見本誌と角なしゴモラ

◎週の初めに『ToHeart2 ファイナルドラゴンクロニクル・その後』の見本誌が来た。だがしかし、珍しく週末締め切りの仕事があったので、ゆっくりと見ることがかなわず。
　
　もう発売一週間経ったので本の内容をば。ゲームのキャラがわからない人はなんとなく読んでください。
　
　元々のゲームが迷宮が舞台のＲＰＧなので、そのままやってもアレであるし、文章にすると単調になるのでは、と思い『多階層迷宮→多重構造迷宮』
に置き換える。どういうこと？　平たく言えば、いろんな世界を冒険してもらおうと。
　剣と魔法の世界はオリジナルでやっているし、最初と最後はそれに添う形で、間の世界をどうするか？　
　幸い？　ゲーム中でも出版社さんの注文でも『サムライタマ姉』を表紙にするとのこと。それにタマ姉は時代劇好きの設定。
　なら、侍の世界にしちゃえ。時代劇やね。おぉ、これなら書けそうだ。
　テキ屋のちゃるちゃんはそのまんま香具師の元締め、図書室大好きな愛佳ちゃんは……、江戸時代には図書館はないので、絵草子屋に。おぉ、なんとなくぴったりと当てはまるぞ。
　ならば絵草子屋の地下にパーティーのアジトを設ければいいんじゃないか？　どこかで見たことあるなあ。ということは愛佳ちゃんは火野……。
　
　時代劇の次は西部劇でしょう。どんどん趣味に走ってるなあ。
西部劇といえば、マカロニウェスタン。マカロニといえば、棺桶からガトリングガン！　棺桶から小柄なこのみちゃんが飛び出してバリバリと。
　そして基本を忘れないように学園編。ただしこの時、ＢＳでブルース・リー特集をやっていたので……。
　最後にはＲＰＧにつきもののドラゴンを少々。ドラゴンだ！　怪獣だ！　

……という感じになっております。オリジナルを思い切り逸脱してますが、番外編ということで。店頭でお見かけの際はぜひ。相音うしおさんのイラストで、俺の小説オリジナルな衣装を見ることが出来ますよ。

◎忙しくなった、とか言って、両サイドのブツはなによ？　
いや、これは結局前回日本橋で何も買えなかったので、近所の中古屋で見つけてきたウルトラアクト、バルタン星人二代目とゴモラですがな。発売記念、ということで。もちろんこの二体もロクにいじっていない(かなり嘘)。
最初はゴモラだけレジに持っていったところ、よく見れば角がない。
『欠品ですので、売り物になりません』
『角は作りますのでいいですよ』
『じゃあ……』
と、べらぼうな値段に下げてくれた。
そこで大阪のオバちゃんの血が騒いだ。
『ちょっと待って、もう一体買います！』
　というわけでバルタンも。

　バンダイのこのシリーズは初めてなのだが、可動はすごくいい。でも特撮リボルテックよりもでかいので、遊ばせにくい。
ゴモラはやや胴長な印象だけど、遊べればそれでいい。

　一服するバルタン。
　ゴモラの角？　その日のうちにバンダイお客様センターへ注文しました。

◎週末締め切りの仕事を終え、気が抜けたのか、鼻風邪を引いてしまった。それに夜勤仕事に出かけると、熱っぽくて頭痛がする。
　仕事にならないし、助けてくれる人間は一人もいない。とりあえず、やるだけのことやって横になる。

翌日、頭痛でもうろうとしながら帰宅すると。

ゴーカイオーが置いてあった。
これも俺へのご褒美か。いや、子供の誕生日プレゼントだった。
でもいいや、遊ぶぞ。
　こいつを買ったが最後、これから一年はレジェンド戦隊ロボを買い続けなあかんのか。

◎　小学校でよく配られていた子供映画大会の割引券。今でも思うのだが、アレはどんな組織がやっていたのだろう。
　むちゃくちゃなラインナップだけど、子供のハートはがっちりつかみ、翌日、クラスでも何人か見にいってたとか、そんなことがよくあった。ちなみに俺は行ったことがない。

　これも、マリオ、アンパンマン、ゾロリ以外は妖怪もので固められているが『ドロロンえん魔くん』がメイン扱いという凄まじい組み合わせ。
　恐ろしいことに、この上映会は明日行われる。21世紀のちびっ子にえん魔くんが分かるのか？　
　まあ、春からリメイク版やるから、それの前振りだと思えば……。