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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 先日、といっても2週間ほど前のこと。

 お馴染京都みなみ会館、超大怪獣EXは園子温監督『ラブ&ピース』でした。え、園監督作品? と思われた人も多いかと思いますが、これもまた立派な怪獣映画。人の望みをかなえる力を持ったカメとロックシンガーとして出世する男の話をファンタジックに、時に辛辣に描く作品、クライマックスは巨大化したカメ、ラブちゃんが主人公に会いに東京の街を闊歩する、大怪獣映画になるのです。今回の上映では特撮を担当した田口清隆監督のメッセージに、ロビーには撮影で使われたラブちゃんの展示という、他ではどこもやらない、『ラブ&ピース5周年スペシャル』のような上映でした。本物ラブちゃんはかわいいけど、生々しい。
 そして昨日、再びみなみ会館へ。この間、特に見たいのもなくシネコンにも他の映画館にも行ってませんでした。
 まずはミシェル・ルグラン特集の『ロバと王女』。前知識、ほとんどなし、予告が何だか絢爛豪華な映像で、ロバの被り物をした女性が出ているので『なんだろう?』と思って気にはなっていた。
 昔々、ある国のお話。お妃を失くした王様は世継ぎを作るために王女、つまり自分の娘と結婚しようとする。王女は森の妖精のアイデアで無理難題を押し付けるが、王様はそれを難なくクリア、しまいには国に富をもたらすロバの皮が欲しいといえば、それを……王女はロバの皮をかぶり、下女としてよその国で暮らすことにしましたが、そこへ王子様が通りかかり……。近親婚にロバの皮剥ぎと、エグイ要素もありますが、赤や青で塗られた不思議な国、ばかばかしいほど豪華なセット、そして時折挿入されるミュージカルで、そのエグさも緩和している感じ。王女がかわいいな、と思ったらカトリーヌドヌーブだった。ジャックドゥミ監督は『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』に続いてドヌーブと音楽のルグランと組んだ作品、ということらしい。派手な色彩に中野フラッシュのようなキラキラ、そして周りをうろつく動物たちと、徹底したおとぎ話の映像化は見ていて楽しいです。シンデレラのように、指輪に合う女性を国中から集め、最後にロバ王女の指にぴったり収まりハッピーエンド。結婚式には娘に迫った実父もヘリで駆けつけます。もう、賑やかな歌と映像を散々見せられた後になっては、おとぎ話にヘリが出ようが、王様が妖精と結婚しようがどうでもいいのです。めでたしめでたし、なのです。こっちはマシンガンやロケットランチャーが出てくる時代劇を見慣れてますから(違う)。
 
 豪華絢爛なおとぎ話の次は血なまぐさい韓国映画『鬼手』を。ただのバイオレンス映画ではない、囲碁バイオレンスなのだ。囲碁と暴力というかみ合わなさそうなものが見事に合体! 盤上遊戯と暴力の融合、日本だと『王手』があるけど、『鬼手』はもっと深くてエグイ。
 
 プロ棋士に姉を殺された主人公が、賭け囲碁の男の元で特訓し、復讐を果たす。すべてが囲碁で決着がつく世界、寡黙な主人公に、お調子者のサブキャラという少年漫画のような世界。主人公は山中に住む棋士の元で暮らし、真っ暗闇での目隠し対極等々の特訓を経て闇の囲碁世界に身を投じる。その間、師匠は賭け将棋のイカサマがばれて殺されてるので、その弔い合戦も。霊視で相手を困惑させ、勝つと相手の腕を切断してコレクションする心霊棋士、負けが込むごとに掛け率を倍増する囲碁キチガイとの鉄橋対局、針を得物とする全身焼けただれた棋士との取った石の重みで毒液が噴出される超合金碁盤での毒液噴出溶鉱炉対局等々、怪しげな連中が主人公と戦う。そして対局の合間には激しい格闘戦も。囲碁を学ぶと体も鍛えられるのだ! 最後は居並ぶプロとの100人組手、そして仇敵へ。碁石はスカーフにくるむと強力な打撃兵器にもなるぞ。無茶苦茶である、だからいい。囲碁というストイックなゲームを暴力でコーティングしたらものすごい化学反応が起こった。藤井二冠が対局中相手と激しいカンフーバトルを繰り広げる、そんな感じかもしれない。コロコロのホビー漫画をアダルトに仕上げたテイスト、賭けるのは金ではなく命という極限の状況、ラストのあれは、似たようなシチュエーションがパチンコ漫画であったよ! 
  
 今回はフランスと韓国映画のミックスでした。どっちもおもろい、見てよかった、来てよかったと思う2本でした。

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 やっとのことで、のろのろ進めていた案件が終わり、一安心。もっとペースアップしろ、と思いながらも締め切りなし、という言葉につい甘えてしまったのもまた事実。さて、仕事まで時間があるから何しよう、そろそろ買いためていたDVDを見ないと。いや待て、今日は映画サービスデーではないか。という事で、怪作、珍作と噂の夏の仮面ライダー映画へ。夏ライダー映画を見るのはフォーゼ以来ではないだろうか。




 今回は『騎士竜戦隊リュウソウジャーTHE MOVIE タイムスリップ! 恐竜パニック!』『劇場版仮面ライダージオウOVER QUARTZER(オーヴァークォーツアー)』の二本立て。



まずはリュウソウジャー。タイトル長いのはいつものこと。今回はリュウソウジャーたちが恐竜時代にタイムスリップし……タイトル通りですな。彼らリュウソウ族の先祖とご対面し、隕石激突の危機から地球を守るお話。ほとんどテレビと同じ尺なのでとにかく見せ場をもりもりと盛り込んでいく。過去と現代のバトル、巨大隕石の接近、そして恐竜。戦隊で恐竜といえばご存知福井の恐竜博物館ロケ。リュウソウオー(ロボ)と敵マイナソーの巨大戦はみっちり作りこんだミニチュアの中を軽快に動き回るリュウソウオーという、第一話をグレードアップさせたようなバトルで大満足。まさに怪獣映画のテイスト。
 佐野史郎も東映悪役俳優の常連となりつつあり、リュウソウレッドの芝居がとてもうまいことに気付く。とても細やかな芝居されてるなあ、と。




 続くジオウ劇場版。これがくせ者であり、怪作。冒頭で、新ライダ―01が古墳の上に立ち、太鼓がドーンドーンとなる場面から、もうおかしい。戦国時代(ライダー映画ではよく出る)から現代へ、平成を奇麗にしたい悪者、というか半グレ集団とのバトルという流れ。最初は『これ必要か?』と思った戦国時代パートも、戦嫌いで女にだらしない信長という新解釈にすることにより、『史実は書物よりも奇なり』という後半へのブリッジになっている。




 そして時空半グレ集団クォーツアー(DAPUMP)を束ねるISSAのふてぶしさがいい。でも『平成を奇麗にする』ってどういうこと? やってることは平成生まれ(スカイツリー含む)を時空の彼方に飛ばすこと。曰く、平成ライダーはどれも繋がりがなく設定もバラバラだった、だからきれいにしてやるとのこと。頭の中に浮かぶ無数の『?』、同時に『ィんだよこまけぇことは!』と吠えるザ・松田!
 

 
 そう、ライダー映画なんていつもどこか物語の整合性を欠いてるものが多々あった。でも今回はそういうことよりなにより、だから『平成を奇麗にする』って何? なぜ平成にこだわる、しかも『平成=仮面ライダー』になってない? ここからクライマックスまでそのおかしさは加速していく、囚われた主人公ソウゴを叱咤するのは、仮面ノリダー/木梨猛。そもそも無許可のパロディでしょあんた? しかし、それを逆手にとって『ライダーに選ばれなかったもの、選ばれた者の責任』を語らせソウゴを奮起させる重要な役どころ。パロディなのに、パロディだから。他にも仮面ライダーGやゴライダー等々、本線から外れた平成ライダーが集結。もうここまでくると何をやっても驚かない。『平成を奇麗にする』とノリダーの前には何もかなわない。




 いつものライダー映画かと思えばさにあらず、『平成』にこだわりまくり、明後日の方向に走ってしまった珍映画。『バイオレンスボイジャー』の予測不能な異質な手触りも感じたけど、そのトンチキ具合は戦国武将繋がりで『幻の湖』も思わせる、噂通りの怪作だった。




 しかし、『赤影』いや、それ以前から綿々と受け継がれる『しれっと歴史改変』とチャンバラアクションの楽しさはやはり、時代劇の東映という感がある、すっかりチャンバラ時代劇は廃れてしまったけど、そのスピリットは今も子供向け番組に受け継がれているのだな、と今更思った。




 しかし、劇場版ジオウは噂以上の怪作、ことはトンチキ映画に巡り合うことが多いなあ。




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 SNSで話題! 『絶対見て!』『必見!』という言葉につられて映画を見ると、『うん、まあ、そうだな、うん、面白かった』と、思った以上の感想が持てずに『自分は人として大丈夫だろうか?』と思う事もある。ネットの評判に惑わされてはいけない、それはどこまでもいっても人の意見であって、自分の意見ではないからだ。映画を見る時はそういった雑念を振りはらい、真っ白な気落ちで行くのが正解、だと思ってる。


 先日見た『クボ・二本の弦の秘密』もネットでは大評判だった。ちょうど映画の日だし見てみよう、という軽い気持ちだった。ネットの評判なんてものもあてにはならない、しょせんは人の意見よ……開巻早々圧倒された。



 昔々の日本のどこか。隻眼の少年、クボはお母さんと二人暮らし、昼間は街に出て三味線の音色で折り紙を生き物のように動かす芸で生活を助けている。そんなクボが仲間と共に3種の武具を手に入れ、恐ろしい祖父と戦う事になる、という大まかすぎるあらすじ。



 ものすごく滑らかなCG、いや違うこれは人形アニメだった! どこまでも表情豊か、町の人みんな動いている、すごい、一体どれぐらい時間がかかったのか? そんなことを考えるだけで気が遠くなりそうだった。しかも夜勤明けで、意識が遠のきそうになる。




 クワガタの武者と猿を引き連れたクボは桃太郎のようでもあり、隻眼を隠すように前髪を垂らしたスタイルは白土三平の『ワタリ』を思わせる。鎧武者がカクカク動いて巨大な骸骨と戦うなんて『魔人ハンターミツルギ』じゃないですか。しかもこれは海外の映画、よく日本のことを調べて作ってるなあ。日本のアニメで異世界ファンタジーといえば中世ヨーロッパ風の世界が描写されるのと同じく、向こうからすれば中世日本の世界こそがファンタジーなのか。




 クボを襲う二人のおば、闇の姉妹も空飛ぶギロチンを繰り出して襲い掛かるし、最後は怪獣が出てくるし、これを全くのオリジナルで作り上げた、というところがすごい。どこか昔の東映の劇場アニメを思わせるし、ものすごく時間をかけた『まんが日本昔話』のようでもあるし、とにかく見ていていろんなものを想起させてくれるぐらい、日本人の琴線にビンビンと触れるものがある。




 ネットの評判なんてくそくらえ、予想以上のものがたくさん詰まっていた。とにかく、人形アニメというだけで、その手間暇を考えると無下にできない、ダイナメーション世代なのです。



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・たまには夏休みらしいことをしよう、とは言っても学生でもないので長期休暇なんてものはない。しかし、この不定休な介護職をしていると平日にポン、と時間が空くことも少なくはない。専業作家ならばもっとスケジュールをやりくりできたんだろうが、その域にはいまだ至っていないのが悲しい所。

 あのゴジラ展が名古屋に来る、という話を聞いてから、なんとか時間と予算を調節し、先日、ようやく行くことができました。久々に子供を連れて一泊旅行も悪くない。いや、旅は大勢の方が楽しいはず。



 針インターから名阪国道に乗っていざ名古屋へ。三重県に入ったところで渋滞に巻き込まれつつもなんとか愛知県に差し掛かった時、まるで『ターミネーター』のラストカットのように、晴天の空が徐々に曇ってきて、行く手には暗雲が立ち込めている。極端な話、県境できれいに分けたように、天気がまるで違う。三重県は晴天だけど、愛知は夕暮れの曇天。青い空と赤い夕焼けがさす曇り空が入り混じった不思議な風景。にわか雨でもあったのか、雲の間に虹まで見える。すると、行く手がピカリ、と光った。雷は徐々にその回数を増し、虹の下から雷が落ちる、何とも言えない空になった。愛知に入った頃にはすっかり雨で、雷が落ちずに雲の間を横走りに光るという珍しい現象も。虹と雷という普通なら相容れないものが同時に見れて子供も、自分もなんだかテンションが上がる。ただでさえ旅行で気分が高揚しているのに、これは幸先いいぞ、いや本当にいいのか? と名古屋に入った頃にはすっかり雨は上がっていた。あとで知ったことだが、この時は落雷で火事が起きるほどの激しいもので、全国ニュースにもなっていた。


   
 まずは長男のリクエストで大須にあるまんだらけに向かい、それから夕食を、と思ったのだが、19時を回った大須の商店街は軒並み店じまい。仕方ないので宿舎でチェックインした後、テレビ等に地下で遅めの夕食。ライトアップされたテレビ塔、それにそのそばにある水の宇宙船も光り輝き、なんとも派手である。宿舎は旅館やホテルではなく、官庁街にある『愛知県総合女性センターウィルあいち』の宿泊施設を予約。これがかなりお安いのも今回の旅行を決心した理由。


 翌朝、朝の散歩でお城を拝んでおこう、と思ったけど行けども行けども名古屋城天守閣が見え
なかったので、適当に切り上げて戻る。  


 そしていよいよ、名古屋博物館へ。


今回の旅のメイン『ゴジラ展』である。ゴジラというキャラクターを使って、ものづくりというものを楽しく解説。

 
 入口には精巧な街のミニチュア、そして会場内には劇中で使用されたプロップや資料、デザイン画などがずらりと展示。中でも会場後半に並んだ本物怪獣スーツの展示に胸躍る。モゲラ、キングギドラ、ガイガン、ゴジラに天井を見上げるとデストロイアとモスラ! 
 

 もうこのまま一日中居続けたい、でも子供らがさっさと展示を見て外で待っている。もうちょっといさせてくれ!
 


 じっくり堪能し、遊ぶだけだけ遊んで、会場を後に。ゴジラと一緒に合成してくれるコーナーでは人気がないのをいいことに、色々とやってみる。


 午前中ゴジラ展で遊んでから再び大須へ。古くからの門前町としてにぎわった街である。古くから栄えた町ではあるけど、京都っぽくもないし、なんばや日本橋のような雰囲気もそうでもない、やはり、名古屋は名古屋。大須名物のブラジリアン鳥の丸焼きを食べて、ブラブラ散策。古本屋よって、ゲーセン行って、やることはあまり大阪と変わってない。


 

 最後に名古屋駅の巨大ワンダーウーマンを拝んで帰路に着く。帰りは渋滞もなく、かなりスムーズだった。子供らも大きくなってきたので、今回みたいな旅行はこれで最後かもしれない。ぎりぎりまで予算切り詰めたけど、楽しい旅だった。しまった、自分のお土産買ってない!



  
 
 そして翌日、気分を改め頑張ろう、と仕事で通りかかった梅田の地下街でウルトラマンと怪獣を発見。怪獣尽くしの一週間。しかもガルベロスである。週末のウルトラマンネクサス上映会を控えて、これまた幸先のいいことだ。さて、週末の京都はどうなるんだろうか。

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 ガサキング、ウルトラマンオーブ劇場版、そして先週のコスモスとキングギドラと3月は毎週末、何かと怪獣がらみの出来事が多い。一週目のガサキングはさておき、週末ごとに怪獣映画を映画館で見られる幸せな時間の中に生きていることを感謝したい。
 そんな3月を締めくくるにふさわしく、『キングコング 髑髏島の巨神』が週末にやってきた。新たな設定でお送りするキングコング。正直「今更かよ!」と思うこともあった。





 怪獣映画の元祖でありつつ、最近ではその知名度はゴジラをはじめ、他の怪獣に遅れを取っている感があった。過去二度にわたってリメイクされたものの、前回2005年のピータージャクソン版で止めを刺した感が強かった。ならばいっそ新たな設定でいこうとしたのが今作品。設定を70年代に置き換え『もう女掴んで高い所登ったりしません!』とばかりに、ひたすらコングの獣性と神性を押し出した作品となった。そして今回のコングは島から出ない! 過去のコング映画の要素を織り交ぜつつも、新しいものを構築することに大成功した! と思う。



 



 これまでのキングコング映画にあった『美女と野獣』要素を潔く取っ払ったことにより、今回は純粋な怪獣映画として楽しめるのである。そして恐竜ではなく、オリジナルの怪獣が多数登場。『もう恐竜もよろしいでっしゃろ?』という決意の表れが、劇中のトリケラトプスの頭骨に現れていると思う。
 怪獣総出演のポスタービジュアル通り、ひたすら人間VS怪獣、怪獣VSコングの戦いが描かれる。まるで昔の怪獣図鑑のカラー口絵のような豪華絢爛さだ。



 今回のコングは島民から恐れられる荒ぶる神ではなく、危害を加えない限り共生可能な守り神である。味方につけばこれほど頼もしいものはない。その姿はゴリラというよりも人に近く、東宝版コングを思わせる。そういえば大タコも出る。リニューアルしたとはいえ、クモガニ、オオトカゲの姿は1933年のオリジナル版の怪獣にオマージュをささげている、と思う。最初は『そんな細長い体で大丈夫なのか?』と思っていたオオトカゲことスカルクローラーでしたが、劇中ではそんな不安を吹き飛ばす活躍っぷりでコングの好敵手となっておりました。島民が恐れているのはコングではなくこいつらという設定にすることで、コングを恐怖の対象にせず、人間と近しい存在にしているというのは見事。でも一番の怪獣はコングを執拗に追いかけるサミュエルLジャクソンでした。



 昨年のシンゴジラが大真面目な怪獣映画なら今回はその対極、ひたすら熱い怪獣バトルをこれでもかと盛り込んだ映画。あれも怪獣映画なら、これも怪獣映画である。



 物語がベトナム戦争終結後ということもあるし、ヘリ対コングが絵が描かれる辺りは『地獄の黙示録』も意識してとのことだが、髑髏島はベトナムのジャングルを上回る地獄だった。ヘリ対コングは76年版コングのオマージュ? 人間がコングを助けようとするのも今回が初めて? 





 今回のコングは31メートルとかなり大きいが、これは対ゴジラを想定してのものなのか、成長途中という事なので、歴代コングのように人間の女性に興味がない。愚直に島を守り、戦う。戦闘スタイルは道具を使うこともあり、クライマックスで丁寧に木の枝を引っこ抜いてこれを武器にするところは喧嘩師ぶりがうかがえるし、偶然とはいえ、鎖を腕に巻き付け、船のスクリューをヨーヨーのように、空飛ぶギロチンのように相手にぶつけるトリッキーな技も見せる。まさにコークスクリューパンチである。



 2014年の『ゴジラ』と世界観がつながってることもあり、それを匂わせるセリフも所々で出てくるし、エンドクレジット後には『あ!』と思わせる描写もあり、実際子どもと一緒に声を上げ、にやにやしてしまった。なんにせよ、これから毎年、何かしらの怪獣映画が公開されるみたいなので、楽しみは尽きない。


 
 最近物書きのくせに段々語彙が乏しくなってきたので、今日はこの辺で。言葉を飾らずに書けば『怪獣いっぱい出てきてたのしい映画! 日本語吹き替えは正直微妙だけど』でした。




そしてまたゴジラへ。3・31発売であります

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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