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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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ここ最近の見たこと行ったことを。



 8月14日京都みなみ会館『山猫は眠らない8暗殺者の終焉』。8本もシリーズあったのか、主役が息子に変わってたのか、でもまだウィリアムデフォー出てるのか! と驚くことばかりのシリーズ最新作。というか、一作目以来の鑑賞。主人公が何者かにはめられるも……という筋書きはさておき、特筆すべきは二本から秋元才加さんが参戦。殺しのプロ、レディデスとして主人公親子を敵に回して大奮戦。ライフルを構えた姿も様になっているし、格闘戦もキレがいい、後ろ蹴りの際、脚の上がり方が綺麗、それに目力がすごい、あの目つきの鋭さで抜擢されたんじゃないかと思うほど。秋元さんにはこれからも海外のアクション映画にどんどん出演してもらいたい。なんだか毎週京都へ通ってる。



 8月16日。子供2人と淡路島へ。来年開設予定のゴジラアトラクションのプレイベント、ゴジラミュージアムへ。お盆最終日だというのに道はガラガラでとてもスムーズ、これもコロナの影響。今までさんざんコロナに間接的にひどい目に遭ってきたのだから、たまにはいいことがあってもいい。会場であるニジゲンノモリはクレヨンしんちゃん、ナルトといったアニメのアトラクションが行われており、今回底にゴジラが参加する形になっている。森の中にポツン、と立つ、巨大なゴジラ像、ミュージアムでは『東京SOS』の主役怪獣三匹がお出迎え、その他ジオラマやガレージキットの展示もあり。短い時間ながらとても満足。男三人、やることといえば観光地巡りでも地元の名産を食べたりすることではなく、地元の中古屋巡りだったりするのだ。淡路から洲本を経由して、家路につく。


 8月18日。お盆も終わり、子供らは学校へ。一人になったのでTOHOシネマズ泉北で『東映まんがまつり』へ。『映画ふしぎ駄菓子屋銭天堂』『仮面ライダー電王プリティ電王とうじょう!』『りさいくるずー守れ!もくようびは資源ごみの日』『映画おしりたんていテントウムシいせきのなぞ』の4本。ひょっとしたら東映まんがまつりを見るのは79年の『龍の子太郎』以来かもしれない。今回はアニメと実写、それも仮面ライダーの新作が見れることと『銭天堂』のオープニング、エンディングが『バイオレンスボイジャー』の宇治茶監督ということで。もう本編もゲキメーションでやればいいのでは? というぐらい本編の少し怖くて不思議な感覚がぴったりはまっている。『電王』はなんだか久しぶりの気分はしないけど、基本着ぐるみキャラのモモタロスたちがメインなので、いつでも新作が作れることが強み。今回は平成元年に飛んで、お宝をめぐってイカデビル率いるショッカーと戦うといった内容。平成元年ってつい最近かと思ったけど、もう30数年前、あの頃のちびっこはもうお父さんお母さんなのか。ちなみにショッカーは劇中ではお爺さんおばあさん世代の悪の組織らしい。平成元年ということで当時活躍中の仮面ライダーブラックRXネタも。というか、本人もちらりと登場し、おっさんの客を大いに沸かせる。『りさいくるずー』は段ボール工作で作られたアニメーション。ここでも電王ネタが、本編以上に頻出。電王って素手の仮面ライダーシリーズから電王という独立したジャンルになりつつあるな、と思った。『おしりたんてい』今回のメイン番組。謎解きやユーモア、それに下ネタを混ぜ込んだちびっこ大喜び、大人にも楽しい一本。子供の大好きな下ネタを親も容認するぐらいに綺麗に、お上品にまとめているのがうまいなあ。電王のオシリーナと本作で、尻と電王尽くしのまんがまつりでした。

8月20日。長男が『どうぶつ宝島』が見たいというので京都出町座へ。こちらは所用のために先に離脱。猛烈に暑かった。



8月21日。新世界東映『怪猫トルコ風呂』『やさぐれ姉御伝総括リンチ』の東映エログロナンセンスな二本立て。以前から噂の『怪猫』はなぜ化け猫とトルコをドッキングさせた? と思ったけど、これが実にストレートな怪談ものでした。トルコに沈められ、信じていた男に殺された女の情念が、死んだ飼い猫と合体し、化け猫になって復讐する。舞台が舞台だけにポルノな内容ですが、それよりも室田日出男、殿山泰司、山城新伍といったアクの強い男たちの演技に目が行ってしまう。クライマックス、化け猫になったヒロインが登場する際、トルコの泡が空中に吸い上げられ、シャボンになるというシーンが実に幻想的、やけくそのエログロでは終わらないつくり手の自信を見たような気がする。見終わった後、隣にいたおじさんが『しょーもない映画やな』とつぶやいていた。まあ、裸より化け猫とおっさんが目立ちますから。

 『やさぐれ姐御伝』は石井輝男監督による女侠客もの。『怪談昇り龍』のようなストレートかつエログロなもの、かと思えば、これは逆にエログロを前面に押し出しつつもストレートな筋立て。オープニングの全裸チャンバラ、クライマックスの全裸大運動会のような大乱戦、しかしここでもアクの強い男たちに目が行ってしまう。ヒロインたち女性陣が美しく強くあるためには、男どもはどこかマンガチックな醜悪さをもって引き立てるしかないのだ。迷宮のようなドヤ街、死体置き場での大乱戦と石井輝男らしさ全開、女性器に麻薬を詰めて密輸する奇天烈なアイデア。時折挟まれる夕陽のバックにしたショットが美しい。

 以上、山猫で始まり、化け猫で終わった一週間のあれやこれやでした。



 


 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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