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							 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
 男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく						 × [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。  スポーツは苦手だけど、スポーツ映画は嫌いじゃない。戦いに至るドラマがしっかり描かれていればいるほど、熱いものがある。とはいえ、スポーツ全般というよりももっぱら格闘技系を見ているのですが。そんなスポーツ映画の新作であり、前回の『ザ・プレデター』に続き、『子供のために父親が頑張る映画』でもある『パパはわるものチャンピオン』を見る。プロレス映画である。  プロレスラーというのはどこか人間離れしたところがありそれが魅力でもあるのだけど、もし父親がレスラー、しかも悪役だったら? そんな父と子の葛藤を描いた作品。怪我でエースの座から転落し、卑怯極まるラフファイトが売りの悪役に転向したため、息子に自分の仕事を教えられない父。そんな父の正体を知ってしまい、苦悩する息子。エースの座に返り咲きたい父親に、悪役の仕事なんてやめてほしいと願う息子。しかし、その思いも徐々に変化していく。親子もの、というとどうにもウエットで泣かせるものになりがちだがこの映画はそれをギリギリのところ、カウント2.9で回避している。だってプロレスラーのお話ですよ、しかも悪役ゴキブリマスクですよ、邦画によくある『いい話』で終わらせてはいけない。  途中、若干もやもやした展開があるものの、クライマックスは実にプロレス的な美しい着地点で決めてくれる。新日本プロレス協力の下、迫力あるファイトシーンがふんだんに盛り込まれており、思わず手に汗握ってしまう。  主演の棚橋選手は、自分が棚橋であることを捨て、ガタイのいい役者としてナチュラルな演技を見せてくれる。ライダー映画で見せたガチガチ感はすっかりなくなっていた。息子役の寺田心君は小動物のように小さい。何かあると逃げ出すので、本物の小動物なのだろう。そんな親子のギクシャク感を緩和し、お互いの気持ちを変えるきっかけを作るプロレス女子役の仲里依紗の気持ち悪いぐらいのオタク演技が素晴らしい。  原作は児童文学で、現在のプロレス人気を受けてか、劇場は子供グループ、親子連れの姿が多く見られた。そうか、これはプロレスラーが多数出演する児童映画だった。マニアからファミリーへ、まるで平成ゴジラシリーズを上映していた頃のようだ。でも、これはとても大事なことかもしれない。  一敗地にまみれたポンコツの敗者復活戦、だからスポーツ映画は熱いのだ。 PR     | 
							カウンター						 
							プロフィール						 
HN:
	 馬場卓也 
性別:
	 非公開 
職業:
	 作家 
趣味:
	 怪獣 
自己紹介:
	 作家。一応作家。
 CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。 
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