束しているので、ひとりで行けない。しかしどうにも偏食気味である。これはいけない、というわけではないけども、たまには毛色の変わった映画、ほんの少しでも『見たいな』と思ったものを見ておこうと思い立ち、普段はあまり行かないMOVIX堺へ。 

『この世界の片隅に』は、うちの近所ではここでしかやっていない。それも評判が評判を呼んでの拡大上映である。いったい何がいいのだろうか、そんなこともあり、見てみることにした。



 ネットの評判では映画が始まった瞬間、号泣するぐらいにオーバーに掛かれていたが、果たしてそうなのだろうか。まず『泣ける』『感動する』と人に言われることほど心が動かないものはない。そんなものは自分で決めることなのだ。
 映画は戦中、戦後の広島、呉を舞台に一人の女性の目から見たその当時の様子が描かれる。日ごとに激しくなる空襲、そして原爆。しかし、これは戦争を生きる人たちのドラマではなく、『生きてたら戦争があった』人たちのドラマなのだ。



 
 主人公、すずが淡々と生きる。特に大きなドラマもなく、淡々と生きる。ただそれだけで、なんだかホッとする。丸っこいラインのキャラと、緻密に描かれた当時の街並みが温かい。しかし、それだから余計に、ぐりぐりとえぐられるような場面に出くわすこともある。
 


 
 そしてラスト近く、とあるエピソードでウルウルとしてしまった。なぜ? どうしてかはわからないけど、涙流れ、鼻の奥がしくしくと湿り出す。なぜだ? 見終わった後、パンフレットを購入する声が震えていた。



 普通に生きることが難しく、それでいて力強い。そんな日常の積み重ねに、なぜか涙してしまうということは、よほど今の生活がすさんでいるからなのだろうか。



 この映画には怪獣も宇宙人も超人も出ない、でもお化けが出た。ドラマに密接にかかわることもなく、ぼうっと現れるオバケ。オバケにもオバケの事情があり、元からオバケだったり、オバケにならざるを得なかった者もいたり、オバケだったもの、オバケになりかかったものもいる。オバケと戦争が共存する日常は決して創作の中のものではなく、案外近くにあるのかもしれない。そして、すずが進駐軍から残飯をもらう戦後の呉の闇市の片隅では復員兵の菅原文太や、無銭飲食で千葉真一に青竹で袋叩き似合う北大路欣也がいたりするかもしれない。この映画も、同じく戦後の呉から始まる『仁義なき戦い』もどこかで繋がっているようにも思えた。オバケもいるんだから、極道者やテキ屋だって『この世界』にいるはず



 そして『手』の映画でもある。全編通して、手がキーポイントになる。細やかに作画された手の描写は人と人との繋がりを意味しているのかもしれない。人の繋がりもあれば、別れもあっけなくやってくる。それも淡々と、やってくる。ああ、普通はそういうものなのかなあ、と思ってしまう。




 失ったものと、代わりに得たもの、という構造は韓国映画『グエムル』にも似ていると思ったのだが、それは気のせいかもしれない。




 年の瀬に、とんでもなく、愛おしい映画に出会ってしまった。パンフレットが怖くて開けられない。




 
  

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 先週、ウルトラマンガイアとゴジラ誕生祭に来たばかり、だけどまた京都みなみ会館へ。怪獣以外でも魅力ある映画をバンバンやってくれる、そんな京都みなみ会館、外観も内装も昔のままで居心地がいいのです。
 今回は1986年のソ連SF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』である。そういえば『大怪獣モノ』『地球に落ちてきた男』と、超大怪獣DX以外で見る映画も変なSF映画ばかりなのです。
 ロシアがまだ鉄のカーテンで仕切られていた、ソ連時代。1986年のソ連といえば、ロッキーやランボーの敵役ばかりだった。そんな時、現地ではこんなに呑気で奇妙なSF映画を作っていたのか。
 
 ソ連の平凡な中年と若者が、ひょんなこと(本当にひょんなこと)で砂漠の星キンザザへ。そこで大冒険とか、大活躍、とかあればそれなりに物語は成立しそうなものですが、そんなことしない。強欲でへんてこな地元民と、地元のへんな風習に戸惑いながらも、なんとなく地球への帰還を目指す。『クー』という独特のあいさつに始まり、どの風習も間抜けである。近くはないが『21エモン』と、水木しげるのオチのないダウナーな漫画が合わさったようなテイスト。
 砂漠の風景にポツンと浮かぶ釣り鐘状の宇宙船。ミニチュアと実物をつかいわけており、粗が見えず、生々しい。廃材を集めたようなセット、ぼろのような地元民の衣装もなんだかリアル。でもやることは間抜けである。間抜けだけどほのぼのした味わい。だから、ラストでなんだかジーンとくる。
 80年代、ハリウッドがSFXを駆使したど派手な映像(これも今となってはアナログなのですが)を連発していた一方、ソ連ではこんなのんびりしたSFが作られていたですな、そののち、ソ連は崩壊し、今のロシアへ。クーさえできれば世の中、もっと仲良くなれるのかもしれない。
 みなみ会館では劇中の独特のあいさつ『クー』をすれば割引してもらえるので、いざやってみたら、今日は男性割引の日だったので、意味はなかったクー。
 ロビーではトートバッグ、缶バッジとグッズも豊富だった。でも買ったのはゴジラのクリアファイルでした。  
 
  
 世知辛い世の中、みんなもこれを見て呑気な気分でクーすればいいのに、と思いました。
 

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 前回に引き続き午前十時の映画祭のこと。


 遅れてきたマカロニファンの心を躍らせた『続夕陽のガンマン』に続いては『七人の侍』というニクイラインナップ。さて、いつ行こうか、と思案しつつ、昨日ちょうど時間が空いたので見に行った。こういうのは終日やってほしいものである。あるいは、上映館数を増やすとか。単館リバイバルではなく、全国的に公開されるのはひょっとしたら1991年のニュープリント上映以来かもしれない。しかも今回は4kデジタルリマスター!
 京都みなみ会館で教わったあの4k技術で恐ろしいぐらいに美しい、ひょっとしたら公開時よりも美しい状態で見れるのです。


 
 侍雇って野武士と戦うという単純明快なお話をじっくり描いた3時間半の大作。しかし、これが何度見ても飽きないから不思議。侍をはじめ、百姓も、その他の人々もみんな血の通ったキャラになっている。いじわるそうな、ものすごい顔した馬借も実は百姓の代弁者となって侍の心を動かす。このさりげなさがいい。野武士を排除されるべきものとして描く以上、その他のキャラは実に人間味にあふれている。これが黒澤監督のヒューマニズムなのか。
 

 
 改めて、個性的な七人を見事に描き切ってるなあ。リーダーがいて、若者がいて、おっちょこちょい、愉快な奴、クールな奴、参謀ポジション、日本の集団物の基礎になっているのは間違いない、と思う。そしてみんな仲がいい、。同じ死地に赴くわけだから、連帯感が自然と生まれるものなのだ。だからこそ、あっけない死にざまがとても切ない。


 いまだに邦画のベスト1なんじゃないかと思えるほどに文句なく面白いお話なので、今回はその美しくなった画面を堪能することにした。
 


 すごい、汗の粒がくっきり、着物の繊維も、雨、泥の表現も、木造家屋の木目がくっきりはっきり見える。セリフも聞き取れるぞ! 大ロングでとらえた村の俯瞰図、そこには村人が忙しく動き回っているのが見える。これはもう、朝一の上映とかけち臭いこと言わないで、もっともっと上映回数を増やしてもいいんじゃないかな、と思う。



 平日なのに八割の入り。しかし、これ見てちょっと寄り道して帰宅すると、あっという間に一日過ぎてしまうなあ。



 そして明日はいよいよゴジラ誕生祭2016、それにウルトラマンガイア上映会!



 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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