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 作家馬場卓也のおもちゃと怪獣と仕事の三つ巴生活!  男もつらいし、女もつらい。男と女はなおつらい! てな訳でよろしく
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 毎度おなじみ京都みなみ会館のウルトラ大全集&超大怪獣SDXは『ウルトラマンコスモス』『モスラ3』のモスモス大会。いつのころからか、純粋にお客ではなくなってしまった立場なのですが、それもまた怪獣が取り持つ縁というもの。 



 『ウルトラマンコスモス』はトークゲストにフブキ隊員役の市瀬秀和さん。いつもながら、コスモスの予習を……65話+劇場版は3本もあるぞ! しかし、それだけ当時のコスモス人気がすごかったという証拠。慈愛の戦士は当時のちびっこやお母さま方に大好評だったということです。そのコスモス世代が今や成人し、こうして会場に来てくれるのだから、時間の経つのは早いもの、そういえば、うちの長男とコスモスは同い年でしたな。


 いつものごとく、会場入りして子供らに適当に遊んでもらいゲストとの打ち合わせ。そして本番へ。
 後ろの人が見えないという市瀬さんの提案で、イベント初の立ちトークに。さらに、飛び入りゲストの渋谷プロデューサーも交えてのエンディング&フォトセッション。いつもいつも、『何を話すか?』よりも『どのソフビにするか?』を考えてしまう。今回は大きいコスモス持ってきてよかった。
 顔が肥えたなあ、髪型がまとまってないなあ、俺。
 トークの後は第48話『空の魔女』のコメンタリー上映、そしてサイン会へ。現役バリバリの俳優さんだけあって女性ファンの数も多く、プレゼント攻めにあわれておりました。
 そして場所が変わって二階の映画館で『怪獣一本釣り』『ワロガ逆襲』上映。怪獣保護というコスモスのメインテーマにふさわしい前者と徹底した宇宙人との攻防に終始するアクションの後者。1年3か月、5クールの長丁場のコスモスは、実にバラエティに富んだ内容であります。
 そして『モスラ3』へ。宇宙超怪獣キングギドラ登場、平成モスラ三部作最後の相手にふさわしい強敵です。昭和テイストを残しつつボリューム感たっぷりのキングギドラはかっこいい。でもやってることは子供の誘拐ですが。今回見直すと、ギドラは日本を縦断しつつ、子供話さらっているのですが、みなみ会館上空、当時のあたりも飛んでいたんですな。

 思えば、コスモスも平成モスラも当時見ていたことは見ていたけど、すでに大人になっていた自分は片やとんがった怪獣映画(ガメラ)、ヒーロー番組(仮面ライダークウガ)があったのでそっちに夢中になっていたことをもいだした、ごめん。それでも、当時のちびっこにはたまらない作品であり、大歓迎されていたわけで、それは怪獣映画、ヒーロー番組としては非常に正しい位置にあったのでは。『関東モスラ連合』の紳士淑女も今回の慈愛に満ちたファンタジックかつバイオレントな組み合わせに満足されたのではないか、と思う。コスモスは宇宙へ、モスラも島に帰ったので、自分もまた子供らを家に送り届けることに。
 

そして翌日。また、京都にいた。祝日の月曜日、珍しくお仕事はお休み。ならば京都みなみ会館でマンデイを満喫しよう、ということで再びやってきた。昨日はキングギドラで今回は『ドラゴン×マッハ!』のドラゴン繋がり。
 2000年代の香港アクション映画は目覚ましい飛躍を遂げた! と思う。とにかく飛んで動いて戦って、本当に人間業かと思えるような超絶アクションが展開されるわけだけど、この映画はアクションのみならず、物語も二転三転して見逃せない。
『娘の白血病ドナーは自分の勤める刑務所の囚人だった、しかもそいつは香港の潜入捜査官! 本当に悪い奴は誰だ?』 という文字にするとややこしい構成。主役の二人トニー・ジャーのムエタイとウー・ジンのカンフーが素晴らしくも痛々しい。単なる小道具かと思っていたスマホが物語が進むに連れてどんどん重要な役割を占めてくるのは見事としか言いようがない。タイと香港という文化、言葉の壁をスマホが取っ払ってくれるなんて。


 見事な格闘シーンとあっと言わせるドラマがうまく絡み合った傑作。こういう映画が香港にはまだごろごろしているなら、もっと見てみたい気にもなった。自分の香港映画知識は90年代初頭で止まってしまっているようだ。



 最新、最強のアクションとうたいつつもどこか80年代ジャッキーチェンや片腕ドラゴンを思わせるシーンが見れたは、こちらが思い違いか、あるいは香港映画に脈々と流れる血のようなものなのか。とりあえず、膝から先に飛んでくるトニー・ジャーキックをマスターしてみたい、という中学生みたいな気分になった。

そしていよいよ……。

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プロフィール
HN:
馬場卓也
性別:
非公開
職業:
作家
趣味:
怪獣
自己紹介:
作家。一応作家。
CS放送のシナリオ公募で佳作入選。
『SHUFFLE! アンソロジーノベル』
でデビュー。
『School days 君といる、空』で長編デビュー。(ともにJIVE )

『真田十勇姫!』(ソフトバンクGA文庫)
シリーズほか、チョコチョコと。
ラノベ、ゲームシナリオ等々、何でもやりますのでお仕事お願いします。
 怪獣とかチャンバラが好きやねんけど、女の子率高いなあ。


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