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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 見たいものを我慢するのは精神衛生上よろしくない、という主義なので、困ったときは映画館に逃げるのだ。大物ブレードランナーにマーベル映画、それにゴジラもやってくる。でもその前に見たいものをできるだけ見ておこう。


 まずは『猿の惑星・聖戦記(グレートウォー)』。『創世記』『新世紀』に続くリブート猿の惑星最終編。滅びゆく人類と守るために戦う猿たちの最終決戦、のような宣伝のされ方をしていたが、実際は妻子を殺された男(猿)の復讐の旅を描くものだった。仲間とともに、馬に乗る猿・シーザーの姿はまるで西部劇である。しかし、これが単なる復讐譚に終わらず、途中から猿たちの新天地への脱出行になっていく。まるで『十戒』である。シーザーが捕まってからがやや中だるみ気味で、おまけに夕飯をたらふく食べたので、眠くなってきた。しかし、CGとは思えない猿たちの動きは見事であり、どいつもこいつもハンサムである。銃を構えた猿がかっこいいと思ったことなんて今までなかったのに。



 サルたちは主に手話でコミュニケーションをとるのだが、これが疫病で言葉を失いつつある人間への皮肉のようにも見えるし、あるいは最後の対話手段として生きてくる。



 一作目で宇宙船オリオン号のニュースがちらっと流れていたので、これから猿の惑星正史に繋がるのかと思ったけど、そうでもなかった。 



 その翌日は『アトミックブロンド』。ベルリンの壁が崩れる直前のドイツで、機密書類を巡って入り乱れるスパイ合戦。シャーリーズセロン扮するイギリススパイがエロくないエロさも全開に、とにかく殴る殴る殴る殴る、蹴る、たまに撃つ! 痛々しいアクション、格闘技なんて行儀良いものはどこかに行った、生死を賭けたガチンコ勝負。とにかくそこら辺にあるものをぶつける、隙あれば殴る! クライマックス近くの長回し階段格闘は圧巻。敵も味方もしぶとくて、なかなか倒れない。傷だらけ、血まみれになってもシャリさんは美しい、シレーヌかよ。



『キングスマン』の美しき殺し屋ガゼルを演じたソフィア・ブテラですら、シャリさんにメロメロ、ほっそい女同士の弱肉強食の世界、レイティングなんて気にすんな、80年代が舞台の映画なんだから、やることなすこと80年代なんだよ、酒も煙草もがんがんやったれという潔さ。



 回想形式で構成された物語のあっと驚く結末。とにかく、シャリさんには今後もびしっとコートを着込んでもらって、邪魔なやつらをバンバン殴ってほしいものであります。



 という事で気になる映画を二本見て、満足であります。そして休む間もなく、いや、休みがあればまた映画館に潜り込みたいのですな。
 


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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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