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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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殺人的猛暑から一転、台風の影響か涼しくなってきたそんな日。介護関連の研修を終え、バイクでとろとろ北上。時間がある、ありすぎる。研修は昼に終わって、次の用事は夜から。一旦帰宅して出直すのもあれなので、寄り道しつつ、のんびり。

 その日の用事は


蔦屋書店梅田店で行われる『映画を語ろう』イベント。関西のミニシアター代表が集まってのトークイベント。これに京都みなみ会館吉田館長も登壇するというから、いかねばならない。しかし、時間が余る。

 マクドで原稿書いたりして、梅田へ。暑かったら銭湯でもいこうかと思ったけど、汗をかく暑さでもない。それに



魔窟ディスクユニオンで『恐怖奇形人間』『フランケンシュタインの花嫁』を見つけてしまう。スルーしてもいい、我慢できる。でも、我慢できないぐらいに安かったら? 買うさ、もちろん。一時はプレ値がついてた奇形人間も、国内盤が出たり海外盤ブルーレイディスク発売決定したからか、ぐっとお安くなってた。思えば、この映画を最初に見たのも、最後に見たのもみなみ会館というのも何かの縁だ。 



 こんなことでもない限り立ち寄らない大阪駅周辺。すっかりオシャレタウンに。

 ルクア大阪の長い長いエレベーターに、ジャッキーチェンなら迷わず転げ落ちそうな大阪駅の大屋根。エレベーターでいちゃつくカップルを横目に、ちょっと迷いつつ会場へ。

 これまたオシャレな蔦屋書店。本を探してたらコンシェルジュが親切に教えてくれるし、在庫も豊富。円形の店内の一角(円形に角、というのも妙な話)に作られた会場でイベント開始。5~60人が入る会場は八割がたの入り。

 イベント内容は、ミニシアター代表たちによるこれまでとこれから。当たり前だけどみんな映画に詳しい! ほとんど名前知らない作品ばかりだった。自分は今まで何を見てきたのだろう、怪獣と爆発と誰かが死ぬ映画しか見てないからさ。

 みなみ会館も休館中だけど、現役バリバリの映画館として登場。スクリーンに写し出されるみなみ会館の姿にうるっとしてしまう。吉田館長もお元気そうでなによりでした。

 シネヌーヴォーさんの『デジタル化が進む中、フィルムが古くなると廃棄されていくこと。今見ている映画が次見れるかは分からなくなってる』という言葉が印象的でした。ATG 特集、行きたいです。元町の『ドラゴンへの道』も。やっぱりそっち方面が気になる。あれも映画、これも映画。

 気になるといえば、会場になったヴィンテージ本コーナーの棚の上に置かれた


ライオン丸絵本! オシャレ書店に似つかわしくないかも、でもそれがいい! 風よ光よ。買えばよかった。

 イベントは無事終了、みなみ会館の1日でも早い再開を願いつつ、大阪の街を後にしました。バイク駐車場が無料でした、ありがとう!

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 介護とモノカキの二刀流で、最近はモノカキ業がおろそかになりがちなので、投稿サイト『カクヨム』にこれまで没になった小説を載せたりしております。よかったら読んでください。という宣伝。


 そして一方の介護の仕事柄、平日に休みになることが多く、その日も職場で、明日は何しようかと思案していた。こんな暑い日は泳ぎに行くか、映画で見るに限る。しかし自分には『子供縛り』というルールがあって、子供が見たいといってる映画を一人で見ないことにしている。子供と時間を合わせて見に行くことを前提にしているのですが、結構一人で行ったりして、一人でルールを破っております。恐竜映画は先日行ったし、スターウォーズの新作は子供と行く約束をしてるので後回しにしよう。となると、見たい映画がない。ないこともないけど、近所で見たいのがない。困ったな……と思ったらMOVIX堺で『ストリートオブファイヤー』上映とあり、一瞬『え?』となった。

 あの、80年代の映画を今上映してるのか? どうやらデジタルリマスター版の期間限定上映らしい。大阪では堺と梅田のみ。大学時代、これと『ブレードランナー』にハマる連中がかなりいたことを思い出す。『ブレードランナー』はまあ、なんとなくわかる。でも『ストリートオブファイヤー』は? あのノリと勢いがよかったのだろうか? そのことを確認しに、学生時代以来久々に『ストリート……』を見に行くことにした。 
 時代は定かではないが、50~60年代っぽいけど、多分80年代、とあるアメリカの街。人気ロック歌手が無法集団にさらわれ、それを流れ者とその仲間たちが助け出す……ざっくりと書けばそんなお話。要はロック映画を依頼されたウォルター・ヒル監督が『それでも俺は西部劇が撮りたいんじゃー!』といったかどうか、ウェスタンテイストな音楽映画になっている。冒頭の短いカッティングとモンタージュで、有無を言わさず状況を説明する見事な演出。ここで見る者の心をぐっとつかんでくる。歌姫ダイアン・レインがひとしきり歌うのを待ってライブ会場に現れる無法者ボンバーズのリーダー、ウィリアム・デフォー。一言『GO!』と叫ぶところから物語はさらに加速する。細かいことは後でもいい、とにかく、人気者がいて、悪党がいて、事件が起きる。これを映像だけで説明してくれる。80年代後半、短いカッティングと音楽で見せるMTVノリの映画が作られるけど、これはその先駆的作品、というか、ミュージカルの手法を今風に応用しているんですな。



 ヒロインのピンチに駆けつける、というか、電報で呼び出されて電車でやってくる、ダイアンレインの元カレのマイケル・パレ。無精ひげにロングコートは現代ウェスタンのスタイル。でも袖なしシャツとか裸サスペンダーはどうかと思う。一方、ウィリアムデフォーの魚屋スタイルもいただけないが、インパクトは十分ある。


 ヒロイン救出からの『ウォリアーズ』な脱出劇、そしてヒロインとの関係が再燃してしまうけど、最終決戦の後、俺に女はいらないぜと去っていく主人公パレ。でもやることやっちゃってるからなあ。クールでかっこよく見えるけど、女がらみのことになると中学生みたいにくよくよするパレ。そう思うと無精ひげも、中学生がイキがって、ちょぼちょぼひげを伸ばしているようにも見える。



 とりあえず、勢いと音楽で走り切る映画、デフォーがなぜヒロインを誘拐したのか? 細かいことは説明されていない。でも、それでいい。ワルモンはワルモンらしく、エエモンはエエモンらしく、がこの映画のルールなのだ。細かい説明とか心情なんか、必要最低限でいい。バイクで押し寄せるボンバーズは西部劇のインディアンか強盗団、主人公を助ける街の住人達、やっぱり西部劇、都会のウェスタンである。


 たぶん当時はこの中盤やや中だるみするけど、それでも走り続ける疾走感がよかったんだろうなあ。公開時の1984年といえば、ひたすらゴジラの新作を待っていた年齢だったなあ。もはや80年代映画がクラッシックになる時代かあ、とかそんなことを思いつつ、冷房の効いた映画館から灼熱の外界へ出るのでした。アスファルトはじりじりと熱せられ、こっちの方がストリートオブファイヤーでしたよ。

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暑い。連日『人を殺す暑さ』が続く。バイク移動が多いので、腕が日焼けを越えて焦げてるように黒くなってる。これなら冷房の効いた職場で働く方がまだましだ。しかし、オフの日は? どこか涼しい場所に逃げるのが一番。と、いうことで『ジュラシック・ワールド炎の王国』へ。


 恐竜を現代のテクノロジーで復活させるこのシリーズも五作目。第一作目の衝撃は凄かったが、動物パニック映画の意気を出てないな、という印象。要は『怪獣映画風味』が足りなかったのだ。
どうも人間が逃げるか、恐竜に遠慮しがちに襲われるだけでは物足りない。

 いつまでもティラノサウルスやラプトルだけではいけない、と新顔スピノサウルスが登場した三作目は恐竜対決もあって、やっと見たかったものになってきた。そして前作『ジュラシック・ワールド』で20年越しにようやくパークが開園。楽しいパークの様子と新種恐竜の暴走から恐竜対決と、盛りだくさんの内容で大満足。

 そして今回、再び閉園したパークで人間対恐竜を描いた所で二作目と変わらない、ならいっそ島ごと無くしてしまって、思い切りリセットしてやれ、ということなのか、前半は火山噴火の中から恐竜を救出するスペクタクル、後半はまたまた登場の新種恐竜インドラプトルの恐怖と、助け出された恐竜たちのその後を描くパニック編へ。

 深海の探査艇、作られた少女、新種の恐竜……。これは『メカゴジラの逆襲』と一緒だ! と勝手に解釈。もう島でのゴタゴタとかティラノとかラプトルだけでは話が持たない、ついに恐竜たちは……。もう『作られた命が云々』『(たくさん一度食ってるのに)恐竜保護が云々』とかもういいから、次回から恐竜対人間のバトルで。ハリウッドはここに来て『ポーラーボーラ』『アイゼンボーグ』に追い付くのだ、そうあってほしい。恐竜保護を訴える人間から食ってしまえ。

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 最近、スマホに頼りきりなので今回はPCで書いてみる。とはいっても、文章の内容はそれほど変わらないのですが。
 先日4K『用心棒』を見たところですが、今回は引き続き『椿三十郎』を見に難波へ。前作のヤクザ同士の底辺戦争にとは違い、今回は汚職役人を弾劾する9人の若侍を助ける三十郎。『強ければそれでいいんだ』のやくざものたちとは違い、狡猾で権謀術策張り巡らせる武家同士の争いなので、前作よりも固いというイメージがあるし、三十郎も前作以上に斬りまくったりと殺伐とした感じがあるので、入江たか子の『ちょっと足りない』武家の奥方や、押し入れから助言する小林桂樹等、コメディリリーフを配置することで物語を和ませている。堅物の若侍たちの挙動もどこかおかしい。冒頭の御堂で若侍たちの話を聞いていた三十郎と、物語後半で押し入れから若侍の話を聞いていた小林桂樹の姿がリンクする。タイプは全く違うが、二人とも若者の話を客観的に見て(聞いて)物事を正しい方向に導く大人なのである。
 
 そして今回も隅々までびっちりと見えるような4Kの美しさに目を奪われる。着物の質感、日本家屋の木目、そしてどくどくと流れる血潮!
 チャンバラ時代劇の大名作を見た二日後、今度は怪獣映画の名作へ。ポンと空いた時間を使って久々の京都へ。みなみ会館が閉館して3か月、それでも京都には怪獣の上映があるのだ。京都文化博物館フィルムシアターでの特集上映『特撮魂!』で『ゴジラ』が上映されるのだ。京都、しかも三条周辺は久しぶり、というかほとんど初めて。そういえば、初代ゴジラを京都で見るのはこれで3回目。しかし、過去の2回は4Kデジタルリマスター版。今回は? 
 入場の際、係の人に聞いてみると今回は4Kでも35ミリでもなく16ミリフィルムでの上映とのこと。これはこれで貴重ではないか。フィルムの状態はとてもよかった。こんな感じで数々の名作を上映してくれるのなら、また次も行ってみたい。
 『ゴジラ』第一作は名作すぎていまさらどうのこうのいう事はないが、ゴジラが襲った漁船の生き残りを追って大戸島に上陸したのであれば、それはそれで怖い。よく『水爆実験の怒りで云々』と言われているが、東京上陸もさしたる理由がない。そこに人間がいるから殺すのか、文明があるから壊すのか。理由もなく破壊を続けるゴジラは、怪獣というよりもオバケ的である。それと、東京上陸の際、しばらく音楽が流れないのも怖い。ここにきて、古いファンたちの言う『最初のゴジラは怖い』という言葉の意味が何となくわかった、というか自分なりに今更ながら解釈できた。



椿三十郎、ゴジラ、そして家ではレインボーマン。ここ最近、平田昭彦ばかり見てるような気がする。
 帰り道、みなみ会館に立ち寄ってみる。当たり前だが誰もいない、どこか寂しげな外観。パチンコ店だった頃の正面扉が露出しており、廃パチンコ店のようだ。しかし、みなみ会館は復活する。それまでゆっくり休んで、英気を養ってほしい。そしてあっと驚く再開を。

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最近、仕事以外でPCを使わない、スマホとは恐るべきマシンである。

 先日はたまの休みで映画ファーストデー。難波で午前10時の映画祭『用心棒』と『ニンジャバットマン』を見る。サムライとニンジャの二本立て。『用心棒』はマイベスト映画の一本。中学三年の受験シーズンの頃、地元の市民会館で『東京物語』と二本立てで見たのが最初の出会い。中学生に小津は難しい、というか退屈だった。しかし『用心棒』はオープニングからぶちかましてくれた。佐藤勝の楽曲に乗ってぬっと現れる三船敏郎の後ろ姿でガツンとやられてしまった。とあら宿場町のヤクザ同士の下等な戦争に首を突っ込み、やがて両者を壊滅させる素浪人。マンガのごとくデフォルメされたキャラクターと宿場町のセット。『帰んな!』と言いつつ店の雨戸を開けながら町の説明をしてくれる語り部のツンデレオヤジ。拳銃対刀という異種格闘技戦。どれもこれもおもろい。それが4K画質で帰ってきた! 薄汚れた三十郎の着物、どくどくと流れる血潮、日本家屋の木目もくっきりと見える。そしてクリアになった音声。次回の『椿三十郎』も楽しみである。


 続いて『ニンジャバットマン』はご存知バットマンと宿敵ジョーカーが日本の戦国時代にタイムスリップ。異国の、それも中世の時代でいかに戦う? 飛騨蝙蝠忍者と合体して悪いやつらをやっつけろ! ダークナイトが忍者と合体したら、『仮面の忍者赤影』になった! ついでにお城も合体、日本猿と蝙蝠も合体、ガッタイガッタイ!
もう、実写もこのノリでいいのでは? 過去作品のオマージュも交え、いい感じに無茶苦茶な一本。さて次回は大阪ロフトプラスワンウェスト、特撮のDNA明石展支援トークイベントで。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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