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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 いやあ、毎日1、2本の割合で『風雲ライオン丸』を見ている毎日。
ただ、動画サイトなので画面は小さく、やはり非合法という匂いがしますので、ありがたいのですが島本和彦先生(先輩)のおっしゃる
『あんな小さい画面で見た気になるな!』という言葉が胸に突き刺さるのです。
やはりテレビで見ないと……。

 一年続いた『怪傑ライオン丸』の後を受けて始まった『風雲』は、戦国時代でありながらマカロニウェスタンの匂いを漂わせ、さらにロケット変身(ここ大事)という、すごすぎてなんだか分からない変身方法の上にトレードマークのたてがみを隠した兜姿はメスライオンのようにも見えなくもない、ということで2クール打ち切りの目に遭い、一般に出回ってる書籍にも『失敗作』というレッテルを貼られた不遇な作品である。それに加えて内容も暗い。まだ数本しか見てないけど、最初に見たのが前にも書いた戦意喪失して彷徨うばかりの主人公。まるでかつての劇場版エヴァのシンジ君並みに無気力なのだ。
 当時のちびっ子番組にしては珍しい、というかあってはいけない『悩める主人公』だ。
 他の回でも、敵の巨大さに十日間も放心状態でじっと動かなかったりして、ほんとは強いんだけど、メンタル面がものすごく弱い、それでいて復讐鬼の主人公、弾獅子丸。

 ライバルのブラックジャガーも、主人公があまりにも暗すぎたので、急遽参入したギャグメーカーの七色虹之介も、彼に関わったがために死んでしまう。
 てこ入れとして復活したタイガージョーも最終回では死に……はしないものの、共闘を獅子丸に申し出るもこれを拒否され、単なる傍観者になってしまう。
(これって普通だと立場が逆じゃないか? 主人公が共闘を申し出て、ライバルがそれを拒否する)
 一応、レギュラーとして旅を共にする姉弟がいるものの、クールな獅子丸は距離を置いた関係を維持し、あくまでも一人旅を選ぶ。
 姉弟の捜し求める父が実は敵組織の幹部だったというショッキングな結末を迎え、姉弟は最終回一つ前で目的を果たしたので退場。とはいえ、次回にも登場しましたがね。彼らもまた、タイガージョーと同じくただの傍観者に成り果ててしまう。
 あくまでも獅子丸個人の葛藤と挫折と変身を描いたこの作品、主題歌の二番にあるように『さすらいの孤独の中を』ひたすら突き進んだ結果が半年の命だったということ。
 後番組は怪奇アクションでこれまた暗い『鉄人タイガーセブン』でした。

 でも、ロケット変身はケレン味にあふれてると思うし、ワイヤーやトランポリンを使ったたてはべらぼうにかっこいい。
 メスライオンとか言うな、兜かぶった姿は戦闘的でいいじゃないか!

 というわけで、くどくどと風雲ライオン丸を俺は愛す、のコーナーでした。

 今リメイクするとやっぱりロケット背負ったホストが変身するんでしょうね。
 
 スペクトルマンはきっちり怪獣を倒すので弱くなんかないぞ、それに何でもかんでも『鬼畜ヒーロー』でまとめるな! みんな必死に生きてた時代もあるのだ。

写真 1枚目

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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