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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 クリスマスイブなんか関係なく、今日は仕事だ!
だから一日早くクリスマスしてきた。もちろん明日の本番はもっと遊ぶ。と、この一週間本当にだらけております。

 昨日は娘ちゃんが大好きなハートキャッチプリキュアショーを見に、和歌山のマリーナシティに行ってまいりました。なんか普通の育児日記みたいな出だしだ。

 阪和道路を南へ下り、昔住んでいた町、和歌山へ。自宅から一時間程度、
海南で下りる。いまだにバイオロボを定価で売ってるおもちゃ屋は健在だろうか、家事で全焼したといわれるK模型は、とんでもない在庫がたくさんあったよなあ、とおもちゃのことばかり考えながら会場へ。


 関西圏の人なら知ってると思うし、過去の日記にも書きましたが、マリーナシティ内の施設ポルトヨーロッパないの『ABCアドベンチャーホール』は西の東京ドームシティといっても過言でないぐらい、火薬やスモーク、ワイヤーワーク、高所飛び降りなど、派手なアクションや、他では見られない夢の競演をやっております。

 私が以前見たのはモモタロスが自分のことを棚にあげて『このツノ野郎!』とののしる『電王対カブト』、楽器のヒーローつながり、ハカイダーがまさかのマカモウ化しておっさん大喜びの『響鬼&キカイダー』とか、辺鄙な場所にあれど、アトラク好きにはたまらない場所、だと思います。

 会場前にはすでに長蛇の列が。髪を結ってなりきりやすいからか、そのキャラのせいか、キュアサンシャインの格好をしている女の子が多かった。
 大人のコスプレさんは、いなかった。
 今回は指定席制なので、別に並ばなくても、と思うのだが、つい並んでしまう日本人の悪い癖。

 今回の演目は夏に梅田で行われたミュージカルの再演らしい、というのは、後ろに並んでいた男性からの情報。ありがとうございます。
 そう、ただのショーではないのだ。
『ハートキャッチプリキュア! アクションミュージカル クリスマススペシャル』
 歌って踊って戦うクリスマスなのだ。忙しすぎるぜ。

 で、今まで見てきたのはテレビと変わらないヒーローのステージ。今回人生初といっていいぐらいの『アニメのキャラのスーツショー』を見るのですが、果たしてどんな感じやろうか……。

 はい、こんな感じ。
 頭でかいとか言うな。
これが違和感あった。終始笑顔のマスク……。
 それになんで和服なの? というのは後述。
 アイドルコンサートのサイリウムのような、プリキュアピカピカライト(1000円)を購入し、開園時間を待つ。
 舞台では司会のお姉さんと、戦闘員スナッキー(これも頭が大きく、ショッカーぽくない。その容姿からか、ショーでは黒子に徹する)が、握手会やライトの説明、ダンスのレクチャーなど。
 
 そして始まった舞台。
お話は連敗続きの砂漠の使徒お三人が、プリキュアのいない時代に遡り、そこで心の種を大量に奪おうとするが、同じく時を越えてやってきたプリキュアたちに阻止され、という『キカイダー01』でも似た話あったよなあ、さすが東映、といった感じでした。
 ちなみに浪人武士ロボットは出ませんが、浪人もの(実はさるお城の跡取り)と町娘(さるお城のお姫さま)のかなわぬ恋を描いております。二人ともすでに見たこともない許婚がいるのです。自由恋愛の世界からやってきたプリキュアにはそれが理解できない。封建社会の厳しさを目の当たりにして、彼女たちは一つ賢くなるのでした。
 って、ちびっ子向けの舞台だからそんなに湿っぽくなりません。
 恋の叶わぬ二人が今回のデザトリアンにされてしまうのです。

 こんな感じ。
 これと、砂漠の使徒たちにプリキュアが立ち向かうのですが、これがまあ、よく動く動く。初見時の不安は、演者さんのアニメをトレースしたようなオーバーアクションで、すっかりなじんでしまい、さらに続くキレキレのアクションに、すっかり魅了されてしまいました。側転は決まる、ハイキックは見事に敵のこめかみを捉える、高所から飛び降りるキュアサンシャイン、そして、空中から襲いくるダークプリキュア! 
 
 そして合間合間に歌とダンス。今までとのヒーローショーとはまた違う感触、そうか、これアクションミュージカルだった!
  
 かくてデザトリアンを倒し、二人の恋も成就したので、プリキュアさんは元の時代に戻るのでした。平賀源内は出ませんでした。
 ここまで第一部。第二部はコンサート!

 オープニング、エンディングを歌う、工藤真由&池田彩のご両人が、歌う! 本物だ! 本物だ!
 
 踊り狂うちびっ子たち! アルバムを聞いて予習すればよかった! と後悔する俺!
 クリスマスソングもある、プリキュアさんの早着替えもある! 客席まで来てくれる! あくまでもこのコンサートはちびっ子に向けられたものなのだ。 
 しかしまあ、あの難しそうなエンディングのダンスをみんなマスターしてやがる! 
 あぁ、今、たった今、夏のミュージカルのDVD買っておけば、と後悔!
 
 
司会のお姉さん『みんなー、キュアブロッサムはなんて名前?』
会場『つぼみー!』
『キュアマリンは?』
『えりか!』
『サンシャインは?』
『いつき!』
『ムーンライトは?』
『ゆりさん!』

『さんをつけろよデコスケ野郎』ではないが、放送中の敬称に沿っているのだろうが、なんとなくおかしかった。
 
 楽しかったコンサートも終わり、握手会で混雑するのでとりあえずパンフを買って外へ、黒潮市場でバカ高い海鮮丼を食べ、恐竜迷路で迷い、和歌山市内の温泉で、すっかりリフレッシュし、休日を堪能したのでした。

 よかった、温泉とプリキュア。
 
 なに、紅白でAKBが? 


↑美しい和歌山の海



↑世界の破壊者と家庭の破壊者



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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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