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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 先日のこと。なんばパークスシネマからもらったお誕生日クーポンを使わないと、と『ヴェノム』へ。   

 その前にマルイでグリッドマンにご対面。



 『ヴェノム』はスパイダーマン最強の敵が単独主演。主役をダーク化したライバルキャラは、洋の東西問わず人気がありますな。


 悪役スピンオフといえば『スーサイドスクワッド』があったけど、あれは、なんというか、その、『それほどこの人ら悪くないんじゃないの?』と思ってしまったもので。どうしても悪役を主演に置けば、結局それ以上の悪党を設定しないとお話としては締まらないわけで。別にこちらは悪役が何もかもぶち壊す悪事を重ねまくってもいいのですが。そういや、日本にもハカイダーの単独映画がありましたな。


 今回はどうだろう、ヴェノムは宣伝コピーに違わぬ悪党っぷりを見せつけてくれるのだろうか? 



 違った。でも悪くない。悪の組織によって宇宙からきた謎の寄生生物を取り込んでしまった主人公。黒い怪物ヴェノムになって本能の赴くまま暴れまわるのかと思いきや、わりと人がいい。寄生主である主人公エディとのやり取りは狂暴など根性ガエルだ。たまに人間(悪人)をぱくっとやるけど、基本的にはエディの話をちゃんと聞くし、自ら弱点を話したりする。凶悪というよりは粗暴な黒いヒーロー。悪の組織(人類の発展のために弱者は切り捨てる発想の財団。よくいます)から一度は逃げるも、その企みを潰すために殴り込み。ピカレスクかと思いきやしごくまっとうなヒーローもの、この先どうやってスパイダーマンと絡むのか、このまま独自路線を進むのか? 見たあとに無性に何か食べたくなる映画でした。



 黒いヒーローのあとは、まったく毛色の違う災害スペクタクルへ。九条シネヌーヴォの橋本忍映画祭『日本沈没』である。




 日本が沈む、という危機的状況を迎える国民を描く前半から、淡々と日本脱出と沈む国土を描く後半、なぜか年に一回は見てしまう映画。フィルムは昨年みなみ会館で上映した時と同じく赤く退色していた。しかしその迫力、危機感は変わらない。とにかく丹波哲郎と小林桂樹の大熱演が光る作品。分かっていても、最後まで気が抜けない。



 場内は年配のお客さんでほぼ満席。商店街の映画館、往年の名作をかけると懐かしくて、見に来るのかな。そんなこと考えながら、九条を後にし、劇中ですっかり水没した泉大津を経由して帰るのでした。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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