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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 終わるんだけど、まだまだ終わらない京都みなみ会館。先週のオールナイトに続いて、先日は爆音上映枠での『キングコング対ゴジラ』デジタルリマスター版上映。今回は超SDX枠ではないが、この場所で上映する最後の怪獣映画。


 駐車場から、映画館の音が漏れて聞こえる。それほどまでに爆音というのはすさまじいものか。階段を上ると骸骨がお出迎え。これはカナザワ映画祭のギミック上映に使われたもの。この日は満員御礼、ロビーには人があふれかえり、熱気がすごい。



 超SDXのキャスト社の物販も少々。もうロビーで怪獣グッズを売る光景もしばらく見れないのか。


 怪獣映画のストロングスタイル、プロレスを意識した日米怪獣対決にエコノミックアニマルと言われていた日本のサラリーマンのドタバタをミックスすることで全2作とがらりと作風が変わりつつも、以降の作品に大きな影響を与え、怪獣対決もののフォーマットを築いた『キンゴジ』については、さんざん語られてきたので、ストーリーに関してはここでは割愛。とにかくデジタルリマスター版は奇麗、美麗で華麗。完全版DVD、ブルーレイは発売されているものの、記憶に残っているのは、16ミリプリントをつぎはぎしてところどころ色味がおかしいVHS版なので、その淀みないつながり方に驚いてしまう。『昭和の色』というか、当時の色合いがそのまま出ている、という印象。そして何よりも爆音ですよ。オープニングの♪ドンドンドンドンという太鼓の音で場内の空気がびりびりと揺れる。足の裏から振動が来る。爆音はただ音が大きいというだけでなく、背景の細かな音も拾って引き延ばしてくれているので、とにかく情報量が多い。ゴジラとコングが吼えるたびに空気がしびれる、伊福部メロディは足から来る。何もないシーンでも足元がぶるぶると揺れるので、すげえと思ったら、隣の人の貧乏ゆすりだった。どこまで足広げてるんだ。わかっていてもクライマックスの富士山対決はゾクゾクとし、最後には爆音にも負けない大拍手。

 もうここで怪獣映画が見れないのか、としんみりしたのは帰宅してから。とにかく上映中は興奮しっぱなしの爆音上映でした。もし次があるなら佐藤勝サウンドが炸裂しまくる『ゴジラ対メカゴジラ』か、とにかく騒々しい『ゴジラファイナルウォーズ』を爆音で見てみたい。

 外の掲示板にはもう、次の映画のポスターはなかった。そして映画館の思いでのボールペンとブロマイドセット。終わるけど、まだ終わらない。最終日まで、みなみ会館にお世話になります。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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