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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 団地暮らしを始めて初めてのお正月。とはいえ、年越しは職場で、色々ある人のお相手を深夜までやってました。今年は引っ越していろんな澱を落としたので書き物仕事の分量が増えたらええな、と思ってます。


 元日は仕事明けて両親とおせち食って寝正月。と行きたかったのですが、新年は3日から勤務、ろくに三が日を休めないので今のうちにやっておこうと、映画へ。時間があれば映画ですな。他に楽しみないもので。引っ越して駅も近くなったので、がらがらの電車を乗り継ぎ、梅田へ。バイクで梅田にいくには駐輪場が少ないし、それに寒い。


 本命はレイトショーの『ゾンビ』だけど、早めに出かけて『劇場版新幹線変形ロボシンカリオン/未来から来た神速のALFA-X』を。ちびっこに大人気の新幹線ロボットアニメである。ロボットは嫌いじゃない、でもテレビシリーズはろくに見ていない。ああ、やってるなという感じ。1話だけエヴァンゲリオンとのコラボ回だけは見たズルい大人なのです。いやしかし、すごいことなのですよ、エヴァンゲリオン新幹線はあるけど、それが変形して、他社のロボットと共演するなんて。ガンダムの世界にゲッターロボが殴り込みをかけるようなものですよ。ってゲームではよくあることか。とにかく、それほどシンカリオンに詳しくない自分がなぜ見に行ったのか? 公開前に『どうもゴジラが出るらしい』という噂が立っており、先日の京都怪獣映画祭NIGHTのトークで確実になったから、である。いったいどの頻度で登場するのか? それを確認するために親子連れと濃いいオタクがまばらに座る劇場へ。
 
 お話は宇宙からやってきた未知の強敵VSシンカリオンチーム、というテレビシリーズの後日談で、レギュラー総出演というファンにはうれしい内容。だと思う。で、件のゴジラは冒頭から早速登場。伊福部テーマに乗って北海道の雪原に登場する白いゴジラ! 圧倒的な身長差とパワーでシンカリオンを圧倒! すごいがっつり出てる! シンゴジ、アニゴジ、ドハゴジ、最近のゴジラのいい部分を合わせて、VSゴジラでまとめたような、何かいてるかわからないけど、とにかくデカいゴジラだ。雪の中に立つというゴジラというのも珍しい。主人公ハヤト君のお父さんが子供になってしまい、それでも親子の絆が云々という、『好きなものは大人になっても好きでいいんだよぉ!』という鉄オタ、否全オタクに向けられたメッセージをシャウトしつつ、未知の強敵の脅威が同時進行で描かれる。ゴジラはどうも敵が送り込んできた刺客? らしい。いいね、宇宙人の手先になるのも久しぶりですな。そしてクライマックスはシンカリオン軍団VS地球先住民族ヴァルハラン。彼らの最終兵器がメカゴジラみたいでちょっと嬉しい。しかし、この世界では敵も侵略の際は律義に線路を通ってくるのか。もうゴジラの出番はないのかと思っていたら、最後の最後にシンカリオンの味方としてエヴァンゲリオンとともに再登場。ヴァルハランもビビるその巨大さ! ヒーローと共闘なんて、まるで流星人間ゾーンみたい! 


 
 シンゴジラでは新幹線爆弾でひどい目に遭ったゴジラが、今度は頼もしい味方に! 会社と次元の壁を越えた共演におっちゃんは大満足でした。



 そういえば、映画納めが怪獣とアニメ、その他もろもろのパロディだった『宇宙怪獣ガメラ』で、映画始めはアニメと怪獣、その他もろもろのパロディ満載のシンカリオンとは奇妙な縁である。ということは、劇場版シンカリオンは令和における『宇宙怪獣ガメラ』ではないだろうか。エンディングは全国のちびっこのイラスト紹介という、マジンガーZ世代にも嬉しいおまけつき。
『男はつらいよ寅次郎真実一路』におけるギララ以上の扱いを受けた客演ゴジラに堪能した後、レイトショーまで時間があるので、ヨドバシカメラで時間をつぶす。以前、ヨドバシに行った際うちの次男が『なんでこんなに安いの、いや安すぎるだろ!』といってたアオシマ新世紀合金真ゲッター2が気になる。あれだけいわれたら、余計気になる。引っ越しの際、ぶっ壊れたゲッター1は破棄したのに。もうオモチャは買わないと誓ったのに。で、ヨドバシカメラに併設されたリンクスに行ってみる。キャラクターグッズのアウトレットコーナーのような一角に真ゲッター2はまだあった。今度はブラックバージョンもある。このシリーズ、本当に色違い出し過ぎ。それだけではない、鋼鉄ジーグのソフビも! ああ、安い、べらぼうに安い! いいじゃん、シンカリオンもハヤト君が『チェンジ!』って言ってたし、こっちのハヤト君も買おうじゃないの、ジーグもやっとこうじゃないの。ゲームソフトよりも安いし、しかも箱はでかいけど。映画始めがゴジラ、おもちゃ始めがダイナミックプロのロボット、と今年もこの2つから逃れられない、逃れたくない宿命なんですな。


 元日なので、飲食店もほとんどしまっている中、オレンジの看板がまぶしい吉野家に行ってみると、長蛇の列。中国人観光客でごった返す中で食べたすき焼き膳はちょっと下味が薄い気もするけど、うまかった。



 そして、世間がおせち食ってる間、肉食べて挑む『ゾンビ』。シネ・リーブルは梅田の広大な空き地に立つ、まるでバベルの塔だ。そこに行くまでが億劫なので、ずっとスルーしてきたような気がする。10年前ぐらいに『地獄甲子園』を見て以来ではないだろうか。



 今回のゾンビは『日本初公開復元版』とのこと。ゾンビというキャラクターの礎を作ったこの作品も、その他のカルト作品同様さまざまなバリエーションが存在する。今回は初めて日本で公開された、日本語タイトル、隕石の爆発シーン、そして残コックシーンのストップモーション、白黒処理を再現したもの。昔、怖すぎて中古ビデオを半年寝かせてから見たことがあるが、今回はそれとも違うバージョン。
 
 日本オリジナルの、隕石の爆発の影響で死者が甦るという説明によってゾンビ現象がすでにある、という状況から物語はスタート。テレビ局も、暴徒鎮圧のために出動したSWATも、みんな慌てている。世の中が狂いだす中、ヘリに乗って街を飛び出す男女4人。途中で立ち寄ったショッピングモールで、しばしの休息を得るが、そこに暴走族がやってきたため、ゾンビと人間の均衡が崩れ、阿鼻叫喚の地獄絵図が始まる。


 すべてのゾンビのスタンダードとなったロメロゾンビはウガーと襲ってきたりせず、のそーっと現れる。のそり、よろよろ。この捕まらなさそうだけど、捕まると面倒なことになる。つかまりさえしなければ、ゾンビたちをはねのけ、逃げることもできる。ところが、ちょっとした油断から捕まってしまう、そこが見ていてハラハラしてしまう。元来、怖い映画は見ない主義だけど、この作品ではゴブリンの不気味な曲が流れ、あぁおーとうなりながらゾンビがやってくるので、心の準備ができる親切設計。
 

 グロイシーンは満載だけど、これは広大なショッピングモールを舞台にしたサスペンスアクションである。決してハッピーではないエンディング、時々はっとするようなカットが挿入されるゾンビの群れ。そういえば、ヘリのプロペラで頭がすっ飛ぶシーンがカットされてた。本能のままに動き回るゾンビをにやけ面で狩る人間たちに。恐ろしいのはいったいどちらなんだ、と考えさせられる。
 
 そして、ゾンビに襲われることなく、無事に帰宅。映画初めは新幹線とゾンビ、タイトルがサ行というぐらいしか共通項でのない二本でした。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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