作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!
男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい!
てな訳でよろしく
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 前回が元旦に映画初めの話で、今日は京都でみなみ会館初め。
『ゴジラキングオブモンスターズ』『AKIRA』の怪獣とアニメ、そりゃそりゃとラッセーラの掛け声映画2本である。
『ゴジラ』はブルーレイを購入したものの、今日のために我慢しておいた。久しぶりのゴジラKOM、何度も見たから途中でうとうとしてしまうだろう、あの映画、怪獣は愉快だけど、人間パートは大まじめだから。とか思っていたら、怪獣が現れるたびに座席がびりびりと震える! 音響にこだわった新みなみ会館の威力がこんなところでフルに発揮されるとは! 怪獣が歩くたびに腹にズンズン響くし、ただの大音量ではない、音で館内を包み込むといった感じ、もちろんそりゃそりゃの掛け声も天井から降り注いでくる。
久しぶりのKOM、日本のゴジラ映画でも珍しいタイマン三回勝負なんですな。ヘドラとは三回戦ったか。時折パンチやキックも繰り出すアメリカン怪獣プロレスに光線合戦。ゴジラ復活のアメリカンな寝起きドッキリ作戦。パワーアップしたゴジラでも、キングギドラにかなわない、そこにモスラの魂が加わり……とパワーアップのインフレ具合も気持ちいい。怪獣が散々暴れた後、自然が元に戻ったとか、絶滅種が復活したとか、環境がどんどん良くなっていく『はい、みんなよくなりました!』なエンディングの潔さ。怪獣の戦いは、人間や地球の生き物に富をもたらす、ある種の神事のようなものなんだろうな。迷惑この上ない神々の祭典、だからそりゃ空と愛の手をかけたくもなるのか。
そして休憩をはさんで『AKIRA』へ。日本が世界に誇るアニメ映画の大傑作。あの核爆発の描写や、様々な表現がのちの作品に引用されてきた80年代の傑作。物語の舞台が去年、2019年ということで、みなみ会館では年越し上映、そして今週いっぱいのレギュラー上映ということに。あの近未来世界も去年の話になってしまった。
恥ずかしながら超有名作品であるにもかかわらず、今回が初鑑賞。核戦争後の東京でたくましく生きる不良少年たちと、謎の子供たち。政治不信で多発されるデモに、殺人をもいとわない鎮圧部隊、実現されなかった2020東京五輪。もう何度も指摘されていることだけど、今の日本を予言しているかの内容。
緻密な背景と作画は圧巻、みんな大好き金田のバイクをはじめとするメカ類、荒廃と繁栄が混然一体となった東京の姿を見ているだけでも楽しい。正直、あの老衰した子供たちと政府が何をやりたかったのか、いまいちわからん。実験の果てに体が変形していく鉄雄のグロテスクさ、すべてを飲み込み消滅していくクライマックス……あぁ、これ『ゲッターロボ號』で読んだよ! SF的要素はよくわからないけど、これは未来を舞台にしたヤンキー漫画なんだな、と。ビーバップハイスクールはじめ、ヤンキー漫画の新境地を開いた週刊ヤングマガジンが、大友克洋に描かせたヤンキー漫画なんだ。不良少年グループで、いつもトップの金田に助けてもらってる鉄雄君が『俺だって……』と不思議な力でグレにグレまくる、それを愛を込めたタイマンで救い出す金田。そんなふうに解釈した。間違ってるかもしれないけど。バイクのバッテリーでレーザー中の充電をするなんて、細かい描写が大友チック。で、そんなに大友作品読んでるのかと言えば、それほど読んでないのですが。とにかく、ぐちゃぐちゃに変形して最後に地球を飛び出していくのはゲッターロボ號で読んだ。俺はどこまでもダイナミックプロの申し子なんだな。
そして、タイマン勝負の二本を見て、みなみ会館初めは終了。2月には『続荒野の用心棒』が控えてる。その前に押さえておきたい『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』! PR |
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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。 『SHUFFLE! アンソロジーノベル』 でデビュー。 『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE ) 『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫) シリーズほか、チョコチョコと。 ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。
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