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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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・ 恒例、京都みなみ会館の『超大怪獣大特撮大全集』5月は『ガメラ対大魔獣ジャイガー』『キングコング対ゴジラ』という王道二本立て。
 今回もうろ覚えで記事を書かせてもらったので、答え合わせのつもりで劇場へ。モノがモノだけに、うちの三兄弟も一緒だ。
 普段あまり見られないような特撮怪獣映画で攻めまくった去年に比べ、今年のラインナップはスター怪獣ガメラとゴジラの二本立てが多く、マニア層からは『もういいよお』と言われそうだな、と思っていたのだが……。
  
 蓋を開ければ劇場ロビーは老若男女でごった返し、身動きが取れない状態! 
  
 自分たち以外にも子供連れの姿が見られるし、普段は怪獣映画を見なさそうな人たちも。そうか、正統派な組み合わせが、そういった客層を取り込んだのか? と思った。
 『ガメラ対大魔獣ジャイガー』は、昭和ガメラの集大成かも? と思える一本。デカい顔のジャイガーが、ジェット噴射で大阪にやって来る! 迎え撃つガメラ! 前作よりも予算アップし、大阪市街のミニチュアも広く、奥行きがあって正統派怪獣映画の雰囲気。 ジャイガーは四足怪獣なので、カメラ位置も低く、ミニチュアが広く見える仕掛け。
 
 
 今回ガメラは三戦二敗と、実は負け越してるんですが、その分はガメラを応援する少年少女と、子供たちの話をきちんと聞いてくれる大人たちがフォロー。怪獣と人間の連係プレーが小気味よい。ガメラは人間のために、人間はガメラのために。
 
 古代文明と遺跡の呪いに、万博という当時の科学技術の最先端の要素が混ざり合い、全身武器の塊のようなジャイガーが何もかもぶち壊し、ガメラを救うべく子供たちはその体内へ……というマクロからミクロな展開。
 もう何度も見たはずなのに劇場の大スクリーンで見ると、ダレることなく、手に汗握らせてくれる。
 終始眠そうな顔のジャイガーはオバチャン顔だと思ったけど、オッチャン顔でもある。つまり、疲れ切った中年の顔なのだ。古代ムー大陸生まれだからね。
  
 休憩時間には、もうすっかり恒例となった『わかる人にはわかる』飲食物の販売が。今回はキングコングが飲んでいた赤い汁。ついに怪獣の飲み物を売りに出した!
 
 『キングコング対ゴジラ』は、もう何も言うことない、怪獣映画の傑作。北と南からやってきた怪獣が日本を舞台に大バトル! 人間たちは恐怖におののきつつも、どこかのんびりした印象。子供からすればゴジラは恐怖でもあり、ヒーローとなりつつある。
 前作の野獣の殺し合いから一転、思い切りプロレス的なアクションは以降の怪獣対決路線の定番になってくる。
 チャンピオンまつりの短縮版の上映のため、ただでさえテンポのいい本編がさらにテンポ良くなってる。
 今回見て思ったのは……いまさらだけど、主人公高島忠夫のドラム捌きの上手さや、ファロ島での落雷が後半での伏線になっていて効果を上げている。そして、繰り返される野球ネタ。それらが絡まり合い、デカいゴリラを南の島から連れてきて、デカいトカゲと喧嘩させる、という大ボラをバカバカしくなりすぎずに構成している。ビフテキの大きさから、日本縦断怪獣対決というミクロからマクロな展開。
 
 そういや、二本とも有島一郎、大村崑というメガネの喜劇人が作品に深みを増し、怪獣は感電して強くなるのである。
 そして……赤い汁を飲んだうちの娘は、劇中でコングが赤い汁を飲むシーンあたりから、本当に眠ってしまった! 
 
   
 入場者先着プレゼントはパシフィック製薬のパシン錠の箱。グッズ、飲食物で映画を盛り上げていく、みなみ会館の上映会はロビーから祭りが始まっているのであるよ。
 そして、面白い映画を見るとグッズが欲しくなるのが自然の理。というわけでジャイガー二世と小型潜水艦セットを買ってしまった。ちなみに同行していた空埜先生は大ダコを買っていた。
 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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