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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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・さて今週のSUPERLITE文庫『バカと戦車(タンク)で守(や)ってみる!』は第六話『バカが戦車に、二人(  前篇)』です。海から続々怪奇甲殻生物の群れが上陸する中、怪獣幼体奪還作戦が……。

 今更ながらサブタイトルは『あしたのジョー2』の影響が大だということに気付きました。『リングに野獣が……二匹』とか、間に三点を挟むことで、余韻を持たせるような読み方を知らず知らずのうちにやっており、あとで『なんでこんなサブタイにしたんだろう?』と首をひねっておりました。早く気づけ。

・さて、海から怪奇昆虫がやってくるお話が配信されてる一方、巷では昆虫型改造人間が続々……の映画が話題になっておりました。苦しいこじつけですな。


 予告編で藤岡弘、否、本郷猛が仮面ライダー鎧武を『貴様のようなアマちゃんをライダーと認めるわけにはイカン!(うろ覚え)』と一喝する姿が猛烈にかっこいい映画『平成ライダー×昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(いつもながら長いタイトル)』を待
ちきれず、初日の一回目に行ってまいりました。


 だって本郷猛だけじゃない、仮面ライダーX・神敬介、仮面ライダーZX・村雨良が出るんですよ、平成からは、555、W、ディケイド、ウィザードのオリジナルキャストが出る、過去の大集合映画では考えられなかった豪華出演陣! 見たい、内容はどうあれ見たい!


 お話は、地下帝国バダンの陰謀を食い止めるべく争う平成対昭和ライダーに謎の少年が絡み……。そんな感じです。

 近年の大集合映画の中ではまとまっており、かつファンの心をニクイほど掴んでくれる作品でした。

 なぜライダー同士が戦うのか? はさておき各ライダーの必殺技を駆使した戦いっぷりは、まるで山田風太郎や横山光輝の忍者団体戦を見ているような気分になります。

(やや映画の内容に触れます)


 物語はオリジナルキャストを中心に進んでいき、特に仮面ライダーXと555にかなりの尺を割いて描かれているので、それぞれの後日談としても楽しめます。公開前話題になった本郷猛よりも出番が多いです。


 555はアクセルフォーム、ブラスターフォームへの変身それにオートバジンの変形と腐れ縁のカイザ登場と大盤振る舞いです。


 Xは新撮の『セタップ!』がシュールかつかっこいい。 あの変身バックの旗本退屈男のオープニングのような不思議な背景は神敬介の周囲を覆う不思議空間だったのか。




 そして30年ぶりに復活するZXがいいところを全部かっさらうかのように登場! 唐突過ぎる気もしないが、かっこいいので許す! だって敵がバダンだし、ヤマアラシロイドもカッコ良くなってるんで、活躍するしかないでしょうが。

 そして不自然に、ごく不自然にやってくるキョウリュウレッド、そしてトッキュウジャーの皆さん。あ、皆さんにはそこにいるバカデカい敵を片付けてもらいます。


 それぞれの役割がはっきりしている分、前回、前々回の大集合映画と比べてスッキリとした印象。『戦隊いらないんじゃね?』と思っていたけど巨大戦闘要員として画面を彩ってくれています。

 強敵仮面ライダーフィフティーンも登場、鎧武と互角に渡り合います。髑髏をまとったライダーってのは前例があるんで、新鮮味はないんですが、それでも悪役として憎々しく暴れてくれます。


 集団戦も、いつもの感じに見せつつ、珍しいアギトトリニティフォームや、ライダーマンのマシンガンアームなど、小ネタを効かせてだらけた感じがしません。それぞれにきちんと見せ場を作っております。


 だけど……(ここからはかなり内容に触れます)。


 やっぱりライダー同士が戦う理由が曖昧なんですな。


 『バダンの台頭はお前らのヌルい心のせいだ!』と、平成に喧嘩を吹っ掛ける昭和ライダー。でもクライマックスでは『バダンの目を欺くための芝居だったのだ!』またかよ、またかよ、またかよ! 話し合えよ、いい加減よぉ! 改造人間とはいえ、いいトシした大人だろうが!


 でもやっぱりラストで『まだ終わっていないぞ、行くぞぉ!』。で撮ってつけたような乱戦。まあ、ここが『平成対昭和』のキモとなる部分ですからね。でも唐突感は否めません。


 鎧武倒れる、とどめを刺す一号。だがその後ろに花が一輪。『負けた……お前はその花を守っていたのか、その心がけや良し!』で、勝手に敗北宣言する一号、そして和解。


 はあ? と思いました。映画を見終わってからもモヤモヤしてしまい、思ったより難解な映画だったなあ、という印象。でも単純にに楽しむべきだと自分に言い聞かせました


 繰り返しますが、最近の大集合映画ではまとまった出来であり、かつファン心をニクイほどくすぐってくれる作品でありました。
 もうちょっと昭和勢の楽曲使ってくれたらもっと燃えたんだけどねえ。


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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