作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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先日4K『用心棒』を見たところですが、今回は引き続き『椿三十郎』を見に難波へ。前作のヤクザ同士の底辺戦争にとは違い、今回は汚職役人を弾劾する9人の若侍を助ける三十郎。『強ければそれでいいんだ』のやくざものたちとは違い、狡猾で権謀術策張り巡らせる武家同士の争いなので、前作よりも固いというイメージがあるし、三十郎も前作以上に斬りまくったりと殺伐とした感じがあるので、入江たか子の『ちょっと足りない』武家の奥方や、押し入れから助言する小林桂樹等、コメディリリーフを配置することで物語を和ませている。堅物の若侍たちの挙動もどこかおかしい。冒頭の御堂で若侍たちの話を聞いていた三十郎と、物語後半で押し入れから若侍の話を聞いていた小林桂樹の姿がリンクする。タイプは全く違うが、二人とも若者の話を客観的に見て(聞いて)物事を正しい方向に導く大人なのである。
そして今回も隅々までびっちりと見えるような4Kの美しさに目を奪われる。着物の質感、日本家屋の木目、そしてどくどくと流れる血潮!
チャンバラ時代劇の大名作を見た二日後、今度は怪獣映画の名作へ。ポンと空いた時間を使って久々の京都へ。みなみ会館が閉館して3か月、それでも京都には怪獣の上映があるのだ。京都文化博物館フィルムシアターでの特集上映『特撮魂!』で『ゴジラ』が上映されるのだ。京都、しかも三条周辺は久しぶり、というかほとんど初めて。そういえば、初代ゴジラを京都で見るのはこれで3回目。しかし、過去の2回は4Kデジタルリマスター版。今回は?
入場の際、係の人に聞いてみると今回は4Kでも35ミリでもなく16ミリフィルムでの上映とのこと。これはこれで貴重ではないか。フィルムの状態はとてもよかった。こんな感じで数々の名作を上映してくれるのなら、また次も行ってみたい。
『ゴジラ』第一作は名作すぎていまさらどうのこうのいう事はないが、ゴジラが襲った漁船の生き残りを追って大戸島に上陸したのであれば、それはそれで怖い。よく『水爆実験の怒りで云々』と言われているが、東京上陸もさしたる理由がない。そこに人間がいるから殺すのか、文明があるから壊すのか。理由もなく破壊を続けるゴジラは、怪獣というよりもオバケ的である。それと、東京上陸の際、しばらく音楽が流れないのも怖い。ここにきて、古いファンたちの言う『最初のゴジラは怖い』という言葉の意味が何となくわかった、というか自分なりに今更ながら解釈できた。
椿三十郎、ゴジラ、そして家ではレインボーマン。ここ最近、平田昭彦ばかり見てるような気がする。 帰り道、みなみ会館に立ち寄ってみる。当たり前だが誰もいない、どこか寂しげな外観。パチンコ店だった頃の正面扉が露出しており、廃パチンコ店のようだ。しかし、みなみ会館は復活する。それまでゆっくり休んで、英気を養ってほしい。そしてあっと驚く再開を。 PR |
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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