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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 思えば、春休みから5月のゴジラまで、それなりの大作がほぼ毎週のように公開される。それはいいけど、新作公開のたびに上映回数が減ったりして思うような時間に見れないのが難点。気になる映画は早いうちに見ておけ、という事なんでしょうが、そうもいかないんですな。



『バンブルビー』を金曜日に見ようと思ったら、ちょうどその日公開の映画に押されて、上映回数が減ってるわ、朝か夜にしかやってない。これでは予定が合わない、金曜日公開の映画が増えたのも困りものだ、と木曜日の午後に見ることに。



映画『トランスフォーマー』シリーズは、アニメでしか描けないと思われていたロボットの変形を複雑かつかっこよく見せて、世界中を驚かせ大ヒット。自分も予告を見て『すげえ!』と叫んだものでした。それ以降、地球はディセプティコンによって壊滅の危機に瀕するモオートボット軍団がそれを阻止し、とTVシリーズのようなやり取りが何作も続き、ついにどれがどれだったかわからなくなってきたのも事実です。




今回の『バンブルビー』はそんなシリーズからのスピンオフ。舞台を80年代に移して、地球に落ちてきたロボットと少女の交流を戦闘を描く『硬いET、黄色いロボコン』といったテイストで描いています。父を亡くし、新しい家族に馴染めない主人公の少女チャーリー、そして上官オプティマス(コンボイ司令官)の名を受け、地球に一人やってきたものの、声帯と記憶がクラッシュしたバンブルビー。子犬のようなバンブルビーは微笑ましいけど、デカいから迷惑極まりない。そこに、ディセプティコンの刺客がやってきて……。敵も少なめ、アニメに近づけたデザインと自分の中では『すっきりしたトランスフォーマー』という印象。サイバトロン星で彼らはすでに乗り物形態にチェンジしていたり、オプティマスの立ち位置からすると、ひょっとしてこれはリブートでは? シリーズで最もアニメの『戦え!超ロボット生命体』に近いのでは、と思いました。



 で、先に書いたとおり、時間の都合で吹き替え版を見たんですが、主人公の声を演じる女優さんのセリフ回しが、ロボット並みに硬かったので、そっちが気になってしまいました。上手い人もいますがやはり餅は餅屋、声優さんに任せるべきです。今月公開のアメコミ映画も、話題作りのために人気俳優と人気演出家を起用するという美味しいカレーの上にクソぶっかけるようなことしてるので、字幕で見ようと心に決めました。実際微妙だったし。



 そういえば、前回の『未知との遭遇』に続いて、これもスピルバーグが絡んでいる映画でした。

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 年に一回、なんとなく見る映画、というのがある。例えば掃除をしながら見る映画。何度見ても不思議と飽きが来ない映画。自分にとって、それは『日本沈没』だったり『未知との遭遇』だったりする。大災害、大異変を前にした官民それぞれの動きを見るのが楽しいのか、どうなのか。なんとなく見てしまう映画である。そんな『未知との遭遇ファイナルカット版』が『午前十時の映画祭』で上映される。実はスクリーンでは見たことがなかったので、いつか時間をとって見てやろうと思っていた。


 が、その日の朝唐突に『今日行こう!』となった。劇中で、UFOからのメッセージを受けっとった人のように、発作的に行動した。


 世界中で起こる異変を調査するグループ、砂漠の戦闘機、客船、そして、謎の歌声。電気技師とシングルマザーが出合った異変。それらが絡み合い、一つの目的に結び付く。劇中、主人公のリチャード・ドレイファスが『答え』と呼ぶそれを、観客も一緒になって体験する。



 UFO映画のはずなのに、なぜ砂漠? なぜ30年前の戦闘機がメキシコに? という『?』をたくさん用意し、焦らした上で客の興味を引くスピルバーグの演出はうまい。空港の管制塔で、旅客機が見た未確認飛行物体のやり取りなんか、何度見てもぞくぞくするものがあり、そこから大停電→UFO飛来の最初の見せ場がやってくる。町中が停電で真っ暗の中、主人公が道路の真ん中に車を停車。後ろから車が来て、追い抜く。しばらくすると同じシチュエーションに遭遇。『どうぞ』と後続車を先に行かせるが、ヘッドライトがスーと上昇、自動車じゃない! という場面の見せ方の上手さ。同じことを繰り返すようでいて、それを崩し、異変を見せる。焦らせて見せるスピルバーグ演出。



 思えば、UFOが最初に目撃されてから次に登場するのはクライマックスまで待たないといけない。それでも、この映画は見せてくれる。UFOの目的は? 歌の意味は? メッセージの謎は? 主人公がとりつかれたように山の模型を作るのはなぜか? とぐいぐいと引っ張っていく。そしてすべてが一つになったクライマックス。UFOの乱舞で呆気にとられた後に、ダメ押しに登場する巨大な母船の美しさ。ミニチュアと合成、当時の特撮技術を駆使して作られた、今まで見たともない映像は今見ても色褪せない。


 そして、主人公はUFOの搭乗員に選ばれ、宇宙へ。思えばUFOのせいで、ただでさえギクシャクしていた夫婦の関係が完全に破綻してしまったのだ。でも主人公は『この野郎!』とちび宇宙人をぶん殴ることもせず、嬉しそうに乗り込んでいく。できれば自分も連れて行ってほしい。ひょっとしたら、あの連中はとんでもなく凶悪な連中かもしれないけど。



 今回のファイナルカット版も含め『未知との遭遇』には劇場版、特別編と3種類あり、いずれも微妙に編集が異なる。今回のバージョンにはチョイ役のカール・ウェザース(『ロッキー』のアポロ)がいなかったなぁ、あれは特別編なのかな。ヒョロヒョロとチビ、一体どんな生態系かよくわからない宇宙人が全バージョン見れるのはファイナルカット版だけ? そして結局家に帰ってからも見返すことになってしまう。それでも飽きない、不思議な映画。



 次回は『ジョーズ』。まだ小さくて見に行けなかったあの頃の映画を追体験しよう、と思う。



 映画を見終わったら、青空が広がっていた、この空の向こう、宇宙には……それよりも、長い間探していたNECA社のゴジラ1962が買えて満足でした。

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 前回、映画館のサービスデーをフル活用すれば? なんてことを書きましたが、それはこちらが平日に休みの多い職種だからできることで、週末にお休みの人はそうもいかないね。そんなことを思いつつも、先日もサービスデーの心斎橋シネマートへ。ここへは正月に『へレディタリー』見て以来で、その日もファーストデーだったんじゃないのか、と思い出す。




 しかし、心斎橋周辺はバイク駐輪場が少なくて困る、と前も思った。同じ場所にバイクを止め、アメ村をぶらつき、ビッグステップへ。




 映画にはまだ時間がある。ちょうど同じ場所で『ULTRAMAN DARKNESS HEELS WORLD(ウルトラマンダークネスヒールズワールド)』が開催中。まずは墓場の画廊でチケット購入。お店にはメカゴモラとザラブ星人が! 怪獣と星人がそこにいるだけで、テンション上がる。
 
 そして会場へ。平成シリーズにおける悪のウルトラマンを中心にした展示で、定期的に悪トラマンと撮影会もできるサービス(有料)もアリ。



 個人的には『ウルトラマンネクサス』のレーテが置かれていたのが感動。これのせいで……。いや、ダークザギが悪い。思えば、みなみ会館のウルトライベントでも、ダークザギ、ジャグラス・ジャグラー、ブラック指令の悪役ゲストの回はやたらと人が多かったような。今回も、イーブルティガにウォー、ダークザギにわーと歓声が上がっていた。いつの時代も悪役人気は高いの
だ。



 会場をゆっくりと何度も回り、写真を撮りまくる。会場には親子連れやウルトラファン、ウルトラ女子、ウルトラカップルの姿も。しかし、ダークザギはやたらと光るので、露出の調整しないといけないので困る。



 時間いっぱい堪能してからシネマートへ。今回は『イップ・マン外伝マスターZ』を。しばらく香港映画を見てない間に、カンフー映画に新しい波が来ていたのだ。思えば、ドラゴンナイトを皮切りに、ドニーイェン、トニー・ジャー、ウー・ジン、それにサモハンの健在っぷりを見たのもみなみ会館だった。これもみなみ会館健在ならば、と思ってしまう。

 本作品は『イップ・マン』の外伝。三作目『イップ・マン継承』で、同じ詠春拳の使い手としてイップ・マンと戦い敗れたチョン・ティンチが主役である。武術界を去った彼は食材店を営みながら息子と二人暮らし。しかし、そんな彼に黒社会、悪徳外国人の魔の手が迫る。彼もまたアンチヒーローである。数々の強敵と戦いながら、詠春拳を捨てた彼がいかに立ち上がれるか? を描いていく。
 ティンチ役にマックス・チャン。『ドラゴン×マッハ!』の足技のクセが強い悪役で強烈なインパクトを残した彼である。今回も舞うように拳を、蹴りを叩きこんでいく。この手の映画に出てくる人は基本的にものすごいのである、どれだけすごいのかを文章で表現するのが難しいほどに、すごい。速い、強い、どこまでも動く、いやそれでも彼らの超人的アクションは実際に見てもらった方がいいのかもしれない。敵に対して素早く二点を攻めて倒すところは、必ず急所を二か所切って仕留める『椿三十郎』の剣術にも似ている。謎の刺客と戦う際は壁を這い上ったり、柱にしがみついて飛んだりと、まるで忍者のような動きも見せてくれる。いや、これでも説明が足りない。一応モノカキのくせに。なんというか、とにかくすごいのです。マックス・チャンも、最近の香港カンフー映画も。
 
 舞台がイギリス占領下の香港なので(もはや時代設定がおかしくなってるきらいはあるけど)、前回のマイク・タイソンぐらいに続いての悪役外国人にデイヴ・バウティスタ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のドラックスでもあり、『007スペクター』の呆気ない最後を遂げたスペクター幹部でもある。元レスラーのごっつい体格は、マックスチャンの三倍ぐらいありそうだ。ひたすらパワーで押し切る総合格闘技と、素早い動きで急所を攻めるカンフーの対決がクライマックス。バウティスタの焼くステーキが美味しそう。




 一敗地にまみれた男が、再び過去と向き合い、立ち上がる。その瞬間にぞくぞくとする。詠春拳を捨てた彼の家で、木人がハンガー代わりに使われているのは、トレーニング器具を買ったけど、長続きしなかった人にありがちなことである。





 息子とのやり取りも微笑ましく、まずそうな水粥と揚げパンが美味しく見える。息子の好きなヒーローがバットマンそっくりなのは大丈夫なのか? とか、酒場街のオープンセットが豪華だとか、アクション以外にも見どころの多い娯楽編。見終わってから、やたらと俊敏に動く黒社会の姉御がミシェル・ヨーだったとか謎の刺客がトニージャーだったりということを知った。まだまだ続くであろう香港カンフーの新しい波、今度は京都で、そしてまた心斎橋でも。


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 とある大手シネコンが値上げをするというニュースがネット上で話題になった。しかし思い返せば、一部のミニシアターで見る以外は、普通に大人料金払ってみたことなんかほとんどない。何も非合法な手段を使ってる、という事ではない。金券屋や前売り、各シネコンのサービスデーを狙って安く見てきたから。だから、値上げされてもうまくすればお安く映画は見れるのである。ポイント溜まれば無料で見れるし。ただ、家の近所には件の値上げ予定のシネコンしかないので、近所で見る時はマメにチケット買った方がいいかな、とか思ったり。



 
 そんなシネコンのサービスデーを有効活用しないと、と昨日はMOVIXデーだったので、会議終わりに八尾で『スパイダーマン・スパイダーバース』を見る。前回に続き、アメコミ映画再び。



 ご存知スパイダーマンの映画をCGアニメに、平行世界のスパイダーマンがたくさん集合、スパイダー大戦か? でも東映スパイダーマンは出ない、ぐらいの情報しか仕入れずに見に行ったら、とんでもないことになっていた。CG、実写、アニメ、さらにはカトゥーンまで取り入れた一大動画博覧会! いったいこれ、どうやって撮ってるの? と思う間もなく目まぐるしくスピーディーにユーモアを交えつつもストーリーは進んで行く。



 ただ動画がすごいだけではない、ヒーロの死と再生、それぞれの世界で孤独に戦ってきたスパイダーマンたちが、お互い共感しあい『もう、一人じゃない』と手を取り合って立ち上がる様子を丁寧に描いている。ご存知ものとヒーロー誕生の瞬間を描いた、一本で二度おいしい構成。



 劇中何度も繰り返される『OK。じゃあもう一度説明しよう……』で始まるスパイダーマン誕生のいきさつが、単なる繰り返しギャグから徐々に深みを帯びて、新スパイダーマン誕生への橋渡しになるのはお見事! と思った。 



 あと、悪役キングピンは映画『デアデビル』でしか知らなかったから、別作品の悪者がラスボスという展開がちょっと嬉しかったり(『ウルトラ六兄弟VS怪獣軍団』にミラーマンの怪獣ダストパンが出てきたようなお得感、という分かりにくい例え)、ペニーパーカーはヒラメちゃんに似てるんじゃない? と思ったり。



 孤独だけどヒーローは一人じゃない、そして滅びない、そしてあなたも……動画の大洪水のようなにぎやかさの中からそんなメッセージを受け取った気がする。自分もまだ、何かできるやろか?


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 先日のこと。夜勤仕事終わりで帰宅すると、留守中に子供らが鍵をかけて出ていった。しかもそんなときに限って鍵を持って出なかったので、入れない。合い鍵を持ってる両親も外出中。困った、『ペリーヌ物語』でも見て一休みしたかったのに。それにトイレに行きたくなってきた。この上はトイレ借りにコンビニに行くついでに職場にとんぼ返りするか。しかしまだ仕事まで、映画一本ぐらい時間がある。なら映画に行こうと『キャプテン・マーベル』へ。



 昨年の『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』でその存在が明らかになり、来月公開の『エンドゲーム』で逆転のカギを握ってるとされるヒーローの誕生編である。



 1990年代。ある任務を受けて一人の宇宙人が地球に落ちてくる。しかしそれは……。油断できないストーリー展開。主人公のヴァース(キャロル・ダンヴァース)も、自分が誰かわからないまま、宇宙の平和のために働いてる。だが、地球に落ちてから次々と明らかになる真実。『私は誰?お前は誰?』な感じで、全編に於いて『人を見かけで信用してはいけない』というテーマがちらつく。敵かと思いきや、○○かと思いきや……。油断のできない構成、そしてクライマックスで、何もかもすっきりしたキャロルが大暴れ。



 仏頂面のキャロルがとにかくぶん殴る様がよく似合う。時に光線を出す、飛ぶ。お転婆、という言葉を久々に見たが、どちらかといえば宇宙スケバン、スペースズベ公である。


『アベンジャーズ』結成前、まだアイアンマンもいない、キャプテンアメリカは氷の中にいる頃のお話、アベンジャーズ創設者、ニックフューリーの秘密(あれのあれはしょうもない理由だった)や後の映画に繋がるネタもごろごろしてるし、見ていて『なるほど、そうか……』と頷くことも多い、アメコミ答え合わせ映画。






 女性への偏見がまだ残っていた時代、宇宙に出れば『そんなこと関係ねえ』と飛びまわり、光線をぶっぱなすキャロル。来月の活躍も楽しみであります。まるで大金をつぎ込んだ連続活劇のテイストが味わえます。





 前売りでもらったカードにあった猫の謎もばっちりわかりました。あいつ、無茶苦茶重要なキャラでした。お茶の間に宇宙人がいて、宇宙人の船に地球のアイテムがごろごろする、どこか藤子不二雄のSF漫画のテイストもかすかに感じ取りました。



 ワンダーウーマンも、キャプテン・マーベルもとりあえず、ぶん殴る。いいぞぉ。しかし、マーベル社のキャプテン・マーベルって日本でいえば少年マガジンの『マガジン隊長』みたいなもんなんですかね。原作・梶原一騎あたり。



 宇宙ではヘルメットに鬣をつけるのが流行なんですかね。金星のヘルさんもやってた。


ちょっぴり下膨れ気味のキャロルがヘルメット被ると、ガンバロンに見えますな。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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