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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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↑画像はイメージです。

 所用で大阪市内に出ることあったので、ここひとつ、あまりの秘密主義っぷりが災いしたのか、どこもレイトショー扱いの『クローバーフィールド』を、唯一朝一で上映している梅田で見た。

マイミクのたくぼんさんから『こんどすごい怪獣映画やるねん』と聞かされたのが去年の夏の事。待ってましたよ、この日を!
やっぱり秘密映画なので、以下はネタばれあり、という事で。 
以下はマウスをクリックしてみてください。



 ブレまくるビデオカメラの画像の一人称のみで全編通したのは、えせドキュメンタリー『ブレアウィッチプロジェクト』や『ありふれた事件』で既に使われた手法であるが、
これを怪獣映画に流用したのは、さすがであり、とても臨場感と恐怖感があふれていた、と思う。

科学者でも軍人もなく、あくまでも主役は名もなき一市民、というのも
目新しい設定だと思う。だから怪獣の正体も、生死も分からずじまいに終わるのだ。
 
 そしてパラマウントマークにかぶさる不気味な足音、エンディングの伊福部節丸出しの楽曲からも分かるように、これは日本のゴジラ映画へのオマージュであり、ジャパニーズモンスターへの作り手からの愛情表現なのだなあ、と思った。

 そう思うと、なるほど、初代ゴジラは戦時中の空襲の再来の如く帝都を荒らしまくったのだが、今回のクロゴン(俺命名)は、9・11テロの再来なのだなあ、と思った。
あのテロが、現代アメリカ人にとっての恐怖の対象なのだなあ。

素人撮影のビデオ画像の中、ちらちらと映るクロゴンの姿が、いやがうえにも恐怖感を醸し出してくれる。

そして絶望的なラスト……、うーんどうとでも取れるなあ。
久し振りに巨大怪獣の力強さと怖さを見せつけてくれた一篇でした。

ただ、ただ、残念なことが一つ……。

クロゴンのデザインがあんまりにもアメリカンなクリーチャー然としていることだ!
湯上りのお爺さんが四つん這いで歩いている……そんな感じ。
そんな事じゃあ、日本じゃ秒殺されるぜ!

そりゃ、ソルジャークロゴンもいて、強いんだろうけどさ、あのデザインがなあ……。
もっとドッシリ構えた純日本風デザインを期待したんですがねえ……。
ガセ情報で出た鯨タイプの方が強そうに見えたぜ!


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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