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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 あぁ、おぉ。夏休みが終わった。これで邪魔されずに原稿に没頭できる。しかしながらこの夏休み、見に行った映画といえばオーズ&ゴーカイジャーだけという寂しさ。もっと見たかったが、折り合いがつかずにずるずると9月になってしまった。  そこで昨日、ファーストデイということもあってやっとのことで『実写版忍たま乱太郎』を見に行く。公開からずいぶん経つので、夕方一回だけの上映。  三池監督である。実写漫画映画である。『期待と不安が入り混じる』という使い古された言い回しは、この人の映画を見る前の状況にぴたりと当てはまる。世の中には『いい三池』と『悪い三池』の二種類があるのだ。ばかばかしいことを全力でやり遂げる三池映画と、お膳立てはいいのだが……な三池映画。  今回はどっちだ? 『ヤッターマン』のときのような『いい三池』だった……と思う。 いまだにこわもてな映画の監督というイメージがあるが、子供向けでも決して手を抜かない。むしろ全力である。  『ヤッターマン』からさかのぼれば、『妖怪大戦争』がある。大人が一生懸命バカをやって子供を、否、子供『も』喜ぶ映画だ。長期休暇に公開の三池映画はそんなイメージである。  今回の『忍たま』もそんな感じ。原作を経て、ほどほどの下ネタ(小学生が喜びそうなウンコシッコ関連)に、有名俳優が漫画キャラを演じる、コスプレ映画の楽しさ。 スタッフ、キャストともに昨年の三池映画『十三人の刺客』からシフトした人たちが多い。本格集団構想時代劇から、漫画集団忍者映画へ、そのギャップもまた楽しい。  登場人物がやたら多いので、キャラ紹介的なエピソードが多いのは仕方ないが、きちんと筋を通して作られている。  原作もそうだが、時代考証虫のギャグ漫画に見せかけて、忍者の考証だけは忠実である。そのことを踏まえて、忍者同士のバトルはかなりいい。カッコイイのだ。いつからか日本人が忍者をかっこよく描けなくなったと思っていた。だがここにきて久々にかっこいい忍者の殺陣を見た。二年前の抜け人映画よりもしっかりとしている。ギャグのような黒装束での立ち回りが驚くほどカッコイイのだ。  かつて東映が『ワタリ』や『赤影』で、かっこいい忍者を子供たちに向けて発信した。この映画にも同じような匂いが感じられる。面白くてかっこいいものをどう見せるか、伝えるか? オーズに暴れん坊将軍も出たし、ここら辺で子供に向けた時代劇をもう一度作ってみるのもいかがなものかな? と思った。  そういう意味では『忍たま』のアプローチは非常に正解であると思うし、続編を期待してしまうのである。と、きれいにまとめて終わり。

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コメント
忍たまの映画では
この実写映画の他にアニメ映画もあるそうです。1996年に上映されたやつと、2011年に上映されたやつがあり現在はどちらもDVDが出ています。babaさんは知っていますか?もし興味がない、嫌いでしたら申しわけありません。

そして実写映画は来年の7月にもまたやるみたいです。ただし今度の監督は三池監督ではなく田崎監督になり、配役も前と違う人もいます。
【2012/12/13 19:46】 NAME[AMA] WEBLINK[] EDIT[]
無題
アニメ版、存じてます。残念ながら未見なのですが、なかなか評判がいいとの事。実写第二弾は先日知りました。『またやるのか』という気持ちと、スタッフ、キャストが入れ替わったりして、前作のばかばかしさが損なわれないか、不安です
【2012/12/13 22:33】 NAME[baba] WEBLINK[] EDIT[]
忍たま実写映画再び
忍たまの実写映画の新作をやる事が決まりましたね。監督、脚本、何人かのキャストが前の実写映画と変わるので、路線の違うものになるのかなと思います。監督はライダーやガメラの田崎竜太さん、脚本は時代劇を幾らかやった池田政之さんですね。

それと話は変わりますがここでコメントします。http://babataku.blog.shinobi.jp/Entry/372/で「よほど絵柄が不満だったのですね」と意見を言ったのですが迷惑だったり、返信に困る内容だったのなら申し訳ありません。ああいうコメントの多い記事で一々意見を蒸し返して気分を害してしまったかもしれません。
【2012/12/25 09:59】 NAME[エックス] WEBLINK[] EDIT[]
無題
エックス様
いえいえ、全然不快に思ってはいませんのでご安心ください。
忍たま映画は、キャストスタッフが入れ替わってしまい、前作のようなばかばかしさが損なわれるのではないかと不安です
【2012/12/31 00:55】 NAME[baba] WEBLINK[] EDIT[]


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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