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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 前回、映画館のサービスデーをフル活用すれば? なんてことを書きましたが、それはこちらが平日に休みの多い職種だからできることで、週末にお休みの人はそうもいかないね。そんなことを思いつつも、先日もサービスデーの心斎橋シネマートへ。ここへは正月に『へレディタリー』見て以来で、その日もファーストデーだったんじゃないのか、と思い出す。




 しかし、心斎橋周辺はバイク駐輪場が少なくて困る、と前も思った。同じ場所にバイクを止め、アメ村をぶらつき、ビッグステップへ。




 映画にはまだ時間がある。ちょうど同じ場所で『ULTRAMAN DARKNESS HEELS WORLD(ウルトラマンダークネスヒールズワールド)』が開催中。まずは墓場の画廊でチケット購入。お店にはメカゴモラとザラブ星人が! 怪獣と星人がそこにいるだけで、テンション上がる。
 
 そして会場へ。平成シリーズにおける悪のウルトラマンを中心にした展示で、定期的に悪トラマンと撮影会もできるサービス(有料)もアリ。



 個人的には『ウルトラマンネクサス』のレーテが置かれていたのが感動。これのせいで……。いや、ダークザギが悪い。思えば、みなみ会館のウルトライベントでも、ダークザギ、ジャグラス・ジャグラー、ブラック指令の悪役ゲストの回はやたらと人が多かったような。今回も、イーブルティガにウォー、ダークザギにわーと歓声が上がっていた。いつの時代も悪役人気は高いの
だ。



 会場をゆっくりと何度も回り、写真を撮りまくる。会場には親子連れやウルトラファン、ウルトラ女子、ウルトラカップルの姿も。しかし、ダークザギはやたらと光るので、露出の調整しないといけないので困る。



 時間いっぱい堪能してからシネマートへ。今回は『イップ・マン外伝マスターZ』を。しばらく香港映画を見てない間に、カンフー映画に新しい波が来ていたのだ。思えば、ドラゴンナイトを皮切りに、ドニーイェン、トニー・ジャー、ウー・ジン、それにサモハンの健在っぷりを見たのもみなみ会館だった。これもみなみ会館健在ならば、と思ってしまう。

 本作品は『イップ・マン』の外伝。三作目『イップ・マン継承』で、同じ詠春拳の使い手としてイップ・マンと戦い敗れたチョン・ティンチが主役である。武術界を去った彼は食材店を営みながら息子と二人暮らし。しかし、そんな彼に黒社会、悪徳外国人の魔の手が迫る。彼もまたアンチヒーローである。数々の強敵と戦いながら、詠春拳を捨てた彼がいかに立ち上がれるか? を描いていく。
 ティンチ役にマックス・チャン。『ドラゴン×マッハ!』の足技のクセが強い悪役で強烈なインパクトを残した彼である。今回も舞うように拳を、蹴りを叩きこんでいく。この手の映画に出てくる人は基本的にものすごいのである、どれだけすごいのかを文章で表現するのが難しいほどに、すごい。速い、強い、どこまでも動く、いやそれでも彼らの超人的アクションは実際に見てもらった方がいいのかもしれない。敵に対して素早く二点を攻めて倒すところは、必ず急所を二か所切って仕留める『椿三十郎』の剣術にも似ている。謎の刺客と戦う際は壁を這い上ったり、柱にしがみついて飛んだりと、まるで忍者のような動きも見せてくれる。いや、これでも説明が足りない。一応モノカキのくせに。なんというか、とにかくすごいのです。マックス・チャンも、最近の香港カンフー映画も。
 
 舞台がイギリス占領下の香港なので(もはや時代設定がおかしくなってるきらいはあるけど)、前回のマイク・タイソンぐらいに続いての悪役外国人にデイヴ・バウティスタ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のドラックスでもあり、『007スペクター』の呆気ない最後を遂げたスペクター幹部でもある。元レスラーのごっつい体格は、マックスチャンの三倍ぐらいありそうだ。ひたすらパワーで押し切る総合格闘技と、素早い動きで急所を攻めるカンフーの対決がクライマックス。バウティスタの焼くステーキが美味しそう。




 一敗地にまみれた男が、再び過去と向き合い、立ち上がる。その瞬間にぞくぞくとする。詠春拳を捨てた彼の家で、木人がハンガー代わりに使われているのは、トレーニング器具を買ったけど、長続きしなかった人にありがちなことである。





 息子とのやり取りも微笑ましく、まずそうな水粥と揚げパンが美味しく見える。息子の好きなヒーローがバットマンそっくりなのは大丈夫なのか? とか、酒場街のオープンセットが豪華だとか、アクション以外にも見どころの多い娯楽編。見終わってから、やたらと俊敏に動く黒社会の姉御がミシェル・ヨーだったとか謎の刺客がトニージャーだったりということを知った。まだまだ続くであろう香港カンフーの新しい波、今度は京都で、そしてまた心斎橋でも。


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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