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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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◎ 休みが連なると書いて連休。珍しく、仕事も行事も無く、ポカン、と三連休を過ごせることが出来ました。来週から忙しくなりそうだから、今のうちに楽しんでおこう。

 とはいえ、特に予定は無かったのですが、突然の家族からの発案で『猿の惑星創世記』を見に行くことに。公開して二日目ですよ、フットワーク軽いなあ。休日に猿映画。それも家族総出で。

 なぜかうちは猿映画に関しては意見が合うのですな。ピータージャクソンの大猿映画『キング・コング』も、家族揃って3時間近くだれずに見てました。さらにさかのぼれば、いつも趣味が合わない妻と珍しく『こんないい映画打ち切るなんて!』と憤慨したのもリックベイカー渾身の大猿映画『マイティ・ジョー』でした。そんな猿映画好き家族が挑んだ『猿の惑星~』ですが、見る前は多少なりとも不安はあったのですよ。

 まず、『猿の惑星』の前日譚を製作するというニュースを聞いた時は『何でいまさら?』と思ったし、ある日映画館でポスターを見かけ『本当に作ってたんだ!』と驚きはしたものの、見ようという意欲が沸かなかったのも事実。『猿の惑星』の前日譚といえば、旧シリーズの『猿の惑星・征服』がそれに該当します。奴隷猿を開放、そして指揮し、人間に反逆する知恵ある猿、シーザーの物語です。何でそんなところをリメイクするの?  
  それに『バットマン』『エクソシスト』『スターウォーズ』『X-MEN』……ハリウッドは今までどれだけ前日譚を作ってきたよ? 聞けば『遊星からの物体X』も前日譚を作るとか。あんなもん、ラストはエスキモー犬が追われて走って終わりでしょ? 
 話を『猿の惑星』に戻すと、見るまではそれほど期待は持ってなかったのですな。
 ……ところが見てみるとこれが『猿の惑星・征服』のリメイクではなく、全く新しいお話に仕上がっている。コンテンツ不足とはいえ、こういう作品を見てみると、素材も使いようだな、と思えてくる。
 アルツハイマー治療用の新薬を投与されたチンパンジーが……。前半は主人公家族と猿の心温まる交流、後半は阿鼻叫喚の動物パニックものへシフトチェンジ! ヤンキー漫画の如く、主人公のチンパンジーが知恵と策略で猿たち(ゴリラとオランウータンを側近に置く心憎い演出)を従え、徐々に二足歩行になるごとにだんだんかっこよく見えるから不思議。

 あまりネタバレを書けませんが、細か過ぎて伝わりにくい旧シリーズへのリスペクトも欠かしておらず、これが新たなシリーズの幕開けになるかも、と思わせる。いやほんと、本当に細かいんですよ。テレビニュースとか新聞記事とか。

 登場する猿たちはすべてモーションキャプチャーによるいわゆる『デジタル着ぐるみ』らしい。古き皮に新し
い酒を注ぐとはこのことか。
 以上、連休の猿映画のお話でした。

 ちなみに主演のホフゴブリンことジェームズフランコの初監督作は『ジェームズフランコVSエイプ』という作品。つくづく、猿に縁のある人でした。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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