忍者ブログ
 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
[793] [792] [791] [790] [789] [788] [787] [786] [785] [784] [783]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 昨日は映画ファーストデーだったので『散り椿』へ。木村大作監督、主演岡田准一の時代劇。亡き妻の言葉に従い、故郷を訪ねた主人公。そこで藩の不正に向き合うことに……。武士の心情、恋模様、美しい四季折々の風景。『ザ・日本映画』であり、『いい話系時代劇』である。時代劇が好きだけど、本当は避けて通りたい種類の作品だ。自分が見たいのは『チャンバラ』であって『美しい時代劇』ではないんだな。もうこの『時代劇を通して美しい日本人の心、美しい風景を見ようじゃないの』パターンの映画はどれだけ出た? たぶん『たそがれ清兵衛』辺りがその口火を切ったような気がする。

 なら見なくていいじゃない。しかし『散り椿』は、そこに岡田准一がいるから気になる。格闘技に長けたアイドルという特異な存在、その片鱗は予告編でも見ることができた。その殺陣が見たい! 
 で、本編の岡田准一の殺陣は予想以上に凄まじかった。足元からすくうように、徐々に急所を狙い、とどめを刺す、必殺の剣術。時折、体術も駆使するなど変化に富んだ動きを見せてくれる。ついでにいえばクライマックスで西島秀俊が見せた、構えを解いたラフファイトも『剣術とは殺しの手段に過ぎない』感じがよく出ている。ちなみに岡田准一は殺陣師、カメラマンも兼任。自主映画か。
 惜しいのはこれだけ動ける岡田准一を生かすことなく老いさせていいのか、ということであり、日本がダメならさっさと香港辺りに輸出して、ガチガチのアクションを見せてほしいものである。
 美しい風景をバックに展開される大立ち回りがもっと見たい。死んだ奥さんのラブレター見て『殺す!』とかはもういい、岡田君は子連れ狼やってくれよ、若山富三郎ぐらい動けるぞ!
 

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析