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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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・日曜日! でした。

 伸びきった庭の草むしりを終え、心地よい疲労感でひと汗かいて、休日をゆるりと過ごす……わけにもいかないのですな。

・学校の下校時、知らないおじさんが校門で映画の割引券を配っていたという経験はないでしょうか。
それが映画館でかかっている大作や有名どころじゃなくて、アニメや特撮ものなど中短編をまとめ、近所の公民館やホールで一日限定で上映するイベント。全国的にあったかどうかは分かりませんが、少なくとも私の住んでいた和泉市や和歌山市では不定期ながらそういったイベントが催されてました。
 見たい作品もあるけど、見たくないのもあるなあ、と思いながらついぞそんなイベントを見に行くということはありませんでした。
 今思えば『ゴジラの息子』というメジャーから、『怪獣王子』『白獅子仮面』の1エピソードなど『見ておけばよかった!』と思うものもありました。あぁいう催しは一体どこの誰が行っているのでしょうか? 巡回映画をメインにおく映写会社が中心になって行っていたのでしょう。私も短期間ですが、野外上映やイベント上映を主にする会社でバイトしたこともあり、そういうものかな、と思っていました。

 で、そういったイベントがすっかり絶えたと思っていたら、そうでもなかったのです。 先日、子供が学校でもらった、一枚の割引券を持ってきました。

 おぉ、懐かしい。いつのだ? しかし、割引券上部に『AKB』や『嵐』の文字があることから最近のものと分かります。まだやっていたのか!と白々しく驚いてますが、実はそれ以前も子供が割り引き券をもらっていたことがあり、そういった上映会自体まだ健在ということは知っていました。しかし、日程が合わなかったりしていけずじまいでした。 あぁ、スクリーンで見たかったなあ『ドロロンえん魔くん』。

 そして今回、特に予定もなかったので、ついに上映会に出かけることになったのです。
 しかし、ラインナップを見ると、ちびっ子向けばかりであまり興味を引く作品がないな……いや、よく見れば『妖怪人間ベム』があるじゃないか。おっさんホイホイか?
 うちの子供に、その友人を引き連れ、会場へ。子供達の目当ては『スーパーマリオ』らしい。
 
 割引券を見せて中に入ると、ちびっ子たちにくじ引きのサービス。
 そこでもらった『三共教育映画社』のアニメラインナップ。裏面は時間割になってます。左下の昆虫アニメがとても気になる。詰め込みすぎだろ。

 会場となった和泉市のホールは大入り、と行かないまでも9割の入り。
 すでに上映は始まっており、『アンパンマン』の真っ最中。
全部で8本立てを2時間で済ませられるのか? と思ったのですが、中短編織り交ぜてるので、何とかなりそう。
 スクリーンに見入る子供達は画面に素直に反応しており、笑い声や嬌声の絶えない会場でした。それでいて、わずらわしいとは思わない。こんなのなんだか久しぶりだ。
 あらかじめ2時間で終らせるために、作品のほとんどがオープニングをぶった切って一本のリールにまとめていました。フィルムゴミがちらつく映画を見るのもなんだか久しぶり。

 途中で一度だけ入った休憩時間には、ロビーで駄菓子屋さながらの駄玩具の販売が行われていた。アイドル生写真やら、アクセサリーやらである。今の子供達もそういったものに群がってくれるのでなんだかほっとした。
 
 休憩を挟んでいよいよお目当ての『妖怪人間ベム』の上映。いくら実写ドラマで見た子供も多いと思うが、ここで泣き叫ぶがいい! 

 いつものオープニング曲、おや、なんだか曲のテンポが違うぞ? それに続き映し出されたタイトルは『妖怪人間ベムパート2』! なに? パート2だと? これってパイロット版だけ作ってお蔵入りになったあれか? えらく貴重なフィルムじゃないか。(後年CS放送で作られたリメイクとは別)
 見てみると、なんだかキャラが以前の切り絵のようなカクカクした感じから、なんだか丸っこくなったり、戦闘シーンでアップテンポの曲が掛かったり、演出や効果も80年代風な味付けがされていた。でも、妖怪人間の指は三本でした。
 
 それに続く『かいけつゾロリ』は、サンライズ製のテレビ版かと思いきや、それ以前に作られた短編でした。原作準拠のまがまがしいキャラデのゾロリ、ちっとも可愛くないイシシ、ノシシがギクシャクと活躍していました。その『コレジャナイ感』に場内はざわついていました。これもまた素直な反応。
 そしてトリを飾る『スーパーマリオ』ですが、これがかつて劇場公開されたアニメ版かと思いきや、あのハリウッド版……でもなく『マリオの白雪姫』という作品。名作童話をマリオのキャラたちで演じているという一遍でした。
 白雪姫はピーチひめ、悪い女王はクッパ大王、七人の小人はキノピオで、肝心のマリオは白雪姫を組成させる王子様の役割、なんですが、それじゃあラストにしか登場しなくなるので、序盤からクッパの手下からピーチ姫を守るなどの大活躍。姫様をピノキオの家に預け、自分は放浪の旅に出るという無責任ぶり。そして、ラスト、毒りんごを食べて死んだピーチ姫を口付けではなく、薬で蘇生させ、めでたしめでたし……と行くところを『おのれ許せん!』と、クッパ城に殴り込みをかけるというオリジナル展開に。最後の最後にルイージも加わり、クッパ女王は倒されるのでした。
 見ていた子供達、そして俺もポカーンとしてしまいました。

 上映後、座席最後尾でガーッと回っていた映写機を写真に収め、映写技師の方に話を聞いてみると、近年ではホールや公民館の映写室にフィルム上映の設備がないので、こうして持込でやっているとのこと、16ミリ映写機のメーカーが倒産しているんで修理ができないということだそうだ。

 先日NHKで大手配給会社、シネコンによる映画のデジタル化の特集をしていたが、それによって地方の小さな映画館だけでなく、こういった上映イベント会社も被害をこうむってるんだなあ、と痛感。
 まるで駄菓子屋のようなロビーに、映写機がガラガラ回り、観客がきゃっきゃきゃっきゃとスクリーン上の展開にダイレクトに反応してくれる、まるで映画の原風景のようなものがまたなくなっていくのだなあと思うと少し寂しい気もした。
 今度は特撮ものやってくれないかなあ
 だから、今度やるときもまた見に行ってみようと思う。とんでもないフィルムが掛かるかもしれないし。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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