作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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◎俺がこの手でやってやるー♪
いやあ、お正月映画もちらほら出始めてますが、『もう役者でええやんけ!』と突っ込みたくなる『タンタン』、元は『ミステリーゾーン』の一遍だった『リアル・スティール』(ちなみに来年公開の邦画『ロボジー』が、人間がロボットに成りすます、という点だけ原作に似ている)、まあにぎやかなことでございますよ。トムさんのスパイものもあるし、映画は派手なほうがよろしい。 そんな中、ついてる俺はある映画の試写会に当選。前から気になっていた映画、お正月映画である。それは、 『けいおん!』 ではなく ライダースジャケットをクローゼットから引っ張り出し、『とにかくええモンとわるモンが戦っているものなら何でも見る』小学一年生を連れて、見た映画とは 『ワイルド7』! テレビシリーズ以来の実写化(これと『闘え! ドラゴン』のミニカードが駄菓子屋で売っていたが、変身しないし、図鑑に載っていなかったので、何の作品か分からなかった)! バイクに乗った人間なら一度は目にした漫画! それが豪華キャストと予算をふんだんにつぎ込んで、爆音上げてやってくる! 目には目を、歯に歯を、毒には毒を、とばかりに対凶悪犯用に組織された七人の犯罪者。専用銃とバイクを、個性を生かし、悪を追い詰め、退治する……という基本ラインは置いといて、公開前にこれが見れる幸せ。 『上下黒の衣装で、ワイルド7に見えない』『牛のエンブレムがない』など、不安要素はありましたが、実写漫画映画にすっかり慣れてしまったものとしてはこの際そこら辺には目をつぶり、ひたすら荒唐無稽な殺害大アクション映画を楽しもうという気持ちで挑みました。 会場に着いてみると、小学生が少ないのは当たり前としても、圧倒的に女性客の方が多い。革ジャン武装した客なんか俺一人じゃないか! そうか、出演者目当ての客か。と気づくのに時間はかからなかった。おそらくは主演の瑛太か、関ジャニの丸山君のどちらかをスクリーンで拝みたいお客サンなのだな。 そして始まる本編。血も涙もない強盗犯、巨大トレーラーから出動し、彼らを待ち構えるワイルド7! 出だし好調! 『お前らを退治しに来た』『逮捕でしょ?』のやり取りもアリ。でも敵はブラックスパイダーじゃない。 瑛太の飛葉ちゃんはクールすぎるきらいはあるが、どこなく原作漫画を思わせる顔に見えて来る映像のマジック。 以降、邦画でこれまでなかったんじゃないの? と思うぐらいの弾薬量とバイクアクションで二時間見せてくれる。悪いやつは殺せ! 変身しないバイクヒーローながら、『バイクからミサイルがでる』というだけで小学生も大満足で何よりでした。 ウゥ、不満がないわけでもないので、公開前なので以下、ネタばれにならないように。反転してください。 ◎『日本映画の悪いところ』が出まくってましたわ。 ●作品のテーマ、人物の心境、設定を台詞で説明する。画を見りゃ分かるねん! ・クールな飛葉ちゃんはやたらとモノローグで語りだす。キャラ改変しすぎ。もちろんうどん作りが得意という設定もない。 『いつも一人だった俺は……』『この瞬間、俺は生きている実感を……』 はよ出動せえ。 ・テーマが『守りたいものがある』のは分かるが『俺には守るものが云々』『守りたいんだよー!』ナドナド台詞で言うな。 ・テロップでキャラ紹介されているのにもかかわらず、悪党に同じこといわせる。 『前科×犯』とテロップ紹介し、ワイルドメンバーをさらりと消化してさくさく本編を進ませるつもりなのだろうが、その後『君は確か前科×犯の〇〇君だねえ』と悪党に言わせる。くどい。 ●冒頭は恥ずかしいぐらいに『ダークナイト』ごっこ。『ダークナイト』のピエロ面に倣って強盗犯がそろいの能面をつけている。能面というチョイスが微妙。音楽もそれっぽい感じ。 ●感動的な場面に感動的な曲を流し、スローモーション。これが『海猿』ならまだ分かるが、これから人を殺しに行くんだぜ。カッチョいい曲をひたすら流してくれるだけでいい。 ●悪党はもっと悪党らしくしてくれたまえ。十分悪いやつなんだが、目に見えて悪いことをしてくれないと。悪人はもうちょっと抵抗してくれないと、ワイルドさんがただのテロに見えてしまうぞ。だからこそ、最後にはやられても仕方ないぐらいの強くて悪いやつがほしかったなあ。 最後の敵が警官隊なので、ワイルド7が人を殺せないという縛りが生じてしまった。だからどれだけ弾薬打ちつくしても盛り上がらないのだ。『ターミネーター2』をねらってるのだろうが、でもワイルド7だぜ。 何で『バイク騎士事件』をやらなかった! ●瑛太と深キョンの関係に時間とられすぎ。何で淡い恋愛描写を入れる?それが直接瑛太の『守りたいもの』になるんだろうが、とにかく時間とりすぎだ。だってこれワイルド7だぜ。 だから、素直に『ワイルド7』をやってくれればいいのに! まあ、レイティングや出演者の中にアイドルを入れて若年層を取り込む算段で、ソフトな感じになったのは致し方ないが。 でもこれ、ワイルド7だぜ? 『オートバイは正しく乗りましょう』のテロップは今回出ず。 次回があれば是非ブラックスパイダーとの一戦を。 PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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