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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 一体俺はいくつなんだー、タイムスリップしたのか? と思えるほどに、80年代リスペクトな毎日。

 とはいえ、先日の『宇宙刑事ギャバン』ぐらいですけど。思えば、あの時。金曜日の夜はドラえもん→宇宙刑事→プロレス→ハングマン→必殺と、怒涛の四時間でした。

 いずれも『戦い』が主軸になており、『善とは?悪とは?』と、毎週視聴者に訴えていたように思えます。
  悪人がいればそれを秘密道具で懲らしめるのか、3カウント取るまで叩きのめすのか、社会的な制裁を加えるのか、ええい面倒くせぇとばかりに闇に葬るのか……。時間帯が下がるにつれ、その手法もえぐくなってました。でも宇宙刑事は、ご飯時に悪人を一刀両断してましたな。

 宇宙刑事が小学生時代の思い出なら、今日見た『エクスペンダブルズ2』は中学生時代の思い出。和歌山に住んでいた頃、よく繁華街の映画館に通いました。アカン、話が長くなる。80年代後半の洋画アクション映画はシュワルツエネッガー、スタローンを二本柱とする『筋肉アクション』の全盛期。
 
 東宝東和系の映画をよく流していた和歌山国政劇場で2人の映画をよく見ましたよ。
  ここぞという映画のとき、俺は決まってチョコフレークを買って手をチョコでベタベタにしながら見てました。

『レッドブル』(同時上映アナザーウェイ・D機関情報)『バトルランナー』(同時上映ドラキュリアン)『プレデター』(同時上映エンゼル・ハートバタリアン)『コマンドー』(同時上映バタリアン)『ランボー大会』(1となぜか3の二本立て)、学校の映画鑑賞会で見た『オーバーザ・トップ』そして二人に続けとばかりに若手筋肉俳優も多数現れました。『サイボーグ』(同時上映ジャッカー)のヴァンダム、『レッド・スコルピオン』(東映シネマ2・同時上映ゾンビコップ)のドルフ・ラングレン。二人の競演した『ユニバーサルソルジャー』(ニューパレス・同時上映は……あったと思う)は、まるでハンバーグとカレーを一緒に食べたような満腹感。

 しかも『エクス~』はそれ以上! レジェンド筋肉俳優+新進気鋭の筋肉俳優大集合!

 『アベンジャーズ』は面白かったけど、アメコミ知識があったほうがもっと楽しめたかも。それに引き換え『エクス~』は学生時代に散々見てきた国際劇場系俳優が勢ぞろいするから、予備知識は充分!
 スタローンにラングレン、それにジェイソン・ステイサムとジェット・リー、そして『ナインハーフ』で軟派野郎のイメージが未だ強いけど、『ハーレーダビットソン&マルボロマン』のミッキー・ローク!  今回は前作でチョイ役だったシュワルツェネッガーと『ダイハード』で筋肉アクションに終止符を打ったブルースウィリスの出番が多い! 中学生時代に自分に言っても『うそだぁ』と言われるような豪華俳優陣! くわえて、ヴァンダム、それにチャックノリス!  それが一堂に会して戦う! これ絶対自由帳とか落書き帳にプロット書いただろ! と思えるほどのボンクラ節が炸裂しまくっております!


 中学時代の妄想が具現化、これぞ真の中二病映画!  映画はストーリーの薄さを圧倒的な筋肉俳優の存在と火薬量で補うと言う実に正統派な作り。『仲間の復讐に行くぞ、おー!』、これだけ。  スタローン、シュワルツエネッガー、ウ
ィリスの揃い踏みだけ見れればいいやと思ったけど、映画はそれだけでは終わらなかった。  悪役で儲けもんのヴァンダムはいつものようにターンキックを何発も披露。

   そしてダークホース、チャックノリス!

 昔は線の細さとヒゲ面、マッシュルームカットで、中学時代の俺には『ビデオやテレビ放送の人』と勝手に決めていた。 『野獣捜査線』も『デルタフォース』もスルーしてしまった。
 
 唯一『スペースインベーダー』の併映で『地獄のコマンド』が東映シネマでかかる予定だった。しかし『ロッキー4』の大ヒット、大ロングランのために結局上映されずじまいだった。(ちなみに『インベーダー』は『スペースバンパイヤ』『エルム街の悪夢』との3本立てでひっそりと上映。これはこれで嬉しかった)

 極東の地で、自分の主演映画を潰されたのにもかかわらず、チャックノリスはスタローンの危機に駆けつけた!   一件釣り人のような風貌だが、その実は一匹狼の殺人マシーンという実においしい役。バックに流れるエンニオ・モリコーネ、ずるい、かっこよすぎる!

 しかも、それをチャックノリスがやるからいいのであって、シュワルツェネッガーやウィリスでは大袈裟になりすぎる。  『エクスペンダブルズ2』は国際劇場系俳優総出演の上に、あの時見落としてたチャックノリスの魅力をこれでもかと見せ付けてくれる素敵な一本だった。

 ごめん、ノリス。でも、国際劇場はじめ、和歌山の繁華街にあった映画館はみんなコインパーキングになってしまったんだよ。

  国際劇場最後の映画は『エイリアン3』でした。

  あ、俺チョコフレーク買うの忘れてた。

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 前回はこちら
・先週京都で占い師さんに診てもらって、モノカキ業でまだやっていけるといわれて変な自信がついた馬場です。みんなもつらい時、いらつくときは大きく深呼吸、そして『ありがとうございます』の感謝の気持ちを忘れないようにしよう、いいことあるかもよ。とはいえ、占い師さんと話していて一番驚いたのは『綾辻行人と小野不由美が夫婦』『荒俣宏と杉浦日向子はもと夫婦』という、占いと何の関係もない話でした。

・ようやく出た、彩色版アーストロンのソフビ。目がぐりぐりしすぎている感はあるが、立派なゴジラ顔。造形した人が一緒だから、ツノを取ると、84年タイプにそっくり。

・先日からナチス、ゴキブリが地球を襲う映画をみてきましたが、今回は宇宙犯罪組織がやってまいりました! ということで我慢できずに『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』を初日に行ってきました。
手短に書きますが、まさか21世紀になってギャバンの映画を二本も見れるとは思いませんでした。前回は海賊戦隊ゴーカイジャーのゲスト出演(とはいえ、食ってしまった感あり)だったけど、今回はピン、ピンでギャバン! 見終わって数時間たちましたが、ふつふつとその思いが沸きあがって来ます。 ちょっと大人を意識したのか、重い感じで始まった序盤、ゴーバスターズにゲスト出演したおかげでちびっ子にも知名度が上がっているところに、これはまずいよ、と思われましたが……。とはいえ、前作を知ってる人が『おぉ』となる小ネタもあり、あきさせない。

そして中盤、主人公、新ギャバンのピンチにスズキジムニー(もしくはスズキの軽)で駆けつける先代ギャバン! その瞬間、映画のテンションが更に更に上がった!人込みの中、敵に追われながらのコミカルなアクション、軽妙なやり取り、人命軽視上等な爆発ジャンプ……。どこかで見たことのある懐かしさ。それは初代ギャバンが出ているだけではない、『コータローまかり通る!』『伊賀のカバ丸』、その他の80年代アクション映画で見せたJACの動きだ! JAEではない、JAC、ジャパンアクションクラブだ! おそらく、大葉健二が、(たぶん)師匠千葉真一譲りの『ニカッとした笑顔』を見せた瞬間、映画は魔空空間、否、『80年代JAC空間 』に引きずり込まれたのであろう。 新ギャバン石垣佑磨も格闘技経験者なので、アクションの切れもよく、初代に負けず劣らず『濃い目の三枚目』を演じている。変身前の状態で怪人と渡り合って様になる俳優を久しく見ていなかったなあ。 そして初代は、歳を経たといっても、厳しい指導者ではなく『おせっかい、でもいいこと言う先輩のオジサン』のようなポジション。

80年代の逆襲は終ったのか、続行中なのか。いや、まだ『エクスペンダブルズ2』がある。

まだ、立ち上がれる。

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◎ 40周年! 漫画家とゴキブリ

・先日、ポン友の八薙玉造先生から『ゴジラ見ませんか?』のメールあり。
 ゴジラってあのゴジラ?
見たいけど、どこかでリバイバルでもやってるのかな、と思い、詳細を聞いてみると、大阪阿倍野にあるアポロビルが40周年ということで、それを記念して『アポロシネマ映画祭』というのを行うらしい。

 今から40年前、1972年に公開された映画を一日ずつ、招待客に上映するというもの、八薙先生はそれに当選したそうだ。
1972年のゴジラといえば、シリーズ12作目の『地球攻撃命令・ゴジラ対ガイガン』だ。いや、ゴジラだったら、何でも構わないよ、見る見る、と返事を打ち、そして昨日見てきた。

 上映前に軽くアポロビルの紹介、そしてこの映画が公開された背景などの説明。そして映し出される東宝マーク……説明でも一応言っていたが、フィルム自体は退色しかかっていて、セピアっぽかった。

 おかげで経費を浮かせるために大量投入される過去作の映像が違和感なく見れた。

 もう何度も見た映画だが、『ゴジラ対ガイガン』の魅力はサイボーグ怪獣ガイガンに尽きる、と一般的には言われている。

 赤いモノアイに、鎌状の両手、そして最大の魅力であるお腹の回転鋸。かつての大物怪獣キングギドラを従えての地球侵略行動は、まるで大物新人外人レスラーのようでもある。迎え撃つはゴジラと、すっかり子分扱いのアンギラス。アンギラスが健気過ぎるのもこの映画の魅力だ。
 しかし、今見ると、戦いにメリハリがないなーという印象。ゴジラもアンギラスも流血するほどの大苦戦ながら、だらだらと戦っている感じ。これは、敵の弱点が明確にわかっていてそこを突いてくるガメラの戦法とはまた違う。
 
 とにかく、どちらかが倒れるまでどつきあう、まさに野獣の闘争、デスマッチといってもいいかもしれない、と解釈。

 個人的には、主人公が売れない漫画家(でも美人マネージャー付きでウラヤマシイ)と、ヒッピー(職業不詳)なのが実に身近な感じがして、軽妙さに拍車をかけているように思える。

 怪獣映画にありがちな科学者や軍人、報道関係者が主役ではないのだ。
『漫画家とプー太郎が一致団結して宇宙人を撃退する』といえば、最近のボンクラSF映画として通用するんじゃないかと思う。
脚本を書いた関沢新一氏は『キングコング対ゴジラ』ではテレビ局員(報道とは微妙に違う)や『南海の大決闘』で金庫破りを主人公にした実績がある。然るべき職の人間ではなく、市井の人間が怪事件に立ち向かうのが好きだったのか、と思う。

 ゴジラは自然の脅威や核の恐怖ではなく『乱暴だけど、気のいい奴』みたいなスタンスが、ちょうど『ゴジラはエエモン』という設定を刷り込まれてきた第三次怪獣ブーム世代には心地よかったりする。

 ガイガンを操るのはハンターM星雲人、招待は人類絶滅後に高度な知性を得たゴキブリである。先日見た『アイアンスカイ』はナチスが月から攻めてきたが、今回はゴキブリである。侵略者の姿も出自も様々である。
 ちなみにメカゴジラを操る大宇宙ブラックホール第三惑星人の正体は猿(続編では病魔に冒されたケロイド状の素顔。二種族いるのか?)。ガイガン、メカゴジラ、と昭和の人気怪獣はろくな奴に操られてない。キングギ度を操ってたキラアク星人も正体は知性ある石ころだった。

 聞けば、アポロビルでのフィルム上映はこの特集が最後になるとのこと。デジタルが一般化されると、こういった特集上映も組みにくくなるのか、と思うと感慨深い。
 セピアで所々ブツブツと切れるフィルムは、DVDやブルーレイの美しさに比べると、劣るかもしれないが、映画館でこういったフィルムをみんなで共有するという『体験』の場が少なくなるのは寂しい。

 この次、ゴジラを見れるのは再来年のハリウッド版になるかもしれない。場内にはちびっ子たちの姿もちらほらあったので、次世代のためにもぜひこういった上映会の機会を増やして欲しいものである。とじじ臭いことを言う俺も今年で40周年だ。

 帰りに、久々に阿倍野の町をぶらつく。阿倍野地下の古本屋で見つけた『モスラ3超全集』。キングギドラに始まり、キングギドラに終った一日だったなあ。

 最近の韓国ドラマに出てくるハンサムたちにに軽い違和感を覚えていたのだが、『~ガイガン』を見て確信した。髪型は今風でも、顔つきは70年代の日本のハンサムに似ているからだ。
 だから、そのべたな内容と相まってオバちゃんたちが懐かしがるように人気が集まっていたのか。

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 9月は特にいそがし……かったような。
週末は奈良へ京都へ古都めぐり、友人たちと家飲みしながら傑作『ウルトラマンサーガ』の鑑賞会、と充実しておりました。

 そして月が替わり、次の仕事の仕込みもそこそこに珍SFの評判高い『アイアンスカイ』を見てまいりました。近年侵略者、宇宙人ものが復活の兆しを見せており、というか、流行しておりますな。『スカイライン』『ロサンゼルス世界侵略』『バトルシップ』、それに『トランスフォーマー』『アベンジャーズ』も宇宙からの侵略だし、、オマケに『宇宙人ポール』『第9地区』『スーパー8』もありました。
 地球、特にアメリカはそのために甚大な被害を被っている模様。
 最近はトランスフォーマー風の生態メカ型の侵略兵器が流行のようで。

 そんな中、やってきた今度の侵略者は『ナチス』! そう、あのナチスドイツ!

 1945年、密かに月の裏側に逃れたナチス残党が、軍力を蓄え、密かに地球への反撃を狙っていた……というお話。

 くだらねえ、ベリーベリーくだらねえ! でも大好きだ!

 昔から『UFO=ナチの秘密兵器』説や、『ヒットラー、UFOに乗って南極に逃亡』などのナチスとUFOの与太話は数限りなくありました。
 
 中でも傑作なのはアメリカかどこかの田舎町で、地元民がUFOから下りてきたナチの軍服姿の男に『飲み物と食い物かってこい』と、パシられそうになったコンタクト事件。どこで読んだのか、ネットを探しても出てこなかったので、与太話中の与太話ということで、誰も深く取り上げないんでしょう。

 ともかく、そんな与太を大真面目に作ったのがこの作品。

 人気取りのためだけに月に送られた黒人宇宙飛行士(実はモデル)を拉致し、最新コンピューター(iphone。月面ナチの科学技術は遅れているのだ)を奪いに地球にやってくる月面ナチ御一行。片や再選のため、でかい花火を打ち上げたい、アメリカ大統領。

 バカ映画の体裁をとりつつ、侵略者に対する各国の思惑と、世界のリーダーでありたいアメリカの滑稽さをなんとなく描いている。監督はフィンランドの人なので、外国から見たアメリカのバカっぽさを皮肉っているのだろう。

 フィンランドといえば『レニングラードカウボーイズ』で有名なカウリスマキ兄弟がいるが、この映画もばかばかしくもどこか微笑ましい感じがするのは,お国柄なのか、おれの気のせいなのか。
 
 国連の大会議室の様子や、ナチスに洗脳された黒人がなかなか『ハイル!』と右手を上げようとしないところなど政治風刺SFの先達『博士の異常な愛情』へのオマージュも見られる。

 ナチス風刺映画『チャップリンの独裁者』が、ネタに終らず、きちんと伏線になっているのもいい。

 とはいって『知っていないと笑えない』ネタばかりでない。鍵十字型の巨大要塞、月面を走る、ドイツ軍サイドカーや、フォルクスワーゲンなど、『目で見て分かる』ネタのほうが多い。

 月面ナチスは悪いことしている。でもそこで暮らす人々はナチスを信じる善良な人たちだ。片やアメリカ人は、マリファナ栽培をしたり、ファッションでナチスを気取ったり、チンピラだったりする、その対比が面白い。

 そして宇宙空間を進軍する巨大飛行船はばかばかしさを越え、カッコイイ。まさに松本零士の世界である。

 くだらなさを堂々とビジュアルに仕上げたその心意気やよし、アメリカでは作れそうにもない題材をよくやってくれたものである。

 くだらなさ過ぎて今年のベスト映画になりそうだ。

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劇場でもらえる『アイアンスカイ』と『戦場のヴァルキュリア』のコラボカード。
しかし、ゲームやアニメ好きな人は劇場に来ないし、映画なんか見ないよ、これは無理のあるコラボだよ! 見てもすぐに理屈つけたがる設定廚ばかりだ(問題発言。でも大体合ってる)。
 
 まあ、だからこそ多くの人に見てもらって話題にしてもらいたいんですがね。

 でも大阪梅田では始まったばかりだというのに、一番小さい劇場でした。嗚呼。

追記:前述の『UFOから下りたナチス軍人が地元民をパしらせる』ネタ元は矢追純一氏の著作であったことがマイミクさんからの指摘で判明。厳密にいえばSS のオットースコルツェニーという実在の軍人さんでした。UFOからおりた彼はドイツ訛りの英語で、近くにいた農夫に『腹が減ったから何か食うものを買ってきてくれ』と10ドル渡したそうです。いずれにせよ、パしらせたわけです。1964年、アメリカ、ネバダ州の出来事でした。スコルツェニー自身はまだ存命中ですが、まさかねえ。

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◎ようやくながーい夏休みも終わった。

・工作もきちんと終らせたぞ、提出先はないけれど。

・アリオ八尾の円谷ジャングルが11月で閉店、いや、ウルトラの星に帰るそうなので、行ってみたらカイザーベリアル陛下の写真撮影会をやっていた。

しかもダークロプスゼロを従え、仲の悪いダークザギもついてくる始末でお客さん大喜び。なぜか列の最前列は若い女性ファンばかりだったので驚き。


・珍時代劇その1


勝新太郎主演『御用牙』イギリス版ボックス。ボックスとはいっても、全三作をトールケースにぎゅうぎゅうにつめているイカにも海外仕様な一品。
『子連れ狼』と同じく小池一夫原作の漫画を映画化。破天荒な同心、板見半蔵の活躍を描いているわけですが、並みの時代劇と違うのは、武術、知力に合わせ、チンチンで事件を解決するというところ。要はそのでかいイチモツで、下手人(女に限る)をひいひい言わせて吐かせるのが毎回の見所になっている。その表現があまりにもどぎついからか、日本ではまだリリースされておらず。
イギリス版はしっかり18禁扱いになっていました。カツシンが風呂場でイチモツを叩いたり米俵につっ込んだりする特訓シーンも見もの、まさにチン時代劇。

・珍時代劇その2


岡本喜八ボックス。こちらはディスク全六枚を、一枚づつ頑丈なボックスに包んだ、いかにも日本仕様な一品。

長らくDVDを探していた『ジャズ大名』が入っていたのと、割と安かったので、購入。夏になればこれと『子連れ狼・地獄へ行くぞ、大五郎』を『組あわせの妙』と称し、専門学校で流していました。これからは一人で見ることになりますな。
公開時にあまりにももったりした展開に『?』と思った『EAST MEETS WEST』もディレクターズカット版らしいので、どのように編集されているか、楽しみ。

・珍時代劇その3


『必殺剣劇人』

全8話だからディスク二枚のみ。必殺シリーズも終了ということで、残りの二ヶ月間を無茶苦茶にしてやろうと思ったのか、人知れず暗殺を行う従来の作品とは一転し、大人数の前に切り込み、大立ち回りを演じる。暴れるだけ暴れた後は大ガマに乗って逃げるという荒唐無稽っぷり。JACも参加した立ち回りは従来のシリーズ、いや他の時代劇でも見たことのないぐらいにアクロバティックであります。


そして今、石原プロ+倉本聡の『浮浪雲』をレンタル中。幕末なのに、カタカナは飛び交うわ、現代風俗はバンバンはいってくるわで、いい感じに原作マンガを再構築した感じ。時代劇嫌いだった幼少時に衝撃を受けた一本。今のちびっ子が『銀魂』見るけど、他の時代劇は見ないような感じだったのか?


その流れでいくと、絶賛公開中の珍時代劇『るろうに剣心』を見に行くことになるのですが、ここはあえて『プロメテウス』に。


これはGOD怪人『プロテウス』。

『人類の起源が云々』と、SFサスペンスのような宣伝のされ方をしてますが、リドリースコットの出世作『エイリアン』の前日譚であります。
だから人類の起源よりもエイリアンの起源が気になる映画であり、そこら辺はきちんと説明してくれます。しかし、宇宙服、メカなどの装備が『エイリアン』1作目よりも洗練されているところや設定などに矛盾が生じているので、去年の『猿の惑星創世記』ほどではないにせよ『微妙に違うけど、どこか繋がっているプリクウェル』という感じでしょうか。
宗教観を織り交ぜつつ、人類はどこから来たのかをかなりあっけらかんと説明してくれます。対して人間の方も結構簡単な理由で宇宙人の星に乗り込んだりするから、どちらもアホやなあ、と思うのですが、そのツッコミを映像でカバーしてます。そういや今夏は『物体x』の前日譚も公開されたそうで、こちらも見てみたかった。

以下ややネタバレ

 

 

 

 

 


結局ハゲvsタコなんですよ。

 

ネタバレ。『プロメテウス』にはもちろん、こんなのが出てきます。

 DCIM5322.jpg


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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