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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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『シビルウォー』でヒーローアクションの痛快さと、抱える闇の深さに触れたその夜、俺は子供らを置いて、京都へ。

 京都みなみ会館『特技監督中野昭慶映画祭NIGHT』だ。しかも今回は客ではない、『大魔神誕生祭』に続き、キャスト中村社長とともにゲストトークの司会を仰せつかったのだ。またかよ! まただよ! 本当に俺でいいのか?という思いは今でも俺にまとわりつく。俺もアメコミのヒーロー並みに抱える闇は深いのだ。とはいっても、請け負った仕事はやり遂げるプロフェッショナルの気質、を持っていたい。大魔神、ラジオ番組出演(実は出た。FM大阪、ゴジラ音楽祭の宣伝)に続くババタクヤ試練○番勝負、その3である。いったい何番勝負だ。


 
 今回は司会ということで作品を知っておかないといけないので、いつものうろ覚えとはいかず、先に上映作品を見た。『クレージーの大爆発』『惑星大戦争』『激動の昭和史沖縄決戦』の、喜劇、SF、戦争とバラエティに富んだ3本。




 と、ここで話を少し前に戻す。実は今回の企画、当初は『人類絶滅NIGHT』と題し、『東京湾炎上』『日本沈没』『世界大戦争』のパニック、災害戦争映画の3本で、徐々に被害が拡大していく構成だった。しかしながら、先日の熊本の地震の影響もあり、このご時世にこれは……ということで自粛。すでに原稿を書き上げていたときに変更のお知らせ。自分だけではない、主催側も10日を切った時点でのイベント変更に大わらわだったと思う。しかし、ゲストの中野監督の来館は確定している。ならば中野監督オンリーで、しかも、パニックスペクタクル以外で、ということで今回の3本に。アッと驚くウルトラCの裏では並々ならぬご苦労があったと察する。その思いにも、また中野監督を見に来てくれたファンの皆様にも、満足のいくトークにしないといけない、だんだんプレッシャーが大きくなってくる。


 そして当日、みなみ会館で中野監督と簡単な打ち合わせをし、『クレージーの大爆発』終了後からトーク。3億円事件の犯人が、金塊強奪の依頼を引き受け、最後には宇宙へと飛び出すというスケールのでかい喜劇。もちろんクライマックスにはタイトル通り爆発シーンもあるし、『日本沈没』をしないにもかかわらず、富士山は爆発し、いしだあゆみは歌う。ラストは月面でクレージーキャッツが歌い、踊って大団円。いや、まだ残った問題が山積み……とかいうのは野暮である。舞台袖で、にぎやかなクレージーの歌が流れる、俺も、みなみ会館スタッフさんも踊る。いくらか緊張がほぐれる。


 そしていよいよ本番。今までみなみ会館1階のイベントスペースだったので、初めての舞台上のトークになる。お客さんの目が舞台上に注がれる。みんなどんな顔をしているのか見るのが怖かったので、少し視線を逸らす。だからたぶん終始うつむき加減だったと思う。


 
 トークイベントは上映作品のことについて、がメイン。ご高齢ながらも、中野監督はしっかりした口調で、こちらの質問に答えてくれる。しかし緊張と興奮で、内容はほとんど覚えていない。ひょっとしたらずっと相槌を打っていただけかもしれない。中村社長のリードがなければ、グダグダになっていたと思う。覚えているのは惑星大戦争はスターウォーズの角ばったメカに対しての流線形メカであること、金星のシーンで、吸い殻が映ってしまっていること、沖縄決戦は岡本喜八監督とともに本編での爆破演出も手掛けていたこと、等々。また、当時CGがあれば使っていたこと、ただし、専用のソフトを作るところから始める、爆発寸前のフラッシュ光、中野フラッシュの意味など。俺は『男はみんなドリル好き』といったことしか覚えてない。




 何とかイベントは終了。控室で仰ってた『こんな時だからこそ『日本沈没』を』ということがよみがえる。あれは破壊のドラマであり、再生のドラマでもあるのだ。その後『惑星大戦争』上映中に、中野監督は宿舎へ。今回、俺は司会なので、映画を見ることなく、ロビーで時間を過ごす。


 
 男らしいローマ船対ドリル戦艦の一騎打ち、結局大爆発する金星、豪華キャストの『惑星大戦争』に続き『沖縄決戦』。ロビーに爆破、銃撃音に人々のうめき声が聞こえる。軍部と民衆の姿を多角的に描いた沖縄決戦はそれでも面白いのだけど、後半はひたすら、悲惨な殺戮、自決シーンが続く。意図したように、音楽がほとんどない、それがまた悲惨さを強調しているように思えた。



 すっかり夜が明け、全プログラム終了。重い足を引きずって帰路につくお客さんたち。企画変更など、突然のハプニングがあったものの、何とか無事に終了したのではないか、と思う。自分のトークは果たしてうまくできたのかどうかは、謎ですが。



 そして、休む間もなく、今度は尼崎で迎え撃つ、ウルトラの監督!
次回ババタクヤ○番勝負その4『尼崎怪獣市場大決戦』乞う、ご期待。 

 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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