作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
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月曜日に弟子の映画、木曜日に師匠の映画と来て、再び弟子の映画。あいにくの雨でしたが、何とか晴れ間を狙い、出勤前にバイクで難波へ。今回は『ドラゴン怒りの鉄拳』4k版です。20数年前、ブルースリーがファッション化し、ちょっとしたブームが起こった際、彼の作品も続々とリバイバル公開されたけど、これはやってなかったはず。ということは劇場で見る初めての怒りの鉄拳、ということになる。
20世紀初頭の上海、師匠を殺された青年が憎き日本道場へ復讐を果たす……というお話はよく知られているので割愛。今回は以前にもまして画面が綺麗、セットでライトをガンガン充てていたからか、くっきりはっきりと見える。でも音響はややノイジー、それがまたフィルム上映を思い出さしてくれる。 続けて見たのでよくわかるけど、前作の大ヒットでリーさん自身もかなり自信がついたのではないか、と思った。芝居のぎこちなさも取れ、表情も豊か、ヒロインとのラブシーンも演じる。一方アクションもお馴染のヌンチャクと怪鳥音が登場。間合いを取っての素早い攻撃も切れ味が増してきた、ように思える。日本人武道家たちに対し、まさに怒りの鉄拳、狂気に近い感情を拳に込めて叩き込み、電柱に吊るす。狂気を秘めた復讐劇なんだけど、新聞売り、人力車夫、電話工事技師と、変装も披露してくれるので、どこか余裕があるのでは、と思う。その余裕というのはリーさん自身のもので、それが次回作での初監督作品にもつながるのだ、と勝手に思った。 ロシア人柔道家ボブ・ベイカーという好敵手も登場。前作はいくら武術の達人とはいえ、工場の社長やったし。主人公と同格かそれ以上の実力の相手と戦うのはやっぱり盛り上がるものです。柔道の寝技も駆使して行われる、総合格闘技の先駆けのような攻防、そして宿敵鈴木にはみなみ会館でもお会いした橋本力さん。その眼力も4kでパワーアップ、大映仕込みの剣技でリーさんと戦います、刀を振り上げた姿はまさに大魔神逆襲。 悪党は退治するものの前作に続き、後味の悪い結末。それがまたヒロイックに見えるのかもしれません。 来週は『ドラゴンへの道』。そして京都で『仁義なき戦い』。70年代名画巡りはまだまだ続くのでした。 PR |
カウンター
プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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