いい三重でした

　世間は春休み。
家人が『牡蠣食いたい、というか予約した！』というわけで週末牡蠣を食べに鳥羽へ。また三重だよ、数えたら去年三回も行ってるのに、どこまで三重好きなんだ、うちの一家は？　いや、三重は『大阪から近く見どころも多い』ということかもしれない。また名阪国道を使うのか、でかい鶴の看板がある中華料理屋とか、屋根に竜が二匹乗っかった健康ランド(廃屋)を横目に走るのか。
　
しかし、大阪から日帰りで鳥羽まで行くと早朝発たないといけない。宿泊する予算は計算外だ。困った。ビジネスホテルも結構するし、うちは家族が多い。
牡蠣がメインだ、どこでもいい、素泊まりでもいい！　と思って調べてみたら、あった。

　二時間ほどかけて三重県津市へ。地図を見ながら何とかたどり着いた先は、駅前の住宅街。

　『旅館みかさ』
ちゃんこ料理屋だが、はなれが旅館になっており、素泊まり３０００円とお手ごろ。普段は宴会客がそのまま泊まったり、地方から社会人野球の方がよく使われてるとのこと。

駐車場の前にあった映画館跡地。


シネコンに押されたのか、それ以前に潰れたのか。中を覗いたが、ポスターや宣材類は綺麗に外されており、すぐにでも営業再開できそうな雰囲気。

　みかさ、というかちゃんこ料理『金鍋』外観。


この裏手に旅館がある。

旅館は昭和の香り漂う木造建築。

階段はこんな感じ。


トイレ、洗面、風呂は共同。
飯屋と宿が一体化した、旅館というより、江戸時代の街道沿いに合った旅籠
のようなイメージ。『親戚の家に泊まりにいった感じ』とでもいうか。

夕飯はもちろんちゃんこ。これがまた美味しく、出汁に何を使っているのか聞くと『秘伝スープです』とのこと。まあ、教えてはくれないわな。
女将さんはじめ従業員の方もいい人ばかりで、騒がしくして申し訳なく思いました。ちなみに、厨房にはもと力士さん、社会人野球の選手、お客はラグビー選手。そんな体育会系だらけの中、鍋を食う文科系が一人。

女将さんはじめ従業員の方もいい人ばかりで、騒がしくして申し訳なく思いました。

　翌日はメインの牡蠣！　津市から一時間、鳥羽の漁村へ。


なんでもシーズン最後の日とかで、山のような牡蠣を堪能いたしました。あいにく天気が崩れ、小雪がぱらつく天気だったものの、子連れでうるさかったと思いますがここでもお店の人たちに親切にしていただきました。

　
伊勢湾を臨むガメラ。鳥羽を少し南下すると『小さき勇者たち・ガメラ』の舞台になった伊勢志摩だったのですが。

　牡蠣を堪能し、帰り道に二見シーパラダイスへ。
大きくはないのですが『怪獣王国』否『海獣王国』の名にふさわしく、海の哺乳類やペンギン、それに水族館と、まさに海の楽園。
　

　園のマスコット、というにはでかすぎる、ミナミゾウアザラシのまるこちゃん。軽自動車ほどの巨体を震わせ、愛嬌たっぷり。

　その他、セイウチショーやゴマフアザラシショーも、しかも触ったり写真もいっしょに撮れる。

　シーパラダイス近くの猿田彦大神の名物？　夫婦岩。

やたらとカエルの像が多かったのだが、猿田彦大神の使いとのこと。
カエルを祭る神社というのも珍しい。

　おみやげ物の定番、オリジナル変形ロボおもちゃ。

『チェンジカーロボ・道神』

『蒼海の勇者・シーバトロン』


　名前がかっこいい！　

今回も三重を堪能し、人々の暖かさに触れることの多い旅でありました。みかさにまた行ってみたい。

　最後に

伊賀ドライブイン。セルフ顔出し看板の撮影は難しい