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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 ぽつん、と時間が空いた。いや、そんな気がしただけかもしれない。
気のせいだ。しかし、しかし……。
 蓋を開けたら二週間打ち切り続出、レイトショーばかりで、昼に見ようと思ったら難波でしかやっていない
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発!』
を見るのは今しかない!
 仕事ほったらかして映画ぁ?
ノンノンノノンノン。
映画じゃない、『怪獣』を見に行くんだよ!
 しかも、21世紀になって復活するとは思わなかった昭和の一発屋怪獣をよぉ!
 
 ギララ!
 かつて日本には『怪獣ブーム』があった。
 今で言うと……。ええっと、みんなの趣味が細分化されたので、例えるものがないんだが……。
 羞恥心……チガウナ。
 ケータイ小説の映画化とか、動物映画とかアニメ映画とか、実写漫画映画(余談ですが、昨日テレビでやってた『どろろ』は着物は薄汚れているのにセットが小奇麗なところで興醒めした)とか、そんなところか。

 東宝のゴジラが火付け役となり、大映ではガメラ、そして日活はガッパ、と邦画各社がこぞって怪獣ものを作っていたのですな。
  そして、文芸路線で怪獣には縁遠い松竹もついにブームに便乗して作ったのが『宇宙大怪獣ギララ』なのです。
 結局、日活のガッパもギララもこれ一本で終わり、各社揃って『慣れぬものに手を出すべきではない』と思ったのか、これ以降怪獣映画を作っていない。
 あと、時代劇で名を馳せた東映も『怪竜大決戦』という忍者物プラス怪獣ものを製作しているが、その流れはテレビの赤影に移り、『うちは等身大ヒーロー物でいいや』と思ったのか、今のキバやゴーオンジャーに至る……。
 
 で、そんなギララがまさかの復活、でも監督が『地球防衛少女イコちゃん』の川崎実! 『エスパレイザー』の川崎実! 電エースの……もういいか。
 日本一のお手軽監督だ。そのフットワークの軽さと思いつきは見習いたいが見習いたくない、そんな人物だ。
 でもギララだ。
 見事なまでに再現されたギララの着ぐるみを雑誌で見るにつれ
『これは是非見ねば!』と思い、そして劇場へ。

 バカ映画でした、終わり。いや、そうじゃねえよ!
 
 スクリーンで暴れまわる着ぐるみ怪獣! 迎え撃つタケ魔人!
 宇宙空想科学対土着信仰の守護神! 
 この発想はなかった!
 やられた!
 でも安い、実に安い映画だ! でもそんな事はどうでもいい!
 
 怪獣が暴れたり取っ組み合ったりしてるのを見れただけでも俺は満足なのだ!
 そこにギララがいる、それでいい。
 あ、洞爺湖サミットネタもね。
 
 思えば今年はこの映画と結局未見に終わった『マツジュンの隠し砦の三悪人』で、21世紀だというのに『地元民が輪になってドンタタドンタタ、と踊る』が見れただけでも収穫ではないだろうか? 違う?

 ともあれギララだ。今週末で終わるからしかと見ておけ!
 よくもないが悪くもない、それがギララだ!
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↑ ソノシート風パンフ

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↑ パンフに載ってた解剖図。そう、『トランスフォーマー』にも『クロバーフィールド』にもこれがなかった。
 勝った!


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↑帰宅して旧『ギララ』を見る。フィギュア、プラモ入りの馬鹿でかいボックス。
これはこれでゆるい。
来年は本当にガッパをやるのだろうか?
 
 

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世間はすっかり夏休みですが、個人的にはどうでもいいことだと思っております。
 とか言いながらしがらみとか何とかで、今話題の映画の初日に行く事に相成りました。
 お魚さんが陸に上がってくる映画……そう、









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『崖の上のポニョ』です!
♪ポーニョポーニョポニョ魚の子~
 ポニョは可愛いなあ。
 あの歌が耳から離れません。その時点であの映画は勝ったのです。我々民衆に。歌の力は凄まじいということを『マクロス』シリーズで散々やっているというのに!
 オリジナル主題歌を前面に使わなかった『スピードレーサー』は負けなのです。
 花が咲いた時点で我々の負けだったのです(ガメラ2より)。

 で、ポニョですが。
 なんだか最近の宮崎監督の映画は、予告の壮大さとは裏腹に別の小さな事件で物語が収束するような……、なんだか軸がぶれてるような……。
 気のせい?
 
 でもまあ、ですよあの『全部手描きです!』と歌った、海やそこの生物のうにょうにょした動きは、気が狂いそうになりました。
 魚嫌いは気を失いそうなぐらいに大量にそりゃもう大量にうじゃうじゃしてます! 可愛いを超えてキモイです!
 
 汚れた海の街、目玉を睨ませながら、うにょうにょ迫る海坊主のような波と少年……。
『ゴジラ対ヘドラ』を思い出した人が必ずいるはず。
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 でも天下の宮崎監督はこんなものの影響をこれっぽっちも受けてないと思うのですが、観客がどう思おうと自由です。
 
 でもポニョは可愛いです。

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 陸に上がったポニョはトゲトゲしてますねえ。
 
 江もすごいし、まるで黄泉の世界に旅立つような後半の……。そう、この人の映画って決して夢と希望溢れるものばかりじゃないのです。結構グロテスクです。 そこに自分のやりたい事を凝縮しているかの如くグロいです。画で見せてる部分もあるし、心情的にそう現してる部分もある。だからなんだかんだ言ってもつい見に行きたくなるんですなあ。やるなあ、爺。
 この人とスピルバーグはホント、グロいの好きですよ。
世界中のこども達に夢と希望とトラウマを与えているのですな。
 それでええ、と思う。
 
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 ビニールプールを出したので『ガメラ対バルゴン』のラストを再現しました。
 ソフビは水が入るとタポンタポンになるので、気をつけて遊ぶように。遊んだらちゃんとバラシて乾かす事をお勧めします。

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モーーー、背中がパンパンに張るわ、夏風邪ひいてるっぽいわで、大変だ! 
 背中やられると動きたくなくなる、しかし座ってばかりだと余計疲れる……。寝ながら文章書きたい、プールに浸かりながら書きたい。

 とりあえず整骨院でマッサージうける前に背中に氷のう巻いて冷やしてます。

 これからの大侵攻の前に体を直さねば。

 で、今後当分劇場にいけそうにないので
『インディジョーンズ・クリスタルスカルの王国』を見る。
 結局あれやこれやで『隠し砦の三悪人』も『ランボー』も見れずに終わってしまったしね。いけない、そんな事じゃいけないんだ!
 体を直す前に気分だけでも高揚しておこう、そう思った。

 お話はいつもの如くです。終わり。
 インディ博士が世界中で人に迷惑をかけながら宝物を探すのです。

 でもまあ、スピルバーグの演出はうまいなあ。オープニングの見せ方とか、さすが、と思いました。
 お話の軸になるのはアレでアレな感じが好き嫌いあると思うのですが、俺は好きです。
 俺も拙作でやりそうになりましたので。でもこのネタってすでにアレでやってるよね?
  アレ、アレばっかりで何のことか分からないでしょうが、見て損はないと思います。

 一仕事終えたら、俺、バットマン見に行くんだ……。アイアンマンもいいなあ。
 シャマランの『ハプニング』にはちゃんとハプニング獣とかハプニング星人が出るんだろうな?
 
 え、奥さん『花より男子F(フラッシュ)』みるんでっか?
 そこ、学割か、アベックか、よろしいなあ。
 
 劇場に足を運ぶと楽しくなってくるなあ。また来よう。
でもトーホーシネマズじゃあギララやらないのか……。

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 七夕をすっかり忘れていたので、七夕に星になったガヴァドンの画像を張って置きます。

『ちゃんと仕事がきて、それをうまくこなして、財布がお札でパンパンなお金持ちになれますように……あと、世界平和』 


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 あと、ブラゲ対カイザーも。
 いや、そんなに、新世紀合金が好きって訳でもないんだよ。
 なんだよ、チョコチョコカラーバリエーションなんか出して、ニーズあるのかよ! でも安ければ、買う。硬いから。

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絶不調で机に座ってる馬場です。
昨日夕刊を呼んでいて声を上げました。

 特殊メイク、特殊効果マンのスタンウィンストン逝去!


ジュラシックパークでの実物大恐竜や、アノ有名すぎるターミネーターのメイク&エンドスケルトンそして、ヘボデザインをリファインした『プレデター』などなどの、いうなれば生みの親、90年代の特殊映画で大変お世話になった人ですよ。

 まだ若いのになあ……。
 新作は『アイアンマン』のスーツだそうです。

 アノ事件も発生から20年目でけりがついて(思えばアレから世界のタガが外れていったような気がする)、90年代ももはや大昔なのかなあ、と遠い目になりつつも、仕事かかるべえ。

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 野田大元帥と氷室冴子さんが亡くなられました。
うむむ……。

 故大伴昌司氏の『一枚の絵は一万語に勝る』と並ぶ名言『SFは絵だ!』の野田元帥。
 初期のスターログや学研の『SFファンタジア(だっけか?)』でその名を覚え、小倉のSF大会でお見かけしたのが最初で最後だったような……。
 日本にSFを根付かせようと奔走された巨人ですよ。

 片や氷室さんは、コバルト文庫で主に活躍された少女小説の大家。
アノ頃(いつ?)、コバルトとソノラマ文庫ぐらいしかジュブナイルがなかった時代ですよ。それがいまやライトノベルと名を変えて、こんなにまあ……。

 SFも少女小説(少女が一杯出てくるSFッぽいのはありますが)もまだ書いたことありませんが、いま自分がこの稼業をやっているのは、このお二人の引いたレールが少なからず関係しているわけだなあ、と勝手に思いつつ、黙祷。
 
 てなわけで本題。
 作業の合間にBGV代わりに『斬る』『日本のいちばん長い日』など、岡本喜八作品を流すともういけない。ついつい見てしまう。
斬って斬って斬りまくる『大菩薩峠』とかラグビー桜田門外の『侍』とか。もういけない。
 黒沢時代劇が立ち回りにリアリィティを取り入れたのは周知の事実だが、それを更に一歩推し進めたのは岡本時代劇だということを知ってください奥さん。
 一撃で勝負はつかず、まずは膝の裏、首筋などの急所、そして指を狙い斬るか、突進するかのごとく刃を当てる(斬る、でも突くでもない)岡本チャンバラ。
 斬られりゃのたうち、そして指が落ちる!
 実際、利き手の指(親指とか)を落とされると、もう刀を握れないしね。実に生々しいのです。 

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 で、
 いきつけのツタヤにはDVDレンタルの『ジャズ大名』がない!
仕方ないので、VHSで見た。
 小品ながら、編集、せりふのテンポがいいし、コメディ仕立てで きちんと裏表のテーマが打ち出されている。
 こりゃ使える……。なんに?

 というわけで岡本喜八フィーバーでスタ。 


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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