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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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◎ここ最近、当ブログの閲覧者がぐんと増えた。いつも二桁をうろうろしていたカウンターが一気に三桁に上がった。とりたてて、流行に乗った文書を書いてるわけではないし、問題発言を書いた覚えもない。
 
 ひょっとして、何者かが俺を監視しているのか、どこかで俺を中心に何か壮大な動きがあるのでは、といらぬ期待をしてしまった。検索ワードの一位は『小池一夫』。まさか小池先生の身に何かあったのでは? 小池先生は、俺の遠い師匠のような人だ。この人がいなければ今自分はモノカキの端くれとして活動していない。ネットで原因を探って行くと、その原因らしきものが判明した。なんてことはない、どこかのアニメの人が小池先生にツイッターで噛み付いたのだ。それを野次馬連中が面白がって、小池先生の名前で検索かけたところ、このブログがよく引っ掛かったとのこと。なんだぁ。

 しかし、十代から三十代ぐらいにとっては、喧嘩売ってきた怖いもの知らずのアニメさんよりも、小池先生のほうが知名度低いのかね。
 しかし、自分にとっては、自分が世に出るきっかけとなったとある公募の審査委員長を務めた、心の師匠である。

 中学生の時に勢いで買った『子連れ狼』全巻から、歯車が狂って……いや、小さい時に買ってもらった『グレートマジンガー』のシングル(作詞・小池一夫)から……。小池先生の手の上に乗っかり……。

◎そう、『グレートマジンガー』のシングル盤で自分の人生は大きく決められたかもしれない。作詞担当の小池一夫先生、そして原作者の永井豪先生である。この二人からどれだけのエネルギーを(勝手に)受け取っただろうか。

 そんな永井豪先生の新刊『マジンサーガ』を、これまた勢いで全巻購入、一気に読む。厳密にいえば、新刊ではない。90年代前半、『孔雀王』を読んでいた友人から『今度ヤンジャンで新しいマジンガーZやるぞ』といわれたのがそもそもの始まり。

 『マジンガーZ』の物語、キャラクターを再構成し、現代に甦らせたのが『マジンサーガ』である。『ロボットはもう古臭いからもっと新しい形で』という要求があったかもしれない、ここでのマジンガーZは『Zの鎧』を被った兜甲児が変身するというものだった。甲児の精神力次第でZは、どこまでも大きく、強くなるという斬新な設定。
 搭乗者の精神とシンクロして動くエヴァンゲリオンが登場する少し前の話である。

『サーガ』の名にふさわしく、剣鉄也、デューク・フリードなど、マジンガーシリーズのキャラが登場し、マジンガー版の『バイオレンスジャック』のような賑やかさだった。しかし、連載は掲載誌を替えつつも、中断。単行本は大判で3巻まで。

 それから数年後、扶桑社より新装版が刊行。全6巻。以前の連載版に加筆箇所もあり、今度こそ完結してくれるものと思われていた。しかし、これも……。
デュークフリードの正体は? サイコジェニーはどうなったの?

 そしてその間に永井先生はマジンガーとギリシア神話を組み合わせた『Zマジンガー』を連載、これまた第一部完という名の(まあ、いつもの)終わらせ方……。
 ゲームでもマジンガーが活躍、新しいファンを獲得。アニメでは『マジンカイザー』『真マジンガー』が製作され、精神力で動くマジンガーZなんて、みんなの記憶の彼方に飛んでいた。

そして今年、マジンガー生誕40周年ということで『マジンサーガ』の新装版が発売された。もう何度目だよ、また一巻から買いなおすのかよ!と思っていたので、しばらくスルーしていた。しかし、今度こそ完結、各巻に大幅な加筆修正、があるとのことで、完結してから一気に購入してみた。



……はらはらしながら読んだ。それは、火星で繰り広げられるマジンガーと機械獣の激闘もだが、それ以上に『本当に終われるのか、これ?』という期待と不安感ではらはらしたのだ。

 そして最終6巻。ひとまずの戦いを終えたマジンガー、そしてエピローグ的な……イヤ、いやいや、これ、エピローグじゃなくてプロローグだろう! 終わらせる気全くなし!ラスト数ページで俺の全身の血は一気に沸騰した。これ、続き読みてえ!と思わせる最終回ってどうよ? まあ、いつもの『戦いはこれからだ!』なダイナミックプロらしい終わり方ではあるが……。しかし、しかし、それにしても……。つるべ打ちの如く繰り出される怒涛の展開! 我々はまた、これの続きが書かれるまで待たないといけないのか?

 あぁ、何でこんな因果なもの、好きになってしまったんだ。人心惑わす、まさに魔神だったよ。


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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