作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 学生時代から、誕生日は『トゥルーロマンス』のクリスチャンスレイターに倣って映画館に行こうと決めていました。でも、なかなか実行できなかったり年もあったりしました。見たい映画がなかったり、日程が合わなかったり。今年はどうか? 先日『シンクロナイズド・モンスター』というまさにぴったしの映画を見て満足でしたが、まだまだ見たいものがある。という事で、誕生日の翌日、なんばへ『ブレイブストーム』を見に行ったのでした。怪獣の次は巨大ロボと変身ヒーロー、これ以上何を望もうか。
数年前から宣弘社の特撮作品『シルバー仮面』『アイアンキング』『レッドバロン』がコラボする映画のうわさは聞いていましたが、世界観が違う3作品をどうやってミックスさせるのか、そもそも70年代の、どっちかといえば一般的には知名度の低いヒーロー作品をいまさらやってどうなるのか? 等々、不安もあったりして、そうこうしているうちにそのうわさも聞かなくなり……と思ったら、いつの間にかできていた! シルバー仮面もレッドバロンも今風にリファイン、タイトルも『ブレイブストーム』となって公開される! しかも上映館が少ないわ、上映会数は少ないわで、なんとか時間を見つけて行ってきた次第。
2050年、キルギス星人に侵略された世界から、過去を変えるべく現代にやってきた春日5兄弟。彼らの目的はスーパーロボット・レッドバロンを使って侵略者の野望を打ち砕くこと。と、キャララクターを借りて全く新しい物語に、そしてシルバー仮面とレッドバロンをうまく混ぜ合わせていました。
ヒーロー映画にありがちな『なぜ? どうして?』といったエクスキューズはさらっと流して『シルバー仮面、すでになってます、レッドバロンもう出来上がってます』と、ポンポンとテンポよく話が進んでいく。だってヒーローが悩むよりも活躍してる方が見たいから、変身前のあれこれよりも変身後が見たいから。
そしてクライマックス、侵略者の操るブラックバロンと、レッドバロンが実際の東京の街でガシガシどつき合う! 『これが見たかったんだよ!』という絵が、構図がそこにある。ハリウッド映画じゃない、これが日本映画の持てるパワーか。キリキリと関節をきしませ戦うレッドバロンは初見時の『え、全然違うじゃん、重機じゃん』という印象を思いきり覆してくれました、かっこいい。そういやアニメ版レッドバロンも最初は物凄く違和感あったけど、見ているうちにかっこよく感じたものです。赤くて顔が丸けりゃレッドバロンなのか? そうだよ! と言わんばかりの清々しさ。一方のシルバー仮面も侵略者の手先を相手に大格闘。序盤はグレーで、後半はシルバーに赤ラインの入った『シルバー仮面ジャイアント』をリスペクトしたようなカラーリングという嬉しい配慮。
ロボ、超人、宇宙人、超能力、タイムトラベルと、娯楽映画の面白さだけを詰め込んで煮込んだ感のある映画。予算はちょっとあれだけど、『食い足りないなあ』と思わせない。そうだよ、ヒーローとロボみたいんだから、苦悩とか恋愛とか余計な枝葉切っちゃえよ、と言わんばかりの潔さ。もう少し上映館増やしてほしいなあ、子供に見せて興味持ってくれたらなあ、と思うのです。誕生日にふさわしい面白い映画でありました。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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