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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 昔、親戚のおばちゃんに『怪獣好きやろ?』と、『かいじゅうになったおんなのこ』という本を貸してもらったことあある。学校に行きたくない女の子が、ある朝テレビで見た怪獣になってしまうという、カフカの『変身』のような児童文学だった。虫に変身したザムザのような悲劇にはならず、子供向けだからハッピーエンドだったんですが、そんなことをふと『シンクロナイズド・モンスター』を見終わってしばらくたってから思い出した。そういや、似てるなあ。
 『GODZILLA怪獣惑星』公開、それにシン・ゴジラテレビ放送といつになく盛り上がる怪獣ムーブメント。少し前からは考えられない、もはやブームではなくファッションとして定着しそうな今日この頃。そんな中『シンクロ……』はひっそりと後悔された。上映館数が少ないからね。少し足を伸ばして見に行ってきました。
 
 ニューヨークから田舎町に戻ってきた元ネット記者グロリア。幼馴染とも再会していい感じに、これから再スタートだ、と思った矢先、韓国に巨大怪獣が出現! しかもその怪獣、グロリアと動きがシンクロしていた! グロリアが右手を上げれば怪獣も右手を、グロリアが踊れば怪獣も踊る。なぜだ? 謎ときと同時進行で進む幼馴染たちとの関係、忘れていた過去の記憶、それに怪獣どころか今度は巨大ロボまで韓国に! 
 謎解きを書いてしまうと内容に触れるので多くは書けない。怪獣になってしまった人間は数多くいるけど、怪獣とシンクロした人間はいない。まるでウルトラシリーズの一編のような映画だ。怪獣による不可思議な事件、ということでウルトラQというよりウルトラマン80を思い出した。人間の思いが怪獣を生むのか、では怪獣が戦うのは誰だ? 
 これは、都会でしくじったとある一人の女性の物語であり、純然たる怪獣映画ではないかもしれない。でも、ソウル市街にぬぼーっと立つ怪獣の姿、逃げ惑う市民の姿、出動する軍隊、やはり怪獣映画か。今までになパターンだから、見ているこちらが戸惑っているのかもしれない。
 
 ゴジラで盛り上がってる人たちにもぜひ見ていただきたい、アメリカン大怪獣映画。本当はゴジラが東京を襲う予定だったと聞けば、劇中に出てくる和風モチーフの意味もなんとなく分かる。怪獣はやはり、日本初の文化だったのか。だからこそ、怪獣には名前がほしかったなあ。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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