作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ウルトラ大全集もひと段落、あの夏の日はゆめだったんじゃないか? と抜け殻のような日が続いてました。
そして今月、それでも怪獣は続くよどこまでも。
9月の超大怪獣大特撮大全集SDXは『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』の1966年公開の怪獣映画二本立て。この2本は同年公開というだけでなく、色々と共通点の多い映画だった、と恒例のうろ覚え新聞を描きながら思いました。まず、どちらも続編的ポジションである。『バルゴン』では前作のダイジェストが流れて本編へ。『サンダ対ガイラ』も『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編、という位置づけだと思いきや、完全に世界が繋がっているわけではない。『バラゴンがいないフランケンシュタインの物語のリメイク』といった方がいいのかも。
あと怪獣による食人描写、自衛隊がすごく頑張って、パラボラアンテナが勝負の決め手になる、怪獣同士が出会うのは中盤辺りとか、エエモン怪獣を信用していない人類とか、殺人光線とかこじつけも含めて色々とあるのです。
あいにくと今回は仕事の都合で途中入場。映画館に入ると『ガメラ対バルゴン』の終盤近く、琵琶湖でガメラとバルゴンの最終対決が始まらんとしていました。シネスコ画面いっぱいに展開される四つ足怪獣の激闘。必殺技を封じられてもまだ手強いバルゴン、しかし執拗に水辺から逃れる姿を見て、ガメラはその弱点を悟る……。冬休みにテレビで見たあの名場面が大画面で展開される。ガメラによって湖底に沈められたバルゴンはブクブクと紫の泡を出して息絶える。休憩時間、バルゴンが破壊した橋は琵琶湖大橋なのか、近江大橋なのか? というお話を常連さんたちとするけど、結局あれは『漠然とした琵琶湖の漠然とした橋』という事で落ち着く。オールセットですからねえ。 続く『サンダ対ガイラ』は、もう何も語ることのないぐらいに語りつくされた怪獣映画の傑作。オープニング、伊福部昭の楽曲と荒れ狂う海、音と映像でで何かとんでもないことが起こることを予感させてくれる。実際すぐに起こるんですけどね。
前半は徹底して海のフランケンシュタイン、ガイラと人間の攻防、そして後半はサンダとの対決とシンプルな構成。前半の見せ場でもある自衛隊によるL作戦シーンは、メインキャストが一切出てこない、まるで自衛隊の疑似ドキュメンタリーを見ているように淡々と進んでいく。
分かってはいてもガイラは怖い、かっこいい。そして最後の最後までガイラに攻勢を促すサンダは健気である。見直してみてあのサンダは研究所から逃げたフランケンの成長した姿であり、ガイラはその細胞から生まれたものだと確認。よく怪獣図鑑では前作のフランケンの細胞から二匹が生まれた、とか書かれていたので、混乱していたけど、見ればわかることでした。だからやはり、あれは前作のリメイク、リブート的なものなんだな。
クライマックスの唐突な海底火山の噴火で物語は終わるけど、あれは奢れる科学に対して自然が怒ったという解釈でよろしいか。それが『日本沈没』に繋がっていくのです、というのは考えすぎ。 途中入場とはいえ、怪獣映画はスクリーンで見るのが楽しいなあ、と改めて思った次第。そして今これを書きながら『ガメラ対バルゴン』を視聴中。あかん、面白くて文章書けない。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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