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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 先日のこと。アメコミ映画はもれなく見たい次男と『ブラックパンサー』を見る。『キャプテンアメリカ・シビルウォー』で初登場したアフリカの黒いヒーロー。お話のメインは『シビルウォー』の後らしい。未知の金属ヴィブラニウムによって驚異的な技術の躍進があるものの、鎖国状態と巧みなカモフラージュでひっそりと繁栄してきたワカンダの国王、ティチャカが黒いスーツを身にまとい、国の脅威と戦う物語。呪術と科学の融合という視点は面白く、ブラックパンサーの活躍も見ていて心地いい。信用していたものが裏切り、反目関係だった人間が心強い味方になるなど、ツボを押さえた構成も悪くない。敵であるキルモンガーが同じスーツを着ているのが残念。もっと差別化してほしかったなとは思うけど、あの物語の中に組み込むのはちょっと難しいなと思ったり。ネットでは大評判、という事らしいがそれはあくまでも他人の意見であり、自分としては『楽しいアメコミ映画』だった、という以上にはなかった。つまらないわけではない、評判を鵜呑みにして期待するといけないな、ということ。何よりも途中でうとうとしてしまった、という自分が悪い。ワカンダの技術があれば、もう宇宙の敵なんかメじゃないのでは? と思ったり。車の屋根に乗ってカーチェイスするブラックパンサーに、専用バイクにまたがらない宇宙刑事ギャバンの姿を見た。

 続いてその夜、京都みなみ会館へ。フィンランドの監督アキ・カウリスマキのオールナイトへ。何度目だみなみ会館。しかし、いよいよ今月まで一時閉館である。見たいものがあれば、時間と金と相談して、できるだけ見ておきたい。それに、普通にオールナイトに参加できるのもこれで最後だと思ったからだ。昨年の大みそかに『ルアーブルの靴磨き』を見て、久々にカウリスマキ作品に触れたので、これは見ておきたいと思った。上映作品は『パラダイスの夕暮れ』『レニングラードカウボーイズ・ゴーアメリカ』『コントラクト・キラー』『街のあかり』の4本。カウリスマキ映画はどれも短いので一晩に四本上映することも可能なのだ。劇場はほぼ満員。これも閉館効果なのだろうか。

 『パラダイスの夕暮れ』は清掃員が元スーパーの店員と出会い、一度は別れるものの、最終的に手を取って、旅立つまでを淡々と描く作品。孤独な男女、酒、たばこ、ライブ、犬、青を基調とした画面に映える原色の建築物と、すでに以降の作品に繋がるフォーマットが完成しつつある。『レニングラードカウボーイズ・ゴーアメリカ』はその珍妙なルックスで公開当時話題になった作品。バカ映画というカテゴリーでくくられるものの、これもまたアメリカにやってきたフィンランド人という異邦人の姿を描くことでテーマは一貫している。ニューヨークからメキシコへ、飢えと傲慢なマネージャーと戦いながら演奏するカウボーイズ。『コントラクトキラー』ではイギリスを舞台にフランス人であるためにリストラされた男が、自分の殺害を殺し屋に依頼するものの、花売りの女性と知り合ったのがきっかけで、再び生きることを決意する。一方殺し屋はガンで余命いくばくもなく……というシニカルな喜劇。カウリスマキ映画では権力者は徹底的に嫌な奴として描かれ、その下で働く者たちには優しい。ブツンと切れるものの、ハッピーエンドを匂わせるエンディングがいい。『街のあかり』もまた異邦人のお話。警備会社のロシア人が強盗に目をつけられ……2006年の作品で、21世紀に入っても男はつつましい生活を送り、ふとしたきっかけで女性と知り合う。しかし、今回は今までもセルフパロディのようにすべてが裏切られてしまう。珍しくささやかな逆転もなく、逃避行もない。しかし、最後にそっと希望を持たせるエンディング。青く冷たい画面の中で、ほんのり温かくなった瞬間。声高に人間賛歌をするでもなく感動的なシーンがあるわけでもない、酒を飲み、煙草を吸って働くだけだけど、それをほんの少し面白おかしく淡々と描いている、カウリスマキのそんな作風がなんだか心地いいのだ、ということを再確認した夜だった。もう年齢的にハリウッド大作は受け付けない体になってしまったのかな、と思ったりもした。とはいえ、次回、ついに今のみなみ会館では最後のウルトラ大全集。またまた京都へ。今月はあと何回行くんだろうか。






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3月の一時閉館に向けてイベント続々の京都みなみ会館。怪獣関連のイベントもラストスパートでほぼ毎週通わないといけないのですが、普通にお客さんとして行ってみたいほどに魅力的なラインナップ。どれに行こうか、悩ましい。


 そんな中、先日はウルトラ大全集SPナイト2。昨年夏に行われたウルトラオールナイトの第2弾。今回はウルトラマンオーブ最終回2本に『ウルトラマンコスモス2・ムサシ少年編』『ウルトラマンティガ&ダイナ』の劇場作品2本。そしてゲストはオーブメイン監督の田口清隆さんに、オーブのライバル? としてエキセントリックな演技を見せてくれたジャグラス・ジャグラー役の青柳尊哉さん。


 チケット完売、補助席券も残りわずかという大盛況っぷり。そして入場者には缶コーヒーが手渡される。これはジャグラス・ジャグラーが劇中で何度か口にする『夜明けのコーヒーを一緒に飲みたい』に引っ掛けたもの。さすがに夜明けとはいかないまでも、夜更けのコーヒーを飲んでいただこうという趣向。

 まずはオーブ『復活の超大魔王獣』『さすらいの太陽』の最終回前後編上映。この時、こっそりゲストのお二人は客席へ。上映終了後、ゲストお二人のトークショー。

 
 
 青柳氏の乾杯の音頭で、缶コーヒーを飲む。トーク慣れしているお二人と、司会の島崎氏の巧みなリードで会場は爆笑の渦。隣の青柳氏の口調がだんだんジャグジャグになってくる。途中で青柳氏の『ガチャガチャ』、田口監督『女兵器701』にウルトラマンネオスが登場する台湾のバンドMAY DAYのPVの短編3本を挟み、トークは終了。特に3本目はなかなかスクリーンでかからない一本。テレビとは違ったウルトラマン対バルタン星人の戦いっぷりとドラマチックな構成はかなりの見応え。トーク終了後はサイン会へ。この時すでに深夜2時を過ぎていた。お二人の迅速な対応で、サイン会もつつがなく終了。サービス精神たっぷりのお二人に場内も大満足だったのでは。

 続いてコスモス2、ティガ&ダイナ上映。公開当時も上映館数が少なく貴重なコスモス2ムサシ少年編に、テレビシリーズの延長とはいえ、劇場映画並みのクオリテkィを見せてくれるティガ&ダイナ。公開当時はティガ復活のシーンで涙を流しそうになりました。

 そしてロビーを埋め尽くさんばかりの圧倒的な物販軍団。

 全プログラムが終了するころ、外はうっすらと明るくなっていた。お客様の中には夜明けのコーヒーを飲む人も。大盛況に終わったウルトラナイト、次回は3月11日、いよいよこの場所では最後のウルトラ大全集。正義の扉を開くもの、ウルトラマンネオス京都に出現。その時までdon't give up、don't stopでいきたいと思います。
 

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中一になる次男を始めて京都みなみ会館に連れて行ったのは、彼が小学校三年生の時、2014年の『モスラ』『決戦!南海の大怪獣』からだった。翌年からは3兄妹連れてゴジラやガメラを見て、そのうち子供たちも好みが分かれ、時間も会わなくなったりして言った。それから4年。久々に3人そろってのみなみ会館。いや、12月のウルトラマンタロウ以来だ。もうすぐ閉館するから見せておきたいという親の欲目、子供らは好き勝手に京都の街で遊ぶ方が楽しくなり、長男は映画を見ずにブラブラしてる。


 今回は『ガメラ大怪獣空中決戦』上映の前に一階会場でババジラジオ。聞くに堪えないトークを子供らには聞かせたくない。そんな親の心を知ってか知らずか子供らはさっさとイオンへ遊びに行ってしまった。おもちゃメーカーの人と、毎回嫌がらせのように他社商品を持ち込む男がだらだらと怪獣にまつわるあれこれをしゃべるだけなのに、京都で開催するようになってから、回を追うごとのお客様の数が増えていくのは大変ありがたいし、嬉しくも思うのですが、開場一時間前から並んでるのはどうかと思います。いや、ありがたいですが、やはり、何かかが狂ってる。



 みなみ会館一階、旧パチンコラスベガス跡で行うババジラジオも今回が最後。と、思いきや、3月31日みなみ会館最終日に行うとのこと。いいのか? みなみ会館は一時休館、おやすみになるのだけど、ラスベガスはこれでおしまい。なので来月は『ババジラジオさよならラスベガススペシャル』になる予定。


 そして『ガメラ』上映へ。子供らと見る怪獣映画は久しぶり。冒頭の大映マークからわくわくしてしまう。同時多発に勃発した怪事件をテンポよく見せ、やがてそれが一つにまとまる構成は見事である。公開当時『こういう怪獣映画が見たかった!』という欲求を十分に満たしてくれたガメラ。見ているうちにあの時の思い出が甦り、先の展開がわかっていてもハラハラしてしまう。今まで怪獣映画を見ていた世代が作り手になって初めての怪獣映画。これ以降日本怪獣映画の流れを変えてしまった一本と言っても過言ではない。ラストの『きっと来るよ!』の台詞のように、みなみ会館も早く帰ってきてほしい。


 そして来月はいよいよ超SDX最後のオールナイト、そして爆音上映キングコング対ゴジラ、まだまだみなみ会館に通わないといけない。まだもう少し遊ばせてもらえそうだ。その前に、来週はウルトラオールナイト。みなみ会館が闇に染まり、夜明けのコーヒーで満たされてしまう!
 

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 先日『劇場版マジンガーZINFINITY』を見て、久々にグレートマジンガーを見返す。Zではなく、なぜかグレート。後の映像作品では、いつもかませ犬みたいな役回りのグレートだけど、本当はもっと強くてかっこいいんだよ。しかし、毎回ピンチの連続だ。Zを立たせるためにはグレートに引っ込んでもらわないと、グレートが目立ってしまう。なので、グレートとZの共闘って本当は難しいのです。そんなことを考えているうちに、なんだかもう一度見たくなってきたので、先週末、八尾で二度目のマジンガーZ。冒頭のグレートの暴れっぷりが素晴らしいが、このまま居続けると、Zが出なくてもよくなってしまうので、あのような退場になってしまう。せめてどこかでグレートブースター出してあげてほしかった。

 二回目ともなると、どこが見せ場かわかるので安心して見られる。やはりこの映画は、一介の研究者になっていた兜甲児が旧友ドクターヘルとの再会によってバカにパイルダーオンする話だ。今風の理屈付けとか結婚問題とか、その辺に転がしておけ、ただの研究者が『回転には回転だ!』と大車輪ロケットパンチを撃つものか、スクランダーカッターなんかするものか、兜甲児は元の姿に戻るのだ。それは、この映画を見ているオッサンもそうだった。昔のバカだった自分に戻るのだ、バカ万歳。クライマックスは何度見てもいい、悪い奴らは四の五の言わずぶちのめすのだ。

 とはいえ、一方でもやもやした感情も湧き上がるもので、『だからどこから10年後だよ?』の思いも強くなる。UFOロボのいない世界ってだけでもうパラレルじゃん、そのくせ、オープニングで出てはいけないピグトロンとかギルギルガンとかドラゴノザウルスがいるのはどういうこと? と、拗らせオッサンはもやもやしてしまうのであります。


 とはいえ、映画の後は設定資料集を買ってしまうほどに満足。今回はスタンディとクリアファイルももらえたのでさらに満足。兜甲児は戦い終わって真っ当な人生を歩むけど、オッサンはまだバカの地平に立ったままだったりする。そんなバカには、少しもぶれないドクターヘルと、ボスの姿にほっとするのでした

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 恒例、ウルトラ大全集&超SDXも残すところあとわずか。今回は『ウルトラマンレオ』から恐怖の円盤生物シリーズ影の主役、ブラック指令こと大林丈史さんをお招きしてのトーク&サイン会、そしてウルトラマンオーブ『地図にないカフェ』にレオ50、51話上映。超SDXは『ゴジラVSデストロイア』と、何かが終わりを告げるようなラインナップ。

 大林さんは『ゴジラ2000』『シン・ゴジラ』にも出演、ご自身もSF好きとのこと。先にオーブの上映があって、いよいよトーク&サイン会へ。


 大林さんはこの日のために当時に合わせるようにひげを伸ばし、それっぽい帽子に黒い衣装で、まさにブラック指令。フォトセッションではぐっとにらみを利かせて、まさに当時のまま! 今にも円盤生物を呼びそうな凄みさえ感じました。そして水晶がわりのガチャガチャのカプセルを掲げる姿はそのまんま、そりゃ本人だから。


 トークでは面白いお話をたくさん聞くことができ、そしてサイン会では使ったマジックが『マッキー』という奇縁。北から南から大勢のブラック指令ファンに集まっていただき大盛り上がり、ちらついていた雪もいつの間にか止んでいました。


 そして……野暮用を終え、映画館に戻ってみると『VSデストロイア』は終盤も終盤、ゴジラはすでに溶けていました。



 でも『アマゾネス』『シンドバッド黄金の航海』『レスラー』のパンフ変えたからいいや。いいのか? 

 


ウルトラも超SDXも3月の一時休館まで毎月上映、さあ、次は……


 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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