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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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あぁ。
 チラ見程度で、と思って昨晩録画した『激動の昭和史・沖縄決戦』を全部見てしまった。
 冒頭から岡本喜八監督のテンポいい演出に飲まれてつい……。

 タイトルどおり、である。第二次大戦で唯一の国内戦といわれた沖縄決戦をもう、これでもか、というぐらいに描いた映画である。

 二時間強を駆け巡るのは、仲代でも丹波でもなく、小林清志のナレーション。
 小気味よいカット割とナレーションで、各地で進行する沖縄の惨状を分かりやすく解説してくれる。

 右往左往する軍上層部よりも、ここで岡本監督は戦争で一番酷い目にあった庶民や、少年兵に重きを置いて撮っている。

 予算の関係で、上陸したアメリカ軍の姿をほとんど映していないのだが、それがかえって、恐怖感を煽り立てる。
大作扱いなのに、予算はほとんどなかったらしい。
 でも火薬量は半端ナイ。
 
 ただただ『戦争はいあやだなあ』と思う一本。重い話なのだが、そう思わせないのは監督の力量か。

↑『岡本喜八ポスター全集』所蔵の『沖縄決戦』

『(敵艦隊が多くて)海が見えません!』 の有名な台詞もこの映画から。

 実際は『海の色が見えない!』なんですが。

戦争の愚かさと無常さを噛締めつつ、さて。

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昨日、今日と何度かマウスを握ったまま眠りに落ちそうになってしまった。いかんいかん、お仕事だぜ。

 昨日のアニメ・たむけんは男前過ぎました。
 でも最後で落としたから良し。

 つい今しがた間でフニャンフニャンなおにゃのこの世界にいたので、昼飯食いながらゴリゴリ男しか出ないセルジオ・レオーネの『ウェスタン』でも見るか。主演チャールズ・ブロンソン。

 で、ふと思ったんだけど、いわゆるギャルゲー、美少女ゲーの女の子たちって何かあると口に手を置いたり、顎に手を置いたりしてないか?
(統計を取るとそうでもないのですが)
やっぱりブロンソン効果? まあ、手を置くのに無難な場所なのか。
あんまりバンザーイとか、両手をぶらぶらさせてるキャラってのもいないわけでして。

 ふにゃふにゃとガチガチ、バランスとらんといけないわけですよ、この男はややこしいね。
 そんな昨日はついに『ロッキー・ザ・ファイナル』を見た。

 妻に先立たれ、息子には冷たくされる元チャンプは、今じゃあレストランの経営者で、昔話をお客相手にに語って聞かせる毎日。
 平穏な毎日。
『そうじゃないんだ……』
男の心にぽっとついた灯火はやがて大きな炎となって無謀とも思える現世界チャンピオンとのエキシビジョンマッチに挑むのだ。

 まるでおじいさんのリハビリのようなロッキーのトレーニングシーンだったが、それでもあの曲が流れると、胸躍るものがある。

 そして最後の最後までロッキーに付き合ったろくでなしアニキのポーリー(精肉所勤務)も健在。
 
 前作では消化不良気味だったが、老体に鞭打ってロッキーがリングに上がった!

 寒々しくざらついたロケ撮影のフィルムが、どことなく70年代、一作目の雰囲気を作り出してくれている。
 監督も兼ねたスタローン、やるじゃないか。

 そしてすがすがしいラストと、ニヤリ、そしてホロリとなるエンドタイトル……。

 未見の人には悪いんだが、一年前の映画だから、もういいだろう。
 ラストシーン、試合を終え、エイドリアンの墓参りを済ませたロッキーの姿が画面の奥でフェードアウトする……。
 スタローンは確信犯的に撮ったのか、なんだかロッキーが死んでいるような撮り方だったが、考えすぎか?
 
 そしてランボー・最後の戦場へ。見たくなってきちゃったじゃねえか。
 

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テレビの話。
ここ最近、サンテレビでは必殺スペシャルの再放送をナイターの合間に放送している。
 今となればシッチャカメッチャカなスペシャルも、懐かしい、と昨日の『仕事人アヘン戦争に行く』をみた。
 鎖国中の江戸時代で、仕事人たちはどうやって香港へ渡るのか?
 簡単な事、熱気球でいくんだよ!
 じゃあ熱気球はどうやって?
平賀源内先生が作るんだよ!
でもアヘン戦争の時代には平賀源内は生きていないんじゃあ?

長生きしてたんだよ、それも113歳だ!

100歳を超えた源内先生と、セントヘレナ島より逃げてきたナポレオン元皇帝が長崎で出会う……!
 これだよなあ……。
現代人が忘れた何かがそこにある。
かくて中村主水たち仕事人は悪徳中国人とイギリス人を阿片窟で仕留め、気球に乗って江戸に帰るのであった……。

 これぐらいの飛躍が大事だと、改めて思った。

 続いて木曜洋画劇場『ランボー』を久しぶりに見る。
第一作目って、ランボーが逮捕されたり、いわれのない言いがかりをつけられて警察にいじめられたり、と70年代の匂いがするなあ。
 シリーズ化なんか考えてなくて単に『スタローンがロッキー以外で演じた映画』みたいだし。ちなみに公開当時はあの『E.T. 』がライバルで太刀打ちできなかったという。

 しかも自分のために戦ったのってこれだけだし、それからは依頼を受けて暴れるワンマンアーミーになってるもんなあ。
 洗浄を恐れるあまり街中で暴れた第一作目。それから戦場で自分の活路を見いだいした二作目以降。
 誰のせい? といわれると二作目の脚本を担当したジェームズ・キャメロンじゃないかなあ。この人、エイリアンもランボーも二作目を請負って、見事に後続させてるよ。
自分のターミネーターも二本目で超大作にしたし、ついでに言えばデビュー作の『殺人魚フライングキラー』もジョーダンテの『ピラニア』の続編だし。
 ミスター二作目だ。

 ということで、アヘン戦争から、フライングキラーまで、達人の発想力というものに、俺も少しはあやかりたい、というお話でした。 

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たまにはCGもvfxも使わないような、いわんや美少女ちゃんがわんさと出てこないような、そんな作品をみよう、と思い、仕事前に『ロッキー5』を見た。
 去年やったファイナルじゃなくってその一つ前ね。

 なぜよりによって5なんだよ?
 食わず嫌いで見てなかったから。

 1から4は何度も見たんだけどなあ。
公開当時は『もういいよぉ』とスルーしてしまった作品だ。

頂点からどん底へ―。ボンクラ義兄のポーリーのお陰で全財産をなくして引退。
 ゼロから再出発、ついでに若い有望株を育てて自分の代わりにリングに上げようか、と思うロッキーのお話。

 シリーズ初、ロッキーがリングに上がらない映画。
これは凄い試みだと思うよ。スパイダーマンが変身しない映画、ぐらいすごいと思うよ。

 貧乏暮らしの中で、再び家族と向き合うロッキー
 家族のとの絆を取り戻すドラマは悪くなかった。
でも『こんなのロッキーじゃねえ!』と思う人も多いだろうなあ。最後は恩知らずの弟子とストリートファイトだからなあ。

 ラストはいつもの如く大歓声に包まれ、両手を上げるロッキー。でも、街中の喧嘩ですから。
悪くはないんだけどなあ。でも地味だなあ、猿の惑星シリーズの最後を見ているような……。
 そうするしかなかったのか……。今度はファイナルを見よう。 

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 ↑ どんな対戦相手よりも、こいつを何とかした方がいいんじゃないか、ロッキー? と思えるぐらいにボンクラなポーリー。
 ミッキーもアポロもエイドリアンもいなくなったのに、死ぬことなく全作出演している。 

 バートヤングはえらい。

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最近、DVDを買った話しか書いてませんが、それしかやっていないから他に書きようがない、と開き直り。
 
 しかも特撮物ばかりだったりする。
 ここらへんで世界の名作に触れて、頭のしわを増やす作業とかしたらどうかね? しない。

 で、『原子怪獣現る』ってレドザウルスだったの? リドザウルスじゃなかったの?と特典映像を見て驚く今日この頃。

 そんな頃、『日本沈没三枚組、いつ見るんだよバージョン』が届いた舌の根も乾かぬうちに、今度はある意味で名作『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』が届いた。これで俺のDVD買い物ツアーはおしまい。そして更にお荷物が……、フフ、リフレッシュしておいて良かった!

で、知ってる人は知っているけど知らない人はかなりいる『フランケンシュタイン対地底怪獣』って何? という方に少し説明を。

 あの、メアリー・シュリーのフランケンシュタインの怪物が、日本に来て怪獣と戦うのですよ! それも広島原爆の放射能で巨大化して!
 毛皮を着たでかいオッサンじゃありません、フランケンシュタイン(の怪物)です。
 これが日本版だ、ざまあ見ろデニーロ
 これ、ラノベでできませんか? 出来ません。 

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 ↑ ジャケット。なんかおかしくない?
 そうです、タイ版のフラバラ(古い人はこう呼ぶ)です。
またタイだよ! ハヌマーンも子連れ狼もスクイズもタイだった!
 
 荒れたカラーコピーのような写真に輝くタイ語の文字! 
 いかがわしさ満点だが、EVs entertainmentというメーカーの正規品らしい。
 音声はタイ語と日本語、画質は良好。特典は予告編と未公開シーンと、国内版から特典と音声を少しばかりオミットしたものに思える。
 
 前回特典つきDVDの事で色々言ったが、こればっかりは特典満載の国内版もほしいなあ、ついでに『サンダ対ガイラ』も。
 聞けば、フランケンの本場? ドイツ版もかなりすごいらしいのですが……、道は険しいなあ。 

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↑ よく見れば『バラゴンBARAGON』が『バラゴウBRAGOU』になっていてオモロー。
しかも、その足は? 『GMK大怪獣総攻撃』のイラストポスターの上にフランケンとバラゴウの写真をはっつけただけのようです。
いかがわしいけど、許す!

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↑ ピクチャージャケットだった! 

 只今視聴中。果たして、エンディングは国内版か、タコの出る海外版か……。(エンディングが二通りあることで、好きな人には有名なお話らしいですよ。僕は怪獣映画の事あまり知りませんが)
 
 さて、タコが出るか蛇が出るか……。

 動画を少々

 かのスタン・ウィンストンが、『フラバラ』を熱く(多分)語っておられます。
 英語は分からんのですが、スタンの隣に、あのヤンデボン版ゴジラの雛形が……。こちの方がいいのに。
 後ろにはプレデタさんもいます。


海外版予告編、らしい。これでこの異色にして傑作な怪獣映画の片鱗に触れていただければ幸い。

 さて、かかるか。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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