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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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かつての007のようなスパイ映画にグロさとエロさをちょっと加味した『キングスマン』。その続編『キングスマン・ゴールデンサークル』を見た。そういえばマシューヴォーン監督はキックアスもXメンも続編は別の人に譲ってた。今回初めて続編も手掛けることになるので、期待して劇場へ。

 
 麻薬に人を死に至らしめるウィルスを混入し、麻薬合法化をアメリカ政府に要求する組織ゴールデンサークルに挑むイギリスの秘密諜報機関キングスメン。しかし今回ゴールデンサークルに先手を取られ、組織は壊滅状態。生き残った主人公エグジーは、アメリカの姉妹組織ステイツメンに助けを求める……。

 
 狂った悪の組織、奇天烈新兵器、グロにエロ、バッキバキに決めるアクションがてんこ盛り。って、それってほとんど前と一緒じゃないのか?

 麻薬に手を出す人間なんか死んでもいいんじゃね? という問いかけは新しい、と思った。でもさ、それでも見過ごせるわけない。

 
 敵は金持ちの狂人、その片腕は義手の化け物っていう構成も前作とほぼ一緒。うーんもったいない、物足りない感じ。確かにアクションは前よりも多いし目まぐるしいカメラワークも楽しい。でもそれは前作でもやったことではないか? 前作はスパイものの面白さと、街のボンクラが鍛えられて一人前になる少年の成長物語が面白かった。キックアスもXメンも、平凡な日常から抜け出してはしゃぎ、挫折する若者の姿、おもろうてやがて悲しき青春残酷物語が面白かった。今回はボンクラだったエグジーもベテランになってしまったので、子供がいないのだ。

 アメリカのステイツメンの面々ももっとバカなアメリカ人で、もう少し前に出してもよかったのでは。組織から裏切り者、というのも前にやったじゃないか。



 うーん、もうひとひねり欲しかったなあ、と思う一本。ひょっとしたら自分には物事を楽しむ、感動する回路が壊れてしまっているのでは? と時々思ったりするのですが。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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