作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 珍しく連休に休みが取れた、ということで京都へ。
まだまだ続く仁義なき戦いデジタル上映、今回は第三弾『代理戦争』。前作『広島死闘編』が番外編的なニュアンスを持っていたので、今回が第一作からの正当な続編で、主人公広能のその後が描かれる。相変わらずくすぶり続ける広島極道社会、今回はそこに神戸の大手組織も介入して……ということで、談合に次ぐ談合、騙しあいと盃外交、広能たちも幹部、組長に出世したのでアクションは少なくひたすらヤクザ俳優顔芸大会。組織の動きに翻弄される菅原文太、成田三樹夫、山城新伍のズッコケ3人組、相変わらずの狸っぷりを発揮する金子信雄にいつも以上に顔が変形している腰ぎんちゃく田中邦衛、極道世界最弱ではないか? と思われる加藤武の打本組長等々、コワモテの男たちがひたすら誰につくかでもめあう。コメディ色多め。 そんな大人の事情に振り回される若いチンピラの姿もキチンと描かれる。戦争で命を落とすのは決まって若者である。成田三樹夫の世界一潔い身の引き方も素晴らしい。 デジタルの次もまたデジタル。毎月恒例超大怪獣EX、今回は『ガメラ大怪獣空中決戦4kデジタル復元版』。ガメラ自体はすでにこの枠で2回上映されているが、デジタル版は初めて、ということで見た。クリア画質と、足裏から響いてくるような音響の良さ、まるで25年前の初見時に戻った時のような感覚。何度も見てるのに、この次どうなるのか期待しながら見ている。人を食らい巨大化するギャオスの皮膚感、富士で自衛隊に攻撃されるガメラ、フィルムでは暗くて不鮮明な部分がはっきりと見える。何度見ても東京タワー破壊からクライマックスの流れは興奮するものがある。これぞ怪獣映画、これが怪獣映画だ、という作り手の自信に満ちた絵作り。公開当時『見たかった怪獣映画』『理想の怪獣映画』等々絶賛されていたが、自分がこの映画に惹かれたのは個人的に『気持ちのいい画(え)』が連続しているからなんだ、と25年目に気づいた。それと思ったよりテンポよくストーリーが進んでいた。
その翌日。野暮用が早く終わった。今なら間に合う、と再び京都へ。時間が合わずに諦めていたニュージーランド産のホラー映画『ブラックシープ』へ。
遺伝子操作された羊が人間を喰う! 羊に噛まれた人間もまた羊になる! 牧場を埋め尽くす凶悪羊軍団に立ち向かうのは羊恐怖症男と環境活動家の女に、肉料理好きのおばあさん。サメでも熊でもなく、ニュージーランド名物の、あのおとなしそうな羊がを襲うという意外性。かわいい羊も群れでやってくると恐怖に変わる、自分も昔六甲山牧場で同じ目に遭った。羊に囲まれて身動きが取れない、臭いし、毛が固い! 動物パニックものに感染系ゾンビもの、それにモンスター映画も混ぜ込んで、血と臓物で煮込んだ新西蘭羊鍋映画。そういえば、ニュージーランドの巨匠、ピータージャクソンの『ブレインデッド』も、馬鹿みたいに血が出る感染系ゾンビ映画だった。それを意識しているのか、ニュージーランドの映画人は血と臓物が好きなのか? ラストの小学生が考えたような決着のつけ方もくだらなくて素晴らしい。 PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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