作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ・すっかり月イチ更新になってしまいました。まあ、何とかやってます。どうにも仕事をやってると他の事をしにくい、というか。映画に行かない、ビデオレンタルしない、ただ仕事して家でぼーっとしてる毎日を送っております。大丈夫か?
そして仕事がひと段落した、ような二月も終わり。やはり、京都には行く!
超大怪獣大特撮大全集プレ企画『海底軍艦』『劇場版超星艦隊セイザーX・戦え!星の戦士たち』の二本立て! ちょっと妙な組み合わせだと思われますが新旧轟天号の活躍を描いた二本なのであります。
ぽかぽかと暖かい土曜日。珍しく、一人でぶらぶら、車で京都へ向かう。時間もあるので高速に乗らずのんびりと向かう。途中、渋滞に巻きこまれたりで二時間半かかった。高速使えばよかった。
『海底軍艦』はいわずと知れた東宝特撮映画の傑作。というか、この映画はひとえに海底軍艦・轟天号のかっこよさに尽きる。だが、動き出すのは中盤から。突如、全世界に宣戦布告した海底ムウ帝国。同じころ、万能戦艦轟天を使って世界に挑戦せんとする神宮司大佐。立場は違えど、目的は一緒だったかもしれない。だが、そこに親子の情愛も絡め、轟天はムウ殲滅に乗り出す。
『さあ、行きますかな』と轟天を発進させる神宮司大佐。海を割り、空を駆けるその姿はスクリーンで見ると何とも頼もしく見える。そこにかぶさる伊福部メロディ、劇中の言葉を借りるなら『キチガイに刃物』である。
そして現在のところ最新の轟天作品『セイザーX』は、テレビシリーズの劇場版。東映よりも早くに大人数ヒーロー大乱戦、そして巨大ロボ勢ぞろいという贅沢で、密度の濃い映画。そして川北紘一監督の手掛けた最後の劇場作品である。
とにかく、70分という短い尺を突っ走る。ややお話が散漫ながらも、本来の対象である子供を退屈させないてまにこれでもかと繰り出される見せ場の数々。
セイザーXをはじめ、ジャスティライザー、グランセイザーが活躍すると主題歌が流れるのもポイント高し。
圧巻なのはクライマックス、超巨大な怪獣マンモスボスキートに立ち向かう7体の巨大ロボ、という高密度な画の上に、美味しい場面をかっさらう、迎撃戦艦轟天! 敵ロボのどてっ腹に風穴開けて倒したり、マンモスボスキートの弱点を破壊し、セイザーさんたちに反撃のチャンスを与えるなど、初代轟天よりも大活躍している……気がする。
そして来月からは超大特撮大怪獣大全集の本番スタート。オープニングは『地球最大の決戦』『ガメラ対バイラス』の宇宙怪獣二本立て! やはり、行くのか?
PR 思えば、今年最初の日記です。年末年始はだらだらと過ごし、どんどん値崩れしていくギャレスゴジラおもちゃを買うタイミングを見計らったり……。まあ、色々と。
針の穴サイズだけど、ほのかに小さな光が差して、昨年以上に何とかせんといかんな、と思う次第です。税金はちゃんと払いたいね。 昨年末のオールナイトで精も根もつき、『あぁ、これでしばらく怪獣映画はいいや』と思った……。だが!
またもやってきた京都みなみ会館! 昨年の『大怪獣大特撮大全集』が大好評だったのと、今年もいろいろとメモリアルな年でありますので『超大怪獣大特撮大全集』と銘打ち帰ってきた! そして、昨日はそのプレ上映企画『ゴジラVSビオランテ』『モスラ2海底の大決戦』の二本立てだった。 そう、宿命のライバルに呼び寄せられるように京都へ。
ロビーにはおなじみの顔に加え、モスラ2見たさの東京のファンの皆様が。狂ってる。
今回は昨年亡くなられた川北紘一監督が最初に手掛けたゴジラ映画と、最後に手掛けられた怪獣映画という組み合わせ。
あぁ、ビオランテか……もう何度も見たなあ。しかし、スクリーンに東宝マークが映り、『♪ぶわぁっん!』とすぎやまこういちの曲が流れ、黒字の画面に第1~第4の警戒体制を記したワープロ文字がカタカタと流れてくると、『これだ、これだよ、ゴジラはこうでないと!』と興奮しながらロビーのグッズをあらかた買ってしまった公開当時の記憶がよみがえる。
まあ、サラジア国のエージェントがダサいし目立ってるとか、白神博士の発する日本語のほとんどが理解できないとか、色々ありますが、三原山の大爆発をバックにズシンズシンと不機嫌そうに現れ、芦ノ湖でビオランテのつたにからまりもがくゴジラはいつ見てもかっこいいのであります。
日本に再上陸するゴジラとそれを阻止せんとする自衛隊の戦いを徹底的に描く構成もいい。A案がだめならB案で、ゴジラを封じるのならこれ等々、矢継ぎ早に戦略を進めていくのもきもちいい。
ゴジラ大暴れのシーンで、地震で館内がぐらっと揺れたのはちょっとした体感映像のようでした つづく『モスラ2』は昨年の夏見た一作目と同じく、再見すると、それほど悪くない映画。あの時はお正月映画の大作、しかもゴジラの後任という大役だったからか、拍子抜けしたイメージでしたが、時間を置いてみると、悪くないです。
石垣島を舞台に少年少女の冒険譚に新怪獣とモスラの戦い、それに古代遺跡……夏休みに公開すればぴったりとハマるような内容です。 新怪獣ダガーラは陸海空を制する平成のバランとでもいうべき存在、そう、スペックはいいのだが地味なのだ。1作目のデスギドラ、3作目のキングギドラに挟まれ、印象の薄いやつであります。しかもモスラが結構圧倒的に責めるわけです、見ていて可哀想であります。おもちゃも対決セットの中途半端なサイズでの発売、単品では出ていない不遇なやつです。 今回見直して、そんなダガーラの魅力を再確認できました。ひれ状の足をのしのし動かして石垣島に上陸する姿は、『バカと戦車で守ってみる!』の深海獣プテリギオンに少なからず影響を与えているのですな。 そんなわけで、今年の映画初めもまた怪獣でした。
そして来月は……轟天と轟天でドリルすんのかい。 そういや、年明けに京都太秦に大魔神を見に行ったっけ。その頃から京都とはほんのりと縁があったのかもしれない。 今年は怪獣で始まり、怪獣に終わった一年だった。 いつもの事じゃないか、と思われるが、今年は違った。なにせハリウッドからゴジラがやってくるのだ。昨年のパシフィックリムで火が付いた怪獣ムーブメントをさらに盛り上げるべく、帰ってくるのだ。 奈良と大阪の往復生活もやや大阪にいることが多くなった頃。ふらりと向かった京都みなみ会館で、今年のかじ取りは大きく変わった 大怪獣大特撮大全集! 三月の地球防衛軍に始まり、4月は『緯度0大作戦』『大怪獣バラン』 それに初のイベント出演 高島屋では円谷英二特撮展 五月は『宇宙大怪獣ギララ』『大巨獣ガッパ』。ここでポン友空埜大怪獣一樹先生が合流。 以降、二人で高速に乗って京都へ向かう怪獣鑑賞が月一回の恒例行事となった。相手が女だったら付き合ってるぐらいに二人はいつも一緒だった。 6月は『大魔神逆襲』『大怪獣決闘・ガメラ対バルゴン』 7月はいよいよゴジラ公開。関連イベントも盛んになる みなみ会館では『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ決戦!南海の大怪獣』『モスラ』を上映。夏休みにピッタリなので、子供を連れていく 8月は『帝都物語』『マタンゴ』『地獄』の怪奇映画オールナイト。 そしてG博、大ゴジラ特撮展 9月には再びイベント参加。みんな狂ってた。 みなみ会館は『惑星大戦争『宇宙からのメッセージ』』 このころから先着プレゼントがもらえなくなるぐらいに人が増える。 10月は『ガス人間第一号』『獣人雪男』 11月は『妖星ゴラス』『ヤマトタケル』これも子供と。川北特撮を堪能してもらいたかった。 同じころ、塚口サンサン劇場では東宝フランケン映画を週替わりで。 ゴジラの最終公開を追っかけたり 夏ごろから、週末になれば寝屋川へ。完成品フィギュアを前に、怪獣仲間と怪獣談義。 月末には三度イベントへ そして今月、前回書いたオールナイト。本当に怪獣尽くしの一年でした。来年はどうなるでしょう。自分でもわかりません あと、夏には怪獣ラノベも出せました。やっぱり怪獣尽くし ・思えば、ここから始まった。
三月最後の日曜日。仕事を終えてなんとなく向かった京都。そこから、まさかこれほどまでに怪獣人脈が広がり、イベントにお呼ばれされるとは思っていないかった。
京都みなみ会館。五重塔で有名な東寺の向かい側、一見するとパチンコ屋に見える外観。
『時間があればまた来ます』と言いつつ、結局は完走してしまった『大怪獣大特撮大全集』。ゴジラ以外の日本の怪獣映画を堪能できるステキなプログラム、その締めくくりとなる『京都怪獣映画祭NIGHT4』が先週末行われた。
ロビーにいるのはだいたい知り合い、なぜかアンドロイドM11もいるよ。そしていつも魅力的な物販関係。もう小さいサイズの怪獣を買うのはやめておこうと思っていたのに、その出来栄えから今年は一気に増えてしまった。
プログラムは『ガメラ大怪獣空中決戦』『キングコングの逆襲』『ゴジラ対メカゴジラ』それにテレビシリーズ『ウルトラマン80』から二本。一晩でゴジラ、ガメラ、キングコング、ウルトラマンを堪能できるという贅沢なイベントだ。ガメラの上映後には主演女優藤谷文子さんのトークショーもある。
そして……寝た。
いや、夜勤明けの体にはオールナイトは応えた。それに何度も見た怪獣映画たちだ。
『あ―ここ、俺知ってるよ』と思った瞬間、睡魔が襲ってくる。
ガメラでは福岡ドームあたり、キングコングはコング搬送あたり、メカゴジラに至っては、偽ゴジラが出るかでないかのあたり。まるで、DVDでシーンをスキップしているかのように怪獣登場シーンではパッチリ目を開けていたのだが。
今回の目玉は『キングコングの逆襲』だと思っていた。メカ、恐竜、ゴリラをストレートに、かつ味わい深いアレンジを加えた造形に、大胆な合成。クライマックスのラージサイズミニチュアでの格闘と見どころ多い。
ただ、ちょっと尺が長いのが難点か。
上映前には、主演女優リンダ・ミラー氏のメッセージをⅯ11ことロバートスコットフィールド氏が読み上げるサプライズ。お元気そうで何よりだった。
『ウルトラマン80・永遠に輝け!宇宙Gメン85・激ファイト!80VSウルトラセブン』は寝ずに見た。これを見逃すといつ80を見れるかわからない。テレビシリーズとは思えないミニチュアセットの中で暴れまわる怪獣にウルトラセブン。80のアクションもキレがあっていい。これを毎週見ていたのか。お話はあれですが、もう少し見て見たくなる。16ミリ上映だが、プリントの状態もいい。
書きだせばきりがないが、今年は本当にみなみ会館と、主催のキャストさんにお世話になった。知り合いも、オモチャも増えた。
最後にいつものように館長さんに『今年はありがとうございます、お世話になりました』というと『来年もありますよー』。
そう、来年もあるみたい。こりゃ困った
・いまだ頭の中をリアベ号とか轟天号が飛び交ってふわふわしているというのに、10月のみなみ会館『大怪獣大特撮大全集』は開催日が早い! いつもは月末なのだが、今回は10月11、12と、前回から二週間しか空いてない。今回のプログラムは『獣人雪男』『ガス人間第一号』の、巨大怪獣の出ない怪人、変身人間の二本立て。
スケジュール的に大丈夫やろうか? と思ったけど、何とかなったので、いつものように空埜大先生と第二京阪を飛ばしつつ京都へ。道でもいいが、この日はやたらとパトカーを見かけた。コンビニや路上で、事故とか取締りとかで停車するパトカーと警官。今日は何かあったのか? 台風も近づいているせいか、京都の空は赤く燃えてござる。
みなみ会館に着くとごった返す人たち。これはやはり、幻の映画と言われ、ソフト化がままならない『獣人雪男』のせいだろうか。周りが封印作品だ、幻だ、とはやし立てるおかげでかえって世に出にくくなっているのでは? と思うのだが。
『獣人雪男』が学生時代以来久しぶりの鑑賞。あの時は眠くて仕方なかった。日本アルプスのその奥に潜む雪男と人間を描く、怪獣映画というより未確認動物(UMA)映画。『ゴジラ』と同じく香山滋が原作を手がけているので、滅びゆくイニシエの種族への愛情がたっぷりと詰まっており、映画でもそれが色濃く反映されている。
俗世間から隔離された土地で、山の民から主と崇められ共存生活を送っていた雪男親子。それが文明人に土足で住処を荒らされ、子供を殺されたために見境なく怒り狂う。 野生動物を怒らせる一番手っ取り早い方法は子供を殺すか捕えることだ。その役を担うのは決まって悪徳興行師。まず、映画に出てくる興行師でいい人を見かけたことはほとんどない。どいつも欲深く、残酷だ。いけない、ガッパ怒る。
本多監督のおなじみ、ジラせにジラせて怪物の姿を見せない演出は健在だが、雪男は等身大のためか、じらせまくったうえ、ひょっこり顔を見せる。また、ゴリラというよりもニホンザルのような柔和な表情で頭頂部が円い造形のため、シルエットで見るとオッサンに見えてしまうのが難点。それでも大胆な合成やコマ撮りなど巨大怪獣とはまた違ったアプローチの特撮で暴れる雪男は白黒画面のせいで生々しく見える。
物語は行方不明になった仲間を探す主人公たちに、徐々にその姿が明らかになる雪男を並行して描く。山の民の一人、年ごろの娘チカは都会から来た主人公に惚れてしまい、そのために仲間を、雪男を売り飛ばすはめになる。責任を感じたチカはラスト、短刀をもって雪男に立ち向う。この時代で怪物と戦う女性というのは珍しいケースだと思うが、まず、怪物を封じ込めるのは怪物に近い立場の人間という『ゴジラ』に続く香山滋のセオリー(『ゴジラの逆襲』は? と言われると弱い)が生きている。
毒キノコを食べたために仲間が死に絶えた雪男は、種の保存のために都会から来た娘をさらう。山娘のチカは近すぎて手を出さなかったのか? バカヤロ、本当にいいのは遠くの美人よりも近くの気のいい女なのに。
この映画が封印されている理由は山の民の描写だろう。前時代的な生活ぶりに劇中では全く語られていないが、おそらく近親婚を繰り返しているに違いない。そ思わせる村人がちらほら見える。さらに、そこに雪男の血が混じれば……恐ろしくドロドロした集落になるんじゃないか? と思う。
これを『ゴジラの逆襲』の後に持ってきた東宝は巨大怪獣以外でも特撮を駆使したジャンルを模索していたように思える。そして生まれた等身大怪人路線はひっそりと続くことになり次の『ガス人間第一号』につながっていく。
『ガス人間』は特撮怪人映画としても、一級のメロドラマとしても傑作、という声が高い作品。今回大スクリーンで非常に状態のいいプリントで鑑賞するにあたり、その思いが強くなった。
徐々に明らかになる謎の銀行強盗の正体、そこに絡む日本舞踊の師匠の存在。サスペンスから始まり、SF色を匂わせ、最後に悲恋ものとして締めくくる。これは特撮映画というより、一般の映画としても傑作である。
まず『ガス人間』という存在に『日本舞踊』という相容れないものを組み合わせた脚本の勝利である。そして演出は本多監督のおなじみ焦らせ演出でガス人間の正体を少しずつ、丁寧に描いていく。いつになく手堅く見える演出は、お馴染み怪獣映画の常連俳優を極力抑えたキャスティングと主人公である三枚目の刑事役の三橋達也のおかげだろうか。そして日本舞踊の師匠を演じる八千草薫の『この世の人とは思えない』美しさと佇まい。
ベタな脚本なら三橋達也が八千草薫に惚れてしまうところだが、人ならざる雰囲気の八千草には、もはや人ではないガス人間がよりそう。三橋達也には都会的な婦人記者が。現代っ子な婦人記者と古風な日本舞踊の師匠、この対比がまたお互いのキャラクター像を深く掘り下げている。
人を捨てたガス人間と、俗世から離れ芸道一筋の藤千代、行きどころのない二人の末路は悲劇だったのだろうか。
ガス人間が留置所の格子をするりと抜けるシーンは『ターミネーター2』、パイロット志願の青年がスカウトされて超人に改造されるのは『キャプテンアメリカ』を思わせる。単なる偶然だと思うが、東宝が早すぎたのか。
留置所でにやりと微笑むガス人間、土屋嘉男が一瞬、ブルースリーの物真似をする竹中直人に見えるが、それは本筋とは関係ないので。
今回の二本はいずれも人と人、人とそうでないものの悲恋を描いた2本で、秋にはピッタリの組み合わせだったっと思う。
次回のみなみ会館は11月の1、3とこれまた短い間隔での開催、果たしていけるやろうか。
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カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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