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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 前回の『ミッドサマー』から約一週間。あれから新型コロナウィルスの被害は衰えることを知らず、小中学校の全国一斉休校、各種イベントスポーツの中止、延期、自粛等々に加え、マスクのみならずなぜかトイレットペーパーの買い占めが起こるなど、昔のオイルショックの騒動のような、まるでパニック映画のような日々を生きているのであります。
 こちらも先週末開催予定のウルトラマンダイナ京都&大阪に、学校行事が次々と中止や延期に。わかっていたこととはいえ、やっぱり悔しい。これらのために休みをとっていたので、ポカンと時間が空いてしまったのです。不要不急の外出は控えるように、と言われているので、3月のみなみ会館『戦国自衛隊』にガメラ降臨祭の原稿書かないと、確定申告行かないと、と思ったのですが、こんな時だからこそ、映画館へ。


 雨の降る中、『劇場版騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャーエピソードZERO・スーパー戦隊MOVIEパーティー』へ。タイトル長い。どこで切っていいのかわからないけど、VSとキラメイの2本立て、ということなのです。まずは『VS』、先日終了したリュウソウジャーのメンバーがルパンレンジャー、パトレンジャーと合流、共通の強敵に立ち向かう、という『ゴレンジャーVSジャッカー』以来の伝統パターン。ヒーローの競演、共闘は国、ジャンルを超えて熱く燃えるものであります。今回はリュウソウジャーの敵である、上司に恵まれない中間管理職・クレオンが自分の生き方を見つけるために上司に見つからない隠れ家を探すところから始まる。いい感じの洞窟を見つけたのはいいけど、そこには『ルパパト』の敵組織ギャングラーの怪人が閉じ込められていた。長いもの、強いものには巻かれるタイプのクレオンはもちろん、ギャングラー側について悪事を働く。これは戦隊競演映画、というよりもクレオンの処世術を見るような映画でした。クライマックス、いよいよ観客の興奮のボルテージが上がる三大戦隊共闘の大乱戦の最中、クレオンはさっさとギャングラーを見捨てて逃げてしまう、そうでないと。観客に近い目線で、暴言を吐いては悪事を働き、状況が不利となるや逃げていく、そんなクレオンに『不良番長』シリーズの山城新伍がダブって見えた、たぶん。


 続く『キラメイジャー』は来週放送の1話に先駆けての第0話。自国を侵略者に乗っ取られた宇宙青地蔵女ことマブシーナが、地球で共に戦う戦士、キラメイジャーを探すお話で、まず4人がそろう。4人ともマブシーナのスカウトにあっさり乗っかる。まるで昭和の戦隊を見ているようにあっさりと許諾し、さっさと変身して戦う。4人とも本職を持っているのが今回の特徴、そしてテレビ本編でレッドをスカウトする流れになる、と思う。そして最後のおまけとして、戦隊+プリキュアのダンス。実写とアニメの融合である。自分よりも先に放送されたプリキュアにはきちんと『先輩』扱いするスーパー戦隊魂。なぜこのオマケ? 兄ちゃんや弟、あるいは父親と付き添って戦隊を見に来た女児へのサービスか、そして春のプリキュア映画の前振りなのか。実際本編終了後にプリキュア映画の予告流れたけど、ドラえもんはじめ続々と春の子供映画の公開延期が決定しているので、これもまた……。そういえばこれとミッドサマーのパンフレットが売り切れていた。



 戦隊に続いては『チャーリーズ・エンジェル』へ。これも集団ヒーローものと言えなくもない。もやもやした気分の時はスカッとした映画が見たくなるものです。本国アメリカでは盛大にコケたそうで、ろくに宣伝もされず気づけば公開していた映画。仮にも大ヒットテレビシリーズが原点、それに過去2回も映画されてるのに、この扱いはひどい。本当にひどい映画なのかどうか、それも気になって見に行った。



 冒頭、リオで悪人相手に大暴れのエンジェル! そしてとある依頼から、組織崩壊の危機を迎えつつも敵を倒すエンジェル! かっこいいお姉さん方が悪者をぶった叩く、以上! なにこれ、普通に面白いじゃないの。ダレることもなくポンポンと展開するストーリーとロケ地、小気味よいアクション、悪の黒幕の正体に迫るサスペンス(まあ、これは洋画あるあるな、べたなオチでしたが)、何よりもテレビシリーズとドリューバリモア版と世界観が続いてるというファン泣かせな設定。これのどこがアカンかったのか? ベタやけどええやん、いやこれぐらいべたで爽快感のある映画のほうが、今のご時世、受けがいいと思うのですよ。点と点から一本の線へ。個々で活動していたエンジェルがチームとなっていく過程をきちんと描き、クライアントもただの賑やかしに終わらず、きっちり活躍して最後にはエンジェルに……というのがおもろい。テレビシリーズはろくに見てないけど、エンディングのあれって、ひょっとしたら? と思ったり。




 
 しかし、パトリックスチュワートって、Xメンとチャーリーズエンジェルの創設から関わっているのか、すげえなと思いつつも帰路につくのでした。テレビのニュースはコロナのことだらけ、家にいても映画を見るぐらいしか退屈はしのげそうにないのです。原稿書けよ。
 

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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