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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 SNSで話題! 『絶対見て!』『必見!』という言葉につられて映画を見ると、『うん、まあ、そうだな、うん、面白かった』と、思った以上の感想が持てずに『自分は人として大丈夫だろうか?』と思う事もある。ネットの評判に惑わされてはいけない、それはどこまでもいっても人の意見であって、自分の意見ではないからだ。映画を見る時はそういった雑念を振りはらい、真っ白な気落ちで行くのが正解、だと思ってる。


 先日見た『クボ・二本の弦の秘密』もネットでは大評判だった。ちょうど映画の日だし見てみよう、という軽い気持ちだった。ネットの評判なんてものもあてにはならない、しょせんは人の意見よ……開巻早々圧倒された。



 昔々の日本のどこか。隻眼の少年、クボはお母さんと二人暮らし、昼間は街に出て三味線の音色で折り紙を生き物のように動かす芸で生活を助けている。そんなクボが仲間と共に3種の武具を手に入れ、恐ろしい祖父と戦う事になる、という大まかすぎるあらすじ。



 ものすごく滑らかなCG、いや違うこれは人形アニメだった! どこまでも表情豊か、町の人みんな動いている、すごい、一体どれぐらい時間がかかったのか? そんなことを考えるだけで気が遠くなりそうだった。しかも夜勤明けで、意識が遠のきそうになる。




 クワガタの武者と猿を引き連れたクボは桃太郎のようでもあり、隻眼を隠すように前髪を垂らしたスタイルは白土三平の『ワタリ』を思わせる。鎧武者がカクカク動いて巨大な骸骨と戦うなんて『魔人ハンターミツルギ』じゃないですか。しかもこれは海外の映画、よく日本のことを調べて作ってるなあ。日本のアニメで異世界ファンタジーといえば中世ヨーロッパ風の世界が描写されるのと同じく、向こうからすれば中世日本の世界こそがファンタジーなのか。




 クボを襲う二人のおば、闇の姉妹も空飛ぶギロチンを繰り出して襲い掛かるし、最後は怪獣が出てくるし、これを全くのオリジナルで作り上げた、というところがすごい。どこか昔の東映の劇場アニメを思わせるし、ものすごく時間をかけた『まんが日本昔話』のようでもあるし、とにかく見ていていろんなものを想起させてくれるぐらい、日本人の琴線にビンビンと触れるものがある。




 ネットの評判なんてくそくらえ、予想以上のものがたくさん詰まっていた。とにかく、人形アニメというだけで、その手間暇を考えると無下にできない、ダイナメーション世代なのです。



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 ひょっとしたら、ここで何度も書いてることかもしれませんが、自分はとにかく『大集合』mのに弱い、怪獣大集合、ヒーロー大集合、とか。単体よりも大勢いた方が楽しいに決まっている。



 そこで『ジャスティスリーグ』がやってきた。バットマン、スーパーマンにワンダーウーマンその他ヒーロー大集合ですよ。昨年の『バットマンVSスーパーマン』でその片鱗が見られ、ちょっとがっかりだった『スーサイドスクワッド』でもちょっと前振りを入れてから今年の『ワンダーウーマン』で、期待値を大きく上げて遂に登場、であります。アメコミ映画の一方の雄、マーベルが着実に作品数を増やし世界観を広げ散っているのに対し、大きく水を開けられた感じはありますが、DCもここ2年ばかりで怒涛の快進撃、東映のライダー映画並みの感覚で新作を発表していっているのです。そのじらされない感じがとてもいい。




 以下、内容に触れるかもしれませんのでご容赦ください。



 昨年の戦いで、スーパーマンが死んでしまい、世界がおかしくなってしまった。前作で犯罪者レックス・ルーサーが予言した通り、宇宙から魔の手が伸びてくる。バットマンことブルース・ウェインは、スーパーマン不在の今、超人を集め、侵略者を迎え撃とうとするのだが……。




 『マンオブスティール』も『バットマンVSスーパーマン』も面白い映画でした。でも長い。超人大活躍までを見せるプロセスが長い。結婚式で早くごちそう食べたいのに、スピーチが長い、あるいは早く戦いたいけど、今はサナギマン状態なので、待つのが辛い、そんな感じ。





 今回はそういう事もあってか、いや、監督がやむを得ず交代したという事もあってなのか、冒頭よりヒーローの活躍とキャラ説明をしっかり見せてくれる。強盗を仕留め、それを餌に侵略者と戦うバットマン、世界の終わりでやけになったテロたちを懲らしめるワンダーウーマン。そしてバットマンが選んだ仲間は超音速のコミュ障フラッシュ、進化する機械人間サイボーグ、海の王者アクアマンの3人。こういったヒーロー集結ものは必ずと言っていいほど『いや、俺は……』とチーム参加を固辞するキャラがいるものです、今回フラッシュ以外はあまり乗り気ではない、しかし、故郷アトランティスを襲われたり、科学者である父が誘拐されたりと、家庭の事情が重なってアクアマンもサイボーグもすんなり参加。ついでにワンダーウーマンも実家が襲われて気が気でありません。





 強力なパワーを秘めた箱をを奪いに宇宙からやってくる侵略者。ひょっとしたらこの箱のパワーでスーパーマン蘇生できるんじゃないか? でスーパーマン復活。生き返ったばかりで、気性が荒くなってましたが、彼女とお母さんのおかげで元に戻ります。結局女かよ、とか言わない。




 さあ、いよいお敵の本拠地を叩くぞ、途中で仲違いもあったけど、すっきりさっぱりしてるぞ、今回のアメコミヒーローものはうじうじ悩んでないぞ! そしておなじみ大乱戦へ。ワンダーウーマンとアクアマンとは因縁浅からぬ敵、ステッペンウルフは強い。超人が束になってもかなわない。そんな中、基本的には普通の人間であるバットマン(武器は財力)はヒイヒイいいながら戦う。途中参加のスーパーマンは敵を倒すよりも人助けが優先。スーパーマンはじめ、アメリカのヒーローは戦うというより、人助けが似合ってる。無敵の力は人助けに向いている、今回もそんなシーンがあってニヤニヤしてしまう。




 一応バットマンがリーダーだけど、みんなワンダーウーマン姐さんのいう事だけは素直に聞くのがいい。『正直ロープ』持ってるから、嘘つけないですからね。



 基本的にみんな孤高のヒーローなので、チームを組んで、どこか嬉しそうでもある、ちょっといびつだけど。今まで世捨て人みたいだったバットマンも、仲間が増えて素直で前向きになってる。こんな前向きなバットマンは初めてではないか? 



 できることなら、このチームでもう一度見てみたい。あと、随所に昔のスーパーマン、バットマンの楽曲が使われているので『おぉ!』となりました。



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 恒例、京都みなみ会館の月イチ怪獣映画上映、超SDX。11月は『ガメラ2レギオン襲来』『ガメラ3邪神(イリス)覚醒』の平成ガメラのエッジがどんどん鋭くなってくる2本で、襲来したり覚醒したりと忙しい。



 11月27日はガメラの第一作が公開された日でもあるので、今回はちょっとしたガメラ誕生祭の意味合いもある、らしい。ロードショー以来、劇場で見る平成ガメラである。当時は、平成ゴジラがあって、追っかけるようにガメラも復活。ゴジラにはないところ(不満点、ともいう)をうまくガメラがカバーしているみたいで、どっちも大満足。


 
 ガメラ2の時はあのガメラが帰ってくるぞ、という期待感があったり、ガメラ3の時は『こうして働いてる間にもフィルムは回ってるのか、早く見たい!』と思わせる中毒感を持っていた。そんなことを思い出すと、あの時のようなわくわく感が蘇ってくる。あれ、こんなに平成ガメラシリーズ好きだったか?
 上映の前に、先月に引き続きみなみ会館1階でババジラジオ京都SP2。前回好評、でもなかったけど、あえて京都でやることで集客力もアップ。でも本当にくだらない話しかしないのです。
 
 そして上映。ガメラ2も3も抜群に面白い。健気に人間の、地球のために頑張るガメラ。そんなことお構いなしに思うままに動き回るレギオン、イリス。怪獣映画の高みを目指したG2に、そこから更なる飛躍を目指し、ガメラを恨む少女、という一個人の復讐というミニマムな視点で描かれるG3、どちらも面白い。それぞれにカラーが違う、だからこそ面白い。






 特にG3は最終決戦が京都であり、イリスの降下地点がみなみ会館のすぐそば、東寺でもあるから臨場感はいやでも増してくる。映画が終わって、外に出るといつもと変わらぬ風景でほっと一安心、というのもみなみ会館ならでは。



 ご当地映画だからか、それともガメラ人気なのか、劇場はいつもよりも多めのお客様。これが次回も続けばいいな、でもガッパとゴルゴだからどうだろう。熱海とロンドンがひどい目に遭うよ。

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 正直、あまり期待してなかった。人物中心のビジュアルが最初に出て『見たいのはこいつらじゃない!』と思ったから。そして満を持してお披露目されたあの姿。葉っぱみたいというか、葉っぱだし、おじいちゃんみたいな優しい顔してる割に上半身ムキムキで足が長い。『こ、これ?』戸惑いつつもそのうち慣れるでしょう。何よりも期待度が低かったのはアニメだから、という事よりも予告で見る『あんなちっこい兵器で戦えるのか?』という思いがあったから。主人公のキャラとか、どことなく『進撃の巨人』を想起してしまった。でも、これが最新作なんだよ。それに、俺の誕生日、いや誕生週を締めくくるにふさわしい巨大映画じゃないか。



 とかなんとか言いながらも『GODZILLA怪獣惑星』の初日初回に行ってきたのです。だってゴジラの新作ですからね。売店では限定デスゴジは売り切れ。いやそれよりも今回のゴジラ、アニゴジの限定ソフビは? どうも今年は売ってないらしい。いかん、もう上映始まってる。
『シン・ゴジラ』で今までの流れを汲みつつもガラッと変えてしまったので、今回のアニメ版ゴジラという選択はこれでありなのかもしれない。しかも未来の物語というのも実写ではできなさそうにチャレンジしている気がする。なんだかんだ言って期待してるじゃないか。






 以下、内容に触れること書いてあります。










 そして本編。すごい、カマキラス、ドゴラ、ダガーラ、オルガが世界中で大暴れ、あと台詞だけでアンギラス、ラドン、へドラも! そして真打ゴジラ登場。どうものしのし歩きまわって世界中をめちゃくちゃにしているらしい。




 そんな時、地球にやってきた宇宙人エクシフ(X星人がモデル)、ビルサンド(ブラックホール第三惑星人がモデル)という2つの種族。ビルサンドはゴジラを模したロボット・メカゴジラを作るも起動せず、結局地球人は宇宙人の力を借りて、地球脱出。それから22年、地球時間でいうと1000年ぐらい過ぎた頃。移住可能な惑星にジジババばかりを乗せた着陸艇を送り込むも、途中で爆破。宇宙楢山節考だ! 


 


 
 主人公ハルオは長い宇宙船生活の中『こんな目に遭ってるのも、ゴジラが悪い、ぜってえ許せねえ!』とゴジラ攻略の策をひそかに流し、周囲の賛同も得て、地球へUターン。しかし亜空間移動のため、すでに2万年の時が流れていた。2万年かあ、ゴジラ死んでるんじゃね? いや、いたわ。じゃあ、ゴジラを倒して地球を取り戻そう、と調査隊が地球へ。もちろんその中にはハルオもいる。



 しかし、緑に包まれた地球にいるのはゴジラだけではなかった。ゴジラの亜種と言われる有翼中セルバムが調査隊を襲う。いかん撤収! あ、でもゴジラも来ちゃった。じゃあ、当初の計画通り、ゴジラ倒すぞ! そして……というのが大雑把なあらすじ。
 宇宙船でのいざこざ、ハルオの恨み節だけで90分終わるのでは? と思ったが、地球に着いてからはきちんとゴジラも新怪獣も登場。怪獣の縄張りに人間が踏み込むのは『ゴジラの息子』以来かもしれない。
 

 はじめは危惧していたゴジラのスタイルも、あのほっそりとした下半身は森の木々で隠れて見えないし、首の短いアメフト選手のような上半身は、上から攻めてくる敵に対しては威圧感たっぷりに見える。もしかしたらそういう意図もあったのかもしれないし、なかったかもしれない。



 
 徹底的にゴジラを調べつくしてピンポイントに攻撃を仕掛けるまでの緻密なプロセスは『シン・ゴジラ』にも通じる。怪獣映画も頭う時代だなあ。今回のゴジラはバリア張るわ、その上で熱線(バリアの電磁波を放出?)をピューッと吐くわで、かなり無敵な存在。全身伝奇コイルのようなもの、という説明があり、弱点は背びれとのこと。そこで『あ』と思った。今までゴジラの背ビレを攻撃する映画はなかった。一番目立ってる部分が弱点だろうという単純かつコロンブスの卵的な発想。いや、劇中ではそれについても細かい説明がありましたが、これは意外だった。




 アニメで未来SFという大変化球ながら直球。クライマックスの作戦はまるで猛獣狩りのようにも見える。埋没作戦で動きを封じて、とにかく背ビレを狙え! でもタイトルが『怪獣惑星』ですから、ただゴジラ倒して万歳、というわけにもいかない。最後の最後にとんでもないことが起きるのですな。
 
 見終わって売店で食玩買って、そしておもゃ屋でソフビ買った。色々言ったけど、今回のゴジラも動くとかっこいい。移動する山のようでもあり、一見緑の地球を闊歩する守護者のようにも見える。でも実態はただ暴れたいだけの迷惑な存在。
   

 来年の第二章ではメカゴジラ登場? というニュースも流れたし、チラシの裏には洞窟に開いた三つの穴という意味深なイラストもある。三つの何かが開けたのか、首が三つのあれが出るのか、とにかく序盤戦としては大満足、次回も楽しみです。なにせ、ゴジラなんで。

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 学生時代から、誕生日は『トゥルーロマンス』のクリスチャンスレイターに倣って映画館に行こうと決めていました。でも、なかなか実行できなかったり年もあったりしました。見たい映画がなかったり、日程が合わなかったり。今年はどうか? 先日『シンクロナイズド・モンスター』というまさにぴったしの映画を見て満足でしたが、まだまだ見たいものがある。という事で、誕生日の翌日、なんばへ『ブレイブストーム』を見に行ったのでした。怪獣の次は巨大ロボと変身ヒーロー、これ以上何を望もうか。


 数年前から宣弘社の特撮作品『シルバー仮面』『アイアンキング』『レッドバロン』がコラボする映画のうわさは聞いていましたが、世界観が違う3作品をどうやってミックスさせるのか、そもそも70年代の、どっちかといえば一般的には知名度の低いヒーロー作品をいまさらやってどうなるのか? 等々、不安もあったりして、そうこうしているうちにそのうわさも聞かなくなり……と思ったら、いつの間にかできていた! シルバー仮面もレッドバロンも今風にリファイン、タイトルも『ブレイブストーム』となって公開される! しかも上映館が少ないわ、上映会数は少ないわで、なんとか時間を見つけて行ってきた次第。
 2050年、キルギス星人に侵略された世界から、過去を変えるべく現代にやってきた春日5兄弟。彼らの目的はスーパーロボット・レッドバロンを使って侵略者の野望を打ち砕くこと。と、キャララクターを借りて全く新しい物語に、そしてシルバー仮面とレッドバロンをうまく混ぜ合わせていました。


 ヒーロー映画にありがちな『なぜ? どうして?』といったエクスキューズはさらっと流して『シルバー仮面、すでになってます、レッドバロンもう出来上がってます』と、ポンポンとテンポよく話が進んでいく。だってヒーローが悩むよりも活躍してる方が見たいから、変身前のあれこれよりも変身後が見たいから。
 


 
 そしてクライマックス、侵略者の操るブラックバロンと、レッドバロンが実際の東京の街でガシガシどつき合う! 『これが見たかったんだよ!』という絵が、構図がそこにある。ハリウッド映画じゃない、これが日本映画の持てるパワーか。キリキリと関節をきしませ戦うレッドバロンは初見時の『え、全然違うじゃん、重機じゃん』という印象を思いきり覆してくれました、かっこいい。そういやアニメ版レッドバロンも最初は物凄く違和感あったけど、見ているうちにかっこよく感じたものです。赤くて顔が丸けりゃレッドバロンなのか? そうだよ! と言わんばかりの清々しさ。一方のシルバー仮面も侵略者の手先を相手に大格闘。序盤はグレーで、後半はシルバーに赤ラインの入った『シルバー仮面ジャイアント』をリスペクトしたようなカラーリングという嬉しい配慮。



 ロボ、超人、宇宙人、超能力、タイムトラベルと、娯楽映画の面白さだけを詰め込んで煮込んだ感のある映画。予算はちょっとあれだけど、『食い足りないなあ』と思わせない。そうだよ、ヒーローとロボみたいんだから、苦悩とか恋愛とか余計な枝葉切っちゃえよ、と言わんばかりの潔さ。もう少し上映館増やしてほしいなあ、子供に見せて興味持ってくれたらなあ、と思うのです。誕生日にふさわしい面白い映画でありました。
 
 
 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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