忍者ブログ
 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
[34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*内容に触れる個所もあると思いますのでお気をつけて



 思えば、二年前のパシフィック・リム、去年のゴジラと、毎年夏には何らかの形で怪獣映画が見られるいい時代になったものです。ま、そうでなくとも去年から毎月京都みなみ会館で怪獣映画を見させていただいてるんですが。



 そして今年は巨人と恐竜! 奇しくも先日見たみなみ会館の二本立てと同じ組み合わせ。人間、考えることはいつになっても一緒ということでしょうか。とりあえず『デカいものが襲ってくる』というコンセプトを楽しむ、根っこの部分は一緒なんでしょうね。



 そんな怪獣の夏、『進撃の巨人』を見てきた。この夏の話題作である。初日は映画割引デーでもあったからか、早朝から人が多い。あ、夏休みか。


 物語は、巨人の群れが人を襲う、以上。防護壁に守られた町で、ある日壁が崩れ巨人がやって来る。しかも複数。大証、男女を問わずやってくる。そしてバクバクと人間を食う。


 ここで樋口真嗣監督の得意とする? 『阿鼻叫喚の地獄絵図』が繰り広げられるのだ。モリモリ、バリバリと人間を食う巨人たち。まるでとれたてのキュウリをうまそうに食べる子供のようだ。巨人のデカさ、捕食描写以上に恐ろしいのは巨人がへらへらしながら来ることである。それも近所にいそうなぼってとした体形のおっちゃんやおばちゃんが来るのである。巨人ならぬ狂人、まるで話が通じなさそうである。



 まるで絶望的な状況。もはや人間には成す術がないのか? しかしクライマックスの『生々しいウルトラマン』で希望が見え、来月公開の後半に続く。



 
 巨人同士の対決、巨人の捕食など『フランケンシュタインのカイジュ・サンダ対ガイラ』を思い起こさせるが、それは違うかな、と思った。



 どちらかといえばウルトラマンである。クライマックスのあのシーンは『ウルトラマンの変身シーンをグロく演出したもの』に見えた。まあ、どっちも一緒だと言われるかもしれないが、微妙に違う。ただ、ぶつかり合うサンダとガイラと違い、知性のある動きはウルトラマンか、エヴァンゲリオンである。



 映画の冒頭で見せたあれが後半戦に生かされれば、怪獣映画ではなく、先日見た戦争映画によく似ている。と、思い過ぎか。



 でも、個人的にはこれは怪獣映画ではなく『巨大ホラー』だと思った。巨人の眠る町へ進む軍隊。物音一つ上げてはいけない。でも、ちょっとしたミスで大参事、とか。



 ホラー映画につきものの『そっち行くなよバカ』なキャラもいたし、それを追っかけるあれの演出もホラーだ。


 防壁に囲まれた町を巨大なショッピングモールになぞらえるなら、巨大ゾンビ映画としても見ることができるな、と思った。連中は餌のある町に入りたがって、わらわらと集まってくる。

 怪獣映画っぽく見えなにのは何故だろうか? デカいのにそうじゃない。おそらく、巨人のキャラかな。個性豊かな連中がいるのだが、キャラとして立っていないからか、それと、集団だからその個性も埋没してしまうからなのか。だからゾンビ映画だ、という気がしてしまったのですが。


 だから壁をぶち破る大型巨人とラストのあれはすごく怪獣に見えるんですな。









 あと、ほんの少し不満を言えば。


 
 ・冒頭で主人公の人となりが分かるのですが、『今、全部言うのか?』と思った。



 ・荒廃した世界観だけど、みんな美容院でカットしたような髪型。もう、冒頭のそこがひっかかてしまい、それが最後までひっぱったのが残念。汚くしろ、とは言わないが。
クリント・イーストウッドが『許されざる者』の時に『西部開拓時代に美容院に行ってきた髪型のカウボーイなんかいない』と言ったのを思い出す。細かいことだけど、大事。


 ・二年間ロクに訓練を受けていないからか、巨人にも全く無力の兵隊たちの中盤のドラマが修学旅行に見えて仕方なかった。
 


 ・修学旅行だから、恋の話にもなる。そして枕投げをするから羽毛も舞い散る。
 


 ・カッコいいキャラが漫画みたいな台詞を吐くと、浮いてしまって困った。


 ・石原さとみは狂っててよかった。彼女が巨人でもよかった。



 ・國村準だけゴジラファイナルウォーズだった。ドリル不在。


 ・立体起動装置とは?  


 うーん『特撮はすごいけどドラマは……』とはよく言われますが、そうならないぐらいに押し切れる勢いが欲しかったのですね。ゴジラもパシフィックリムもそれがあったように思える。だから中盤の修学旅行がなあ……。
 でも、後半戦は楽しみです。ラストのあいつがいるお蔭で生々しいヒーローものというか、怪獣物としての個性が立ってきそうなので。


拍手[1回]

PR
・大特撮戦争映画祭NIGHTから一週間。そして再びやってきた京都みなみ会館。今回は合作怪獣映画特種と称して『北京原人の逆襲』『極底探検戦ポーラ-ボーラ』の二本立て。円谷英二の意志を受け継いだクリエイターたちが奇しくも70年代後半、香港、アメリカで、その腕を存分に振るった作品たちである。
『北京原人の逆襲』は上映前に、北京原人はじめ、数々の怪獣を手掛けてきた造形家、村瀬継蔵氏の舞台挨拶あり。この作品に関しては造形以外にも現地コーディネーターとしてあれこれとご活躍されたそうです。


 チベットに巨大な北京原人、そして女ターザン現る。そして猿映画の文法にのっとり、二人は都会に連れてこられ、悲劇に見舞われるのだ。
 圧巻の香港市街やチベットの山村のミニチュアワーク、違和感のない合成とスケールモデルを用いての巨大感の演出。ジョン・ギラーミン版『キングコング』に便乗した企画だが、本家を上回っている部分も多い。しかし、そんな純真無垢な田舎暮らしの二人をもてあそんだ都会の男たちはどいつもこいつもクズぞろいだ。
『極底探検戦ポーラ-ボーラ』は、大富豪のハンターが北極圏で発見された太古の世界そのままの土地に赴き、恐竜ハンティング。日本でロケしたけど、そう思わせない雰囲気、大胆な実景と恐竜の合成も違和感ない。北京原人もそうだが、中途半端な大きさの怪物が襲ってくる方が怖い。
 そしてこの映画の真の主役はハンターと何度も死闘を演じるティラノザウルスである。人間ドラマと並行し、ティラノの日常も描かれているのが面白い。そういえば、恐竜映画で、恐竜側のドラマを描いた映画ってこれぐらいのものではないだろうか。
 魚を食い、トリケラトプスと喧嘩して、槍で刺されたお礼参りに人間のキャンプを踏み荒らす……恐らく北極の秘境で生き長らえたために、ティラノの頭脳も小犬並みに進化した、と思えるほどに、憎々しげで愛嬌のある芝居をしてくれる。

 今回の二本は合作映画というだけでなく、野生ギャル、投石機、とにかく何かに踏みつぶされる人、という共通項もある。偶然だと思うが。

 今回の入場者特典はポーラーボーラのチョイ役の古代ガメと巨大ビル。そしてなぜか村瀬氏の金太郎飴を頂く。
 先週買えずじまいだったノックダウンゴジラも購入。うちの死にかけ怪獣コレクションに加えたかった一品である。
 さらには来月の京都怪奇映画祭NIGHT2、9月からの超大怪獣大特撮大全集の告知も。まだ見ていないが、とにかく、頑張れ、ということか。

拍手[0回]

・恒例のみなみ会館超大怪獣大特撮大全集、今回はスピンオフ企画として『大特撮戦争映画祭NIGHT』として、円谷特撮が堪能できる戦争映画+αのプログラムでした。



 今回は『太平洋奇跡の作戦キスカ』『ゼロ・ファイター大空戦』『日本海大海戦』それに『電送人間』の4本。しかし、昨日よりみなみ会館ではリメイク版公開に合わせ岡本喜八版『日本のいちばん長い日』を上映するとのこと。こりゃ大変だけど、全部見ると大変だな、と思っていた当日。頭の中の誰かが『ユー、まとめて見ちゃいなよ』と囁いたので、車に飛び乗り、京都へ。



 そこから、馬場卓也の長い長い一日が始まったのでした。まあ、半日以上、映画館にいた、ってことですがね。



『日本のいちばん長い日』
  
 8月15日、太平洋戦争終結を告げるポツダム宣言を受諾する日本政府、それに抗う陸軍、様々な人間ドラマを織り交ぜるオールスターキャスト大作映画。



 一見地味、でも地味だ。だって時系列ごとに事件を追っていく、一種ドキュメントタッチな造り。とはいえ、世界の三船に若大将、それに怪獣映画でおなじみの面々が出ているから、それだけでも楽しい。改めて見たけど、淡々としているので、これという見せ場がない。しかし、である、俳優陣の欠陥ぶちぎれそうなハイテンション演技と、岡本監督の細かいカッティングによるアクション演出で、長丁場をだれずに見ることができる。


 見終わったあと、ロビーで『肉弾』のパンフを発見し、購入。『日本の~』が、政治家たちの戦争であるのに対し『肉弾』は庶民から見た戦争。大作である『日本の~』への反動で岡本監督が作った、ほとんど自主製作映画。規模も予算もまるで違うが、この二本は表裏一体の存在、だと思う。二本ともナレーションは仲代達矢。



 そして、夕食をとっていよいよ本番、大特撮戦争映画NIGHTへ。
主催の一人、キャスト社F氏から、今回なぜこの映画なのか、『ただ、ミニチュア特撮を楽しんでほしい』という言葉に、全てが表れていた、ように思う。


 
 
『太平洋奇跡の作戦キスカ』

 北方に浮かぶ孤島、キスカの日本軍救出作戦を描いた作品。モノクロ画面で霧の中進む、阿武隈以下駆逐艦の艦隊の姿は実にリアル。戦争映画といっても、メインは、アメリカ軍に囲まれた島からの日本軍救出であるので、派手なドンパチは少ない。それでも面白い。世界の三船、阿武隈に乗る。



『ゼロ・ファイター大空戦』 

 南海の孤島のはぐれ者揃いのゼロ戦乗りとエリート隊長……雑な言い方をすれば空の『独立愚連隊』である。海の次は空、縦横無尽に飛び交うロッキード対ゼロ戦。エリート隊長加山雄三の正体がばれるあたりで睡魔が……。ラストは架空の巨大レーダー基地への侵攻作戦と、戦争アクションものとして楽しめるが、やや重い。



『電送人間』
 そして、なぜかここに変身人間。これもまた戦争の影が重くのしかかる一本である。戦時中に横領した金塊を巡って殺された男の復讐譚。いままで見た三本で、国を信じ、堅物となってしまった軍人役ばかり演じた中丸忠雄が、ここでもその実直さゆえに悲劇に見舞われる男――電送人間――を演じている。ここで中丸忠雄サーガは終了。任侠映画で名を馳せる鶴田浩二が特撮に出ているというだけでも異色。
 フィルムの状態が恐ろしく良く、いつニュープリントしたのかが謎。


『日本海大海戦』

 時代はぐっとのぼ手明治時代へ。二本の連合艦隊対ロシアバルチック艦隊との激闘を描く大作映画。『日本のいちばん長い日』から始まる8・15シリーズの三作目。世界の三船、三笠に乗る。ここでも登場、海の若大将、旅順の若大将、加山雄三に、ロシアで暗躍、仲代達矢。もちろん佐藤允も。しかし、ここで睡魔はピークに達し、所々でしか覚えていない。記事を書くために事前にDVDを見ていたので脳内で『あ、これ前に見た奴や』と勝手に判断。スイッチがオフになってしまった。ラストのナレーションがなぜか『東郷平パチ郎』と聞こえ、あれ? と思い目を開けると映画は終わっていた。それでも、三笠をはじめとする艦隊の大型ミニチュアと大胆な実景合成で、迫力ある映像が堪能できる。円谷英二の遺作でもある。



 以上、ミニチュア特撮を駆使した戦争映画三本+変身人間。戦争映画というと、なんだか重苦しいイメージがあるのだが、『試合に負けてケンカに勝つ』内容のものが多く、娯楽作品としても抜群の面白さがあるものばかりだった。東宝の戦争映画は『怪獣の出ない怪獣映画』である。出演者も被ってるし。



 日本が敗北を認める『日本のいちばん長い日』から、時代が遡り日本が勝利する『日本海大海戦』まで、ミフネで始まり、ミフネで終わる五本。ちなみに五本すべてに出ていたのは、ガス人間土屋嘉男。



オールナイトで、もう映画はこりごりだ、と思いつつも来週は北京原人とポーラーボーラ。そして来週はなんと、怪談せむし男! 誰も見たことがない幻の作品をいかに紹介するのか?

拍手[0回]

・私の表の仕事は夜勤である。
 だから、一回の勤務が二日にまたぐことになるので、一日でもイレギュラー的に休みが入ると二日も空いてしまう。さてこの思いがけない休日をどう過ごすか? いっそ夜行バスに乗って東京にでも行ってみるか。しかし、行ったところで用事はないし。
 

 結局は締切迫るお仕事をすることに。


 やることあるなら『旅に出たい』なんて言うもんじゃないですね。


 しかし、今日は近所のシネコンが1100円の日。ならばハシゴでもしてみようかと思い、仕事を片付け、あるいはそのまま置いておき、出掛けることにした。だって見たい映画が朝イチしかないんだよ。



 まずは『ラブ&ピース』。園子温監督の新作は、なんでも怪獣映画らしい……そんな噂を聞いて早く見たいと思っていたが、情報が明らかになるにつれどうにも二の足を踏んでしまった。『だって、カメだから』物語に登場するのはカメの怪獣、いや、ただのデカいカメらしい……。こっちはほぼ毎月京都で空飛ぶカメを見てるしなあ……。しかし、新進気鋭の田口監督の手掛ける特撮パートを見たくないわけがない。一体どんな大特撮を見せてくれるのか……。



 お話は、ロック歌手を夢見るいじめられっ子のサラリーマンがどんどん夢に近づくお話と、飼っていたカメがその夢を食らい、地下でどんどん大きくなる物語が並行する。



 巨大になった亀『ピカドン』の登場はクライマックスのみだが、それでも新宿の街をのしのしと、飼い主だったロック歌手がいる会場まで向かう姿は圧巻である、ミニチュアと実景を巧みに使い分け、迫力ある画面を作り出している。
 不慮の事故でカメが流れ着いた先にいたのは、地下に住む謎の老人と、捨てられた人語を話すオモチャ、ペットたちがどことなくトイストーリーを思わせる。ダメ人間が大出世する大ボラをさらにファンタジーに仕立てあげている。その顛末、老人の正体と目的にはには思わずグッとくるものがあった。グロもエロもなく、カメもオモチャたちもかわいく動き回る黒いファンタジー、子供らにもちょっと見てもらいたい、と思った。
 


 カメのファンタジーということで、少年とカメの姿を描いたウルトラQ『育てよ!カメ』の用かと思ったが、テレパシーで飼い主の未来を予言するトカゲが出てくる『燃えろ栄光』に近いかな、と思ったり。近年作られたどのウルトラQよりもウルトラQっぽかった。でも、もう日本の映画で怪獣を出すとなると、こういう手段しかないのかな、と思った。
 そして続いて『ターミネーター新起動(ジェニシス)』をみる。子供も大好きターミネーターシリーズ最新作は、今までのシリーズを、設定からも、物語からも『なかったこと』にしてしまった意欲作。とはいえ、リメイクでもなく、リブート。『リブート』って便利な言葉やな……。



 中学生の頃熱中してみた一作目、CGと大金をバンバンつぎ込んで『スゲエ!』と言わしめた二作目、そしてこじんまりとしつつも嫌いになれない三作目。ごめん、四作目はちょっと……。
『ターミネーター』のキモは鬼ごっこだとおおっているので、ちょっと……。 



 しかし、シュワルツェネッガーが出演するといっても、年を取らないサイボーグ役なんてできるのか? というこちらの問いかけには、あっさりと新設定で返されてしまった。
 前半は1、2作目をやり直した感じで進むが全部、予想を裏切る形となり、本題となる後半へ。タイムパラドックスものなので、あまり細かいことはこれからの鑑賞の妨げになるので言わないようにするけど、『思ってたんと違う!』の世界である。



 1作目の冒頭部分を忠実に再現した前半は、思わずニヤニヤしてしまう、そうそう浮浪者はズボンを取られ、靴を盗んだら、こっそりとマジックテープで止めるんだ。他にも前作を知ってる人はニヤニヤといい感じに予想を裏切られてしまう。まるでこの映画のサラ・コナーは、事前にレンタル屋で前作を全部見て予習してきたのでは? と思えてしまうのだ。簡単にいえば、後半はその答え合わせと新たなミッション、ということになるのか。



 しかし、リブートとはいえシリーズものの宿命というか、死にかけの老人にバンバン点滴を打って延命治療している感じにも見えた。タイムパラドックスがさらに複雑になり、見ながら『えっと、あれはどうなるんだっけ?』と首をひねるシーンも多々あり、こちらの老いを痛感してしまう。シリーズものは後出しじゃんけん、その典型的な例を見たような気がする。



 なんだか文句ばかり言ってる気がしないでもないが、気のせいですよ。それにサラ・コナーが今までの女戦士然としたスタイルではなく、全体的にプヨンプヨンしているのが何となくよかったり。ギャップ萌えというやつか? これはこれで守ってみたくなるんですが、色々あってその必要はないという……。



 以上、暇な大人のヒマな休日でした。これ書いたら仕事せな。
 

拍手[1回]

*内容にかかわる記述も出てくるかもしれません。
 先週はゴジラ、ガメラの二本のヒーローを見て、今週はアメリカのヒーロー映画。
子供らにせがまれて『アベンジャーズ・エイジオブウルトロン』を見てきました。
 
 昨日は、『仮面ライダーウィザード』の脚本も手がけられた脚本家きだつよし先生の講義にお邪魔して、物書きの何たるか、そしてヒーロー番組の大変さを聞いて、今日はアメリカンヒーロー。あまり関係はありませんが嬉しいと、つい関連付けたくなりますね。
 
 待ちに待ってた続編がいよいよ見れる、しかも今回は子供らの方が見たがっているのがなんだか嬉しくなりました。
 
  
 今回は『アベンジャーズ』の続編でもありますが、冒頭は『キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャー』の続編のごとき大バトル! 仮面ライダーの映画で、ライダーがキカイダーと一緒にショッカーではなく、ダーク基地を攻めに行くといえばわかりやすいでしょうか、余計わかりにくいですね。
 
 今回の敵は人工知能ウルトロン、またまた前作と同じくぞろぞろとやって来る敵をやっつけるだけかと思いましたが、そうでもない。
 
 力推しで軍勢を送り込む前作と違い、ウルトロンは、アベンジャーズの内側から崩しにかかり、さらには大胆な作戦をとります。
 超人、奇人変人ぞろいのアベンジャーズがその作戦に引っ掛かる中、異様に弓が上手い奇人だけど、目立たない存在のホークアイだけが術に落ちない。色々あって地に足のついたホークアイならでは。今回、彼がキーマンになってます。
 いい加減、アイアンマンことトニースタークが変なもの拾う(というか、手にする)とろくな目に遭わない、ということをみんな覚えた方がいいです。
 とはいえ、日本のアニメ、特撮ものを彷彿とし、それを何倍にもカッコよくしたようなハルクバスターの登場プロセスや、クライマックスの合体光線をはじめ、バッキバキにかっこいいアクションが連続するので飽きることがないです。 
『前と一緒だろ』なんて言ってごめんなさい。
 
 ぽつりぽつり、と次回作の布石になりそうな新ヒーローたちの集合も嫌味なくさらり、と処理、しかし、新ヒーロー、ビジョンは丸刈り頭にマントがどう見てもアンパンマンなので、とても気になってしまった。ヒーローの数は多いけど、一人一人上手く見せ場を作ってます。
 ヒーローたちはただ戦うだけでなく一般市民の救出にも全力を尽くすのがいいですな。公開二日目だし、おもろいものはオモロイ、としか言いようがないので、今回は短めにここまで
 先週のみなみ会館二本立てに感化されたようで、娘がガメラとギロンの絵を描いてました。お手本もなく、よくかけました
  
 
 
 

拍手[2回]



忍者ブログ [PR]
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析