作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 怖いもの見たさ、というか昨年あたりから徐々にですが、今まで苦手なホラー映画を見るようになってきました。年取って『怖い』という感覚が弱くなってきたのか、現実のほうがよほど怖いという目に何度も遭わされてきたからか……。それはともかく、最近見た新作映画といえば『アントラム』だったりするわけで、今度はもっと楽しい映画見ようと思っていたら『ミッドサマー』が来た。あの、昨年散々怖がらせてくれた『ヘレデタリー』のアン・アリスター監督である。今度はどんなショックを見せてくれるのか。予告や宣伝を見ると、お花畑でみんな楽しそうに歌ったり踊ったりしている。でも知ってるぞ、楽しければ楽しそうなほどその裏側はどす黒いのだ。
スゥエーデンの田舎、ホルガ村を訪れた5人の男女。村ではちょうど夏至祭の真っ最中。ニコニコと親切な村人に迎え入れられ、一緒にフェスティバルをエンジョイするのだけど……。なんかおかしいぞ?
一言でいうと、村の奇祭に巻き込まれた若者たちが恐ろしい目に遭う話である。普通に風景撮っていてもどこかおかしい。村人がニコニコすればするほど、見ている方が不安になってくる。この監督のことだから、絶対恐怖のイースターエッグをそこらへんにちりばめているに違いない。その読みは当たった。昔なら『身の毛もよだつ十大残酷!』とか宣伝を打つはずである。でもお花畑でニコニコだからみんな騙される。そう、ちょうどこの村にやってきた若者と同じ気分になってしまう。
次々とアメリカの若者を襲う奇習の数々、見ていて『もうやめてくれー!』『この監督頭おかしい、会ったらぶん殴ってやる!』と思うことしばしば。よくもまあ、こんなえげつないこと考えつくものだ。えげつないといっても、血まみれのグログロな映像ではない、それもあるけど、じわりじわりと迫ってくる怖さである。
内容にちょっと触れるけど、と遠くで誰かが叫んでるけど、誰も気づかないとか、よせばいいのに村の近畿に触れてしまうお決まりパターンとかさ。最後の最後に明らかになる真実。これは映画だ、作り物なんだ、この俳優さんたちはちゃんとギャラもらって生きているんだ! と、身もふたもないことを考えながら、予測不能の不条理な恐怖を耐えていました。
やっぱりここでも見たくない裸出すのかよ! みんなニコニコでどこかくるってるのは『2000人の狂人』か、見たことないけど。
主人公たちが奇習、奇祭に巻き込まれててんやわんやするのは『21エモン』でも見たパターンだなあ。こっちのほうがえげつないけど。
SNSではドラマ『TRICK』やお祭り男宮川大輔を引き合いに出されてるけど、なるほど、それもありだ。へんてこな奇祭に巻き込まれるのは日本人は慣れっこということか。それよりも『相席食堂』があの村を訪ねたら、千鳥はどのタイミングで『ちょっと待てー!』ボタンを押すのか非常に気にはなる。
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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