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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 3・31、お手伝いさせていただいた『シン・ゴジラGENERATION』と、かなりお手伝いさせていただいた『シン・ゴジラWALKER完全形態』が無事発売となりました。映画そのものについて深く切り込んだ前者に、映画そのものを楽しむ後者、どちらも鑑賞のお供に最適の書籍ではないかと思います。特に後者では編集さんとあっちいったりこっち行ったり、あることないこと書いたり、牧教授じゃありませんが『好きにした』記事をやらせていただきました。そして出来上がったものを読むと、京都とか寝屋川に通ってる人に向けて作られたピンポイントな書籍じゃないの? という仕上がりですが、たぶん気のせい。シン・ゴジラを見た人、これから見る人に向けて作られた内容充実の一冊となっております。個人的には、本当に言われないとわからない、ピンポイントなネタをそっと書き込んである仕掛けになっておりますが、内緒。





 
 そんな怪獣本に携われた喜びに包まれつつ、先日、長男と『レゴバットマン・ザ・ムービー』を見てきました。先月は怪獣映画ばかりでしたが、今月はヒーロー映画。東映のライダー映画も上映中なので、春休みは日米ヒーローが激突する形になりました。


 
 自己中で自分だけがちやほやされたいバットマンと、そんなバットマンに『最強の敵』だと認めてもらいたいジョーカーとの愛憎入り混じった戦いを描いております。人気者でありたいけど、群れることをしないバットマンの秘密とは? ジャスティスリーグからも相手にされず、家族を作らないバットマン。巨大な基地に執事のアルフレッドと二人暮らし。戦い終えて帰ってきても、迎えはコンピューターの音声のみ。夕食を一人ぽつんと食べ、恋愛映画を爆笑しながら見るバットマン。レンジの加熱時間を間違えたり、ビデオ入力の切り替えがどれだったか忘れたりと、孤独なヒーローというより、一人暮らしの悲哀がよく描けています。レゴだけど。
 



 そんなバットマンに振り向いてもらおうと、ヴィラン軍団を率いて街を襲うジョーカー。ペンギン、キャットウーマン等のメジャーどころから『お前誰?』なメンツまで、劇中のジョーカーの言葉を借りれば『わからない人はググってね!』と言われるぐらい実にマニアック。バルタン星人、レッドキング等ウルトラ人気怪獣軍団の中に、サイゴとかペテロ、リッガーが混じっているような。それもわかりにくい例えですな。わからない人はググってね! しかし、そんなヴィランを見限ったジョーカーは次なる作戦に出る。あのゾッド将軍が閉じ込められた宇宙の監獄へわざと送り込まれ、そこで歴代悪役を率いて再襲撃。
 その間バットマンは空気読めないロビンや、警察との協力体制の中でもどかしくなっている。群れたがらない彼には仲間など不要なのだ、なぜなら……。このバットマンの理由に、何が何でも関わりを持ちたいジョーカーとの関係が最近のバットマン映画以上にバットマン映画だった。しかも子供向けだから、すごくわかりやすく作られている。もうこれでいいじゃん、ジャスティスリーグもレゴでやっちゃえよ! ノーランが長い時間かけてやってきたことをさらってやってのけて、その上でレゴガチャガチャ戦う! 面白すぎる! 先週のキングコングといい、いいのかこんなに面白いもの見せて? さらにレゴで今までのバットマン映画を再現、今までのは全部つながったことになってるというレゴだからできる設定。過去作品、特にテレビ版のオマージュがたっぷり込められているのもマニアック。
 



 レゴを使った正統派ヒーロー映画でありつつ今回も怪獣映画でした、というまさかの展開。並盛り頼んだら大盛が来たような満腹感(以下、内容に触れるので白字で)。




 宇宙の監獄に飛ばされたジョーカーは今までのヴィランではなく、過去の映像作品に出てきた悪役たちを復活させ、ゴッサムを襲う。ヴォルデモート、サウロン、エージェントスミス、グレムリンに西の悪い魔女、ジョーズ、恐竜。そしてキングコング! 今週もキングコング! ゴッサムの街で暴れるキングコングという気の狂ったような展開! さらにもう一匹、緑色の怪獣が。お前誰? あ、腕が四本ある、こいつは『タイタンの戦い』に出てきたクラーケンじゃないか! 実にマニアック! そのルックスと口から熱線を吐く演出はひょっとしてゴジラを呼びたかったんじゃないの? と思われる。しかしその代打がクラーケンとはマニアックにもほどがある。あのダイナメーション怪獣がこんな形で復活するとは。しかもバットマンの映画に。これはウルトラマンの新作に他社のちょいマイナーなキャラであるパイラ人やガッパが出るようなもの、というまたよくわからない例えをしてしまいますが、それぐらいのインパクトです。



 王道のヒーロー映画でありつつレゴ、そしてまさかの怪獣登場と、新年度もまた怪獣ネタが続きそうであります。『シン・ゴジラWALKER完全形態』もよろしくお願いします。
 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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